2017年2月 7日 (火)

東京地下鉄銀座線の特別仕様車

 渋谷駅で銀座線に乗ろうとしたら,反対側の終点ホームに1000系特別仕様車両がみえた。二列車を待ち,この電車に乗った。

Ginzasen1000tokubetsu  ハフィントンポストの岸田法眼「【地下鉄走って
90年】銀座線1000系特別仕様車両」(20170125日)では,「東京メトロは201611月に銀座線1000系の特別仕様車両が登場し、2017117日に営業運転を開始した。我が国初の地下鉄電車、旧1000形をモチーフとしたのが特徴で、通常の営業運転のほか、イベントにも使われる予定だ」と説明されている。

 「従来車は現代的な明るい雰囲気だったが、特別仕様車両は旧
1000形をできるだけ再現」とあるように,この車両はさらに古くさくなっている。内装もシートもつり革も違う。

ご自慢の予備灯を見るのを忘れてしまった。


2016年12月31日 (土)

事故多発地区,東京の青山

 2016年8月16日の夕方,東京メトロ銀座線の青山一丁目駅の渋谷行ホームで,盲導犬を連れた会社員がホームから線路に転落し,入っきた電車と接触,病院に運ばれた後に亡くなられた。銀座線の青山一丁目駅は,歴史のある駅で,古く狭い,ホームに大きな柱があり,危険であることは確かである。しかし,渋谷行きのホームは,ツインビルの地下一階の商店街から,階段なしで改札口から入ることのできる,今ではほとんど例をみないとても便利な駅である。翌日,銀座から乗って事故現場付近で降りた。関係する方々が集まっていた。

 11月6日の夕方,明治神宮外苑で開催中の「東京デザインウィーク」の出展作品が燃え,家族で来ていた5歳の男の子がが全身にやけどを負って亡くなった。展示物は,木製のジャングルジムのような形で,全体におがくずが付いていたが,暗くなったので白熱灯を点灯したら,熱せられたおがくずが燃えた。短時間に燃え広がったので,子供は助からなかった。死者が出てしまったのだから出展者の不注意はは責められてもしかたがない。明治神宮外苑は散歩のコースの一つで週に数回通っている。事故の翌日にも通った。ただ,うかつなことに,「東京デザインウィーク」が開催されていることも,まして毎年,開かれていることも全く知らなかった。

 12月6日の朝,東京の青山三丁目の青山通りと外苑西通りの交差点で,乗用車に追突されたタクシーが歩道に乗り上げ,通行人をはねた。男女4名とタクシー運転手が病院に運ばれた。重傷者もいる。外苑西通りで女性客を降ろしたタクシーが右折するために車線変更したら後ろから来た乗用車が追突して,タクシーは,前にいたバイクや軽自動車にぶつかり,歩道に乗り上げ,自転車に乗っていた人や通行人の男性をはね,街灯に衝突して止まった。場所は,解体がようやく終わった旧ベルコモンズのあった角である。郵便局に行く用事があったので,事故現場に行き,写真を撮った。
Aoyamajiko  これは,数多くある交通事故の一つであると思うが,タクシーの運転手が60歳代で,ちょうど,高齢運転手の事故が多発というか,よく報道されていた時期なので,ヘリコプタが舞い,テレビ各社の記者が取材に来くるということになったらしい。

 青山一丁目駅から外苑,青山三丁目と事故現場は移っていく。次は表参道か。


2015年5月21日 (木)

機動隊でいっぱいの朝

 朝6時頃,青山通りから外苑の並木道に入っていこうとしたところ,警官が二人立っていた。普段は見かけないことである。さらに,並木の間の道路には,数十台の機動隊装甲車が次々とやってきて,Uターンをしてみたり,駐車したりしていた。

 どなたか要人がお出ましでその警護かと思った。しかし,大国から国賓が来日しているわけではないし,天皇陛下の警護は控えめと聞いている,近くに住む東宮一家は,過剰な警備を求めるようだが,こんなに朝早くに行動することは全くあり得ない。

 突き当たりまで行くと,さらに遠くの絵画館前から行進曲が聞こえてきた。そこで,絵画館前に行くと,機動隊員が行進している。真ん中に「警視庁機動隊観閲式」と看板が出ている。正面の一段高い席は,警視総監なのだろうが,誰もいない。警察庁,陸上自衛隊などの席も作られているが無人である。記者用の取材席も用意されている。

Kanetsushiki  ようやくこれが,おそらく今日の午前中に行われる「観閲式」の予行演習だということがわかった。

 それにしても,朝早くから予行をするものだ。ここに身なりを整えて到着するまでの時間を考えると,かなり早く集合していることになる。ご苦労さまというしかない。こうした警察イベントの撮影見物を趣味とする人々がいるようで,盛んに写真を撮っている。

