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2020年1月11日 (土)

週間日誌2020-01-12(『パリのアパルトマン』,大浮世絵展,シャーリーズ・セロン,ラグビー)

1月6日(月)
Paronoapa 「書評七福神の今月の一冊」という新刊ミステリ書評のウェブサイトがあり,「十一月度ベスト!」では,七人のうち五人が『パリのアパルトマン』(Un Appartement a Paris,Musso, Guillaume. 吉田恒雄訳.集英社,2019. 463p.)をあげていた。

 ある年のクリスマス前の6日間の出来事。12月20日,冷たい雨が降り,交通ストのパリに,イギリスから元刑事のマデリンがやってくる。一方,と米国から劇作家のガスパールが到着する。マデリンが借りた家は瀟洒な一軒家だった。しかし,そこにガスパールもやってくる。ダブルブッキングだった。二人とも当然腹を立てるが,この家は,死亡したばかりの現代絵画の天才画家の持ち家で,その死に謎があることを知り,反発しあいながら調査を進める。中年で独身の二人は,それぞれ問題を抱えつつ,マドリッドからニューヨークへと手がかりを追っていく。こうしたオーソドックスな枠組みであるが,食べ物,飲み物から本や映画,音楽それに警句の選択までセンスとユーモアが感じられる。そして,クリスマスに結末を迎えるが,常軌を逸している。

1月7日(火)
 江戸東京博物館で開催されている特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」を観た。この江戸東京博物館はあまり好きではないが,幸いなことに会場は1階だった。会場にはかなりの客がいた。「歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画,5人の絵師の得意ジャンルに絞り,『誰もが知っており、そして誰もが見たい』」浮世絵展という触れ込み。要するに有名な作品ばかりを保存状態の良いものを見せるというわかりやすい企画である。絵師によって違うが大英博物館,ボストン博物館,ベルギー王立美術・歴史博物館,原安三郎コレクション,中山道広重美術館などの所蔵品が並んでいる。会場で販売しているアダチ版画の「復元」版画は,どの作品も1万3千円で,刷り上がった時とほぼ同じものが入手できるわけである。

1月9日(木)
 シャーリーズ・セロンが出ているので『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』を観た。もどかしいというか,すっきりしない映画だったが,やはりシャーリーズ・セロンは,凄いなと思った。かつては,ハリウッドで一番の美貌と言われていた(今もそうだろう)が,アカデミー賞をとった『モンスター』以後は演技派女優ナンバーワンとなり,この『ロング・ショット』では,いかにも国務長官らしく,風格のある女優となっていた。身長177センチで,真っ赤や真っ白のドレスで人々の前に現れるのだから,場を支配する力がある。しかも,少しも年齢を感じさせない。

1月11日(土)
 ラグビーの大学選手権の決勝が新しい国立競技場で行われ,早稲田が明治に45対35で勝った。早稲田は最初のスクラムで押されてしまい,やはり明治が勝つのかと思ったが,早稲田は明治の弱点を徹底的に分析したのだろう,たびたびライン際を突破し,前半にトライを重ねて前半で31-0とし,後半は明治が必死に追いすがったものの,早稲田にはかなりの余裕があり,快勝した。明治は今シーズン,ここまで全勝だったが,最後は勝てなかった。前半はディフェンスが崩壊気味で,これまでの試合ぶりからは想像できないような惨事だった。早稲田では,中野,岸岡,斉藤選手が目立ったが,最優秀選手は,ナンバーエイト丸尾選手ではないか。

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