 後でユーチューブを見たら,一昨年の観閲式のビデオがあり,「自衛隊に比べて,行進がそろっていない」という評と,「自衛隊ほど練習する時間がないのだから仕方ないのではないか」という擁護の声があった。

 本番では,楽隊が演奏するのだろうが,テープで繰り返し流されていたのは「陸軍分列行進曲」である。自衛隊と同じだと思ったが,向田邦子原作のテレビドラマで使われたトルコの軍楽曲を彷彿とさせるこの曲は,「陸軍分列行進曲 抜刀隊」が正式名であり,西南戦争の抜刀隊にちなんで作られた。抜刀隊は,当時の東京の警視隊が主力だったことを考えれば陸軍や自衛隊より警視庁のほうが似つかわしい。


2015年3月10日 (火)

開店したばかりのブルーボトルコーヒー青山店へ

 小雨で終わると思った雨が本格的になってきて傘を持っていないので,どこかに入ろうと思った。表参道の交差点近くであるが,数日前にこの辺りに,「コーヒー界の“Apple”『ブルーボトルコーヒーが開店したと聞いたことを思い出した。道に,青い瓶を書いた看板を持った黒いコートを着たおじさんが雨に濡れて立っていた。どこか聞くと,狭い道を入って30メートルほど行った左の建物の2階とのことだった。

 建物はわかりにくいが,その前にもう一人おじさんが立っていた。建物の外階段を上っていく人がいるので,付いていった。ドアは開けっ放しになっていてレジに7,8人並んでいた。数分のうちに階段の下まで列ができた。

2  床はフローリング,壁は白で,奥にテーブル席があり,手前にはやはり白い大きなテーブルがあり,十数人座れるように椅子がある。さらに外にもエリアがある。ほぼ埋まっている。

 10分ほど待って注文するの番になった。よくわからぬままに,ドリップコーヒーの中から選んだ。500円で,サイズの指定は無い。名前を聞かれるが,これは後でコーヒーを渡すときのため。

 カウンターは,オープンキッチンのようになっていて,そこで,コーヒーをフィルターでいれて,透明のカップに移して渡してくれる。丁寧に一杯ずつ入れるのがコーヒーチェーンの第三の波であるらしい。働いている人数は10名を超える。

 客の7割は20代,30代の女性である,外国人も数人見かけた。ここで,最年長であることは間違いない。スターバックスやタリーズに入るのに躊躇したことはないので,ここでも気にしなかったが,高齢者が入りにくい雰囲気はある。

 先日,この近くの有名なパンケーキ屋に行った。開店したばかりであったが,奥の席に座らされた。次に来た若い二人連れは,通りに近い側に座った。そのときも,高齢者は,奥に座らせるのだとは思わなかったが,そうなのだろうか。


2013年10月 1日 (火)

山崎豊子『約束の海』未完は残念

 山崎豊子さんが88歳で亡くなった。『週刊新潮』で連載が始まった『約束の海』を読んでいて,どのような事件を扱うのか楽しみにしていたので,かなりショックを受けた。『約束の海』の主人公は,潜水艦に乗る自衛官である。ようやく登場人物にも馴染んできたところだったのに。

 全部と言うわけではないが,『白い巨塔』も『華麗なる一族』をはじめとして主要な作品は読んだ。最後に読んだのは,『運命の人』だった。後半はやや集中力をなくしたが,前半の傍若無人な政治記者の行動は具体的で強く印象に残っている。おそらく,事実に近いことであろう。綿密な取材と表現力,それに大きな政治問題,社会問題を丸ごと扱うスケールの大きな作風を持つ作家は,他にはあまりいない。高村薫さんよりも山崎豊子さんは読みやすい。

 『沈まぬ太陽』を連載中の『週刊新潮』を日本航空は機内に置かなかったというのは有名である。希有な国民作家であるのに,国民栄誉賞も文化勲章も与えられなかった。


2013年7月14日 (日)

個人情報をまとめる

Fukayomi  毎週土曜日の朝のNHK「週刊 ニュース深読み」では,2013年7月6日に個人情報を取り上げた。

 「ふかよみ」さんは個人情報がわからないように常に注意を払い,「deepread」という匿名でSNSを使っていた。ところがある日,知人から,ウェブにふかよみさんのまとめページがあると教えられた。あわてて見てみると,そこには本名,写真,年齢,勤務先,住所,電話番号,家族構成,子供の名までが掲載されていた。

 どうしてこのようなことになったのだろう。ツイッターでつぶやいた何気ないひと言が,一人のネットの住人をいたく刺激し,個人情報を調べ上げられ,まとめページの出現となったらしい。

 この番組では,どのようにして個人情報がわかるのかというその手口を紹介する。まず,IDで過去のツィートやフェイスブックの中の手がかりから本名が割り出されてしまう。本名をもとに検索がなされ,たまたま勤め先の社内報の社員紹介ページにのった記事が見つけられた。本人のインタビューがあり,家族構成や子供の名前などがわかってしまう。SNSに自宅の外観をスマートフォンで撮った写真を投稿したことがあった。スマートフォンの写真には,日付などの他,GPSのデータが入っている。ストリートビューで,写真と照合すれば,住所が判明する。

 腕の良い調査者であれば,あっという間に調べてしまうらしい。

 番組は,自衛という方向の議論になったが,自衛だけでは大丈夫ではないのが厄介なところである。内部で配布されるはずの社内報のPDFファイルが外部に出回るといった悪意のない情報流出の例はいくらでもある。それに,いったんウェブのどこかに記録されるとそれがいつまでも残り,検索されてしまうのも困ったことである。過去が忘れ去られることなく残っているのは恐ろしい。

 徳政令のようにいったんウェブをリセットして,白紙状態からやり直すというのはどうだろう。しかし,こうしても20年経てば同じ事になるのか。


2013年7月 4日 (木)

幸福を実感できる一日7時間の自由な時間

WIRED.jp』に掲載された「幸福になるために必要な自由時間は17時間!?」(2013-07-02)では次のように述べている。

幸福を実感するには、どれくらい自由時間が必要なのだろうか? 労働時間とプライヴェートな時間、家族との時間の適切なバランスは?。その答えが判明した。それは、「7時間」だ。いや、正確には6時間と59分だ。しかし現実はかなり異なる。イギリスの保険サーヴィスグループ「Direct Line Insurance」が行った調査によると、多かれ少なかれ、わたしたちはその半分ちょっとくらいしか自由時間を取っていない。その長さは4時間14分だという。

さらに次のように続いている。

Future Foundation」が発表した別のリポートの説明によると、わたしたちは自分たちのキャリアや仕事が情報端末の利用に大きく依存していると感じている。そして電子機器とのかかわりはどんどん深くなっていて、いついかなるときもチェックしなければならないと思っている。このため仕事であろうとなかろうと、わたしたちはより多くの時間を電子機器による業務に捧げて、スポーツや趣味や、家族や友人との時間を削っている。データはイギリスの市民に限られるが、彼らは家族といるときさえも多くの時間をソーシャルネットワークに費やしている。そのうちの47%は、あらゆる状況においてもFacebookにポストしたりTwitterでツイートをしている。

 今や,ほとんどの日に7時間の自由時間があり,また,SNSに時間を割くことはわずかであるので,二倍の幸福を実感できるわけである。もっとも,昔から不満なく毎日を送ってきたのではあるが。


2013年3月31日 (日)

花見からブルーシートを追放という英断

 桜を見るため,久しぶりに東京の四谷から飯田橋までのお堀に沿った土手を歩いた。花見客のために,シートをひくためのスペースが設けられ,ゴミ捨て場が用意されている。
 京都の円山公園で枝垂桜を見た後,八坂神社へと下っていく途中に看板があった。

Maruyama  要するに桜の勢いを回復させたいので,根元に入るな,ブルーシートを使うなということである。そのため,花見客はござを使うしかなくなった。たまたま,一人の女性が,ブルーシートを敷き始めたら,監視員が飛んできて,止めさせていた。

 ブルーシートは工事用のものであるが,これが様々に使われる。しかし,少しも美しいものではなく,体操用ジャージ常用のように弛緩した雰囲気が感じられる代物である。ブルーシート追放令は結構なことである。全国に広まるとよい。Maruyamagoza

 京都には,清酒乾杯条例ができたと聞いた。「新条例『乾杯は日本酒で』」京都市議会、全会一致で可決」(朝日新聞 2012年12月27日)によると

 日本酒で乾杯する習慣を広めようと,京都市議会は26日,「清酒の普及の促進に関する条例」を全会一致で可決した。伏見を中心とする伝統産業の酒造りを支援するねらい。日本酒造組合中央会(東京)によると,条例としては「おそらく全国初」という。
 自民党市議団22人の議員提案。市や清酒の事業者,市民に普及促進へ努力するよう求める内容で,罰則規定はない。市によると,施行は来年1月になる見込みという。

 ある和食の店のご主人に尋ねたらご存じではなかった。京都人はお上の言うことをききたがらないから,流行らないでしょうとのことだった。京都市は,清酒業界に顔を向けた条例を作ってみたりもする。


2012年7月29日 (日)

オリンピック開会式のエリザベス女王お迎え

 ロンドンオリンピックの開会式は,日本時間では午前5時からだった。スタジアムの中央に田園風景が展開され,どのようにして片付けるのかが気になった。巨大な水車もいつの間にか消えていた。

 開会式では,ビデオ映像を多用するのが特徴の一つだそうである。その映像で,今の「007」であるダニエル・クレイグが,バッキンガム宮殿にエリザベス女王をお迎えに行く。宮殿の庭からヘリコプタに乗る。ヘリコプターは会場の上空に到達。そして,女王は何とパラシュートを付けてヘリコプターから飛び降りる。ここまでがビデオ映像。そして,しばらくして女王がお出ましになり,着席する。「007」の新作のプロモーションも兼ねた素晴らし趣向だった。

 ただ,ダニエル。クレイグは精悍ではあるが,ユーモアが全く欠如しているので,「007」には適していないと思う。

 さて,開会式では,映画『炎のランナー』主題歌をロンドン交響楽団が演奏した。そのメンバーの中にローワン・アトキンソンがいて,キーボードで一音だけを押し続けている。何も貢献していないようだが,止めると曲が終わりそうになり,指揮者から叱られてしまう。しかし,飽きてしまった「Mr.ビーン」はスマートフォンを取り出し,内職を始める。

Rowanatkinson  ローワン・アトキンソンが英国の秘密諜報員(といっても諜報部は東芝に外注されているが)を演じるのが,『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』である。この映画の中で,ジョニー・イングリッシュは,バッキンガム宮殿の中で言語道断なことを行う。DVDで観てほしい。

 エリザベス女王をお迎えに行くのが,ローワン・アトキンソンなら,どういうことになっただろう


2012年5月10日 (木)

渋谷ヒカリエと東急文化

 渋谷の東急文化会館がなくなり,随分経ってから東急は「渋谷ヒカリエ」なる34階建てのビルを建てた。

Hikarie  早速,行ってみる。上部は事務棟なので11階までしか行くことができない。渋谷は,この頃話題の東京の「スリバチの底」であるから11階ではそれほど眺めがよいわけではない。

 この11階から16階までが「シアターオーブ」という劇場で,7月からのブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が柿落しの公演らしい。

 東急文化会館には映画館が三つあった。その一つのパンテオンで,中学生の頃「ウエスト・サイド物語」を観た覚えがある。同じような年代の劇場関係者の発案なのだろう。

 9階にあるホールで行われている「渋谷亀博:市川亀治郎大博覧会」が目的だった。ところが,無料とばかり思っていたので,入場料1,200円に大いに驚いた。入場者の制限のためかもしれないとも思ったが,入場料を取るとしてもせいぜい500円であろう。それに,展示にもやや疑問を持った。

 しかし,「義経千本桜」の「河連法眼館の段」いわゆる「四ノ切」の舞台がそのまま公開されているのをみて,納得した。源九郎狐が階段や天井から現れる仕掛けを間近で見ること ができ,写真を撮ってもよい。欄干渡りの板も見ることができた。これはうれしかった。また,亀治郎さんは,役者絵の収集家であるが,そのコレクションも展示されていた。

 この6,7階は,食堂街である。まい泉,美々卯,牛タン利久などと,博多から来て貰った店や,ダイニング,アジアン料理など今風の店が並ぶ。

 1階から5階までは,ファッション雑貨,カジュアルファッション,ライフスタイル雑貨などがあり,若い女性をターゲットとしている。

全体として,空間はゆったりしており,今風なデザインにあふれている。家族連れや高齢者は対象としていないようである。

東急文化会館にはかなり店舗面積のある三省堂書店が入っていた。ヒカリエには本屋はない。映画や本の衰退を感じないではいられない。東急は敏感だ。しかし,ここにあふれている若い女性は,消費してくれる女性たちだろうかとも思った。

 ヒカリエには表参道から行った。去年まで,宮益坂のケヤキの並木は,両側から車道を覆い,夏は陽射しを遮ってくれた。吉田篤弘『木挽町月光夜咄』(筑摩書房,2011)もこの並木に感動している。ところが,冬の間に,かなりの枝が切り落とされてしまった。今年は,何だか情けない姿になっている。区や地元住民の方々の事情があってこうなったのだろうが,残念なことだ。ヒカリエが関係ないとよいが。 


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