« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »

2019年2月24日 (日)

週間日誌2019-02-24(小原古邨,ノースリーブ発見,ねことじいちゃん)

2月23日(土)
Nekoto_2  岩合光昭監督『ねことじいちゃん』(2018)を観た。映画館内には,声の上がり方から判断して猫好きの高齢者が多い。猫にあまり関心はないが,昨年,主演の立川志の輔が,独演会でこの映画の撮影で,瀬戸内海の島で一か月暮らしたと語るのをきいて興味を持った。志の輔と暮らすタマを演じるベーコンという猫の演技力が素晴らしいとのことだった。

 岩合光昭氏は何冊も猫の写真集を出しているカメラマンで,初監督。コミックが原作である。過疎の島にカフェが開店し,高齢者と若者のコミュニティができあがるのであるが,トピックは多いもののどれもありきたりである。しかし,島興しや高齢化がさほど前面に出ていないこと,立川志の輔がそれほど達者ではないところ,タマも監督の意図通りに動いているのだろうが,不自然に活躍しないのがよかった。

 日比谷のシアタークリエの前を通った際,『キューティ・ブロンド』を公演中であることを知った。映画の『キューティ・ブロンド』(ロバート・ルケティック監督,2001)は,何度も観た。ファッションにしか興味の無いエル(リース・ウィザースプーン)があるきっかけで,ハーバード大学のロー・スクールに進学して,弁護士になるという内容で,米国のロースクールの仕組みや内情がよくわかった。リース・ウィザースプーンの代表作である。これは,米国製ミュージカルの日本版で,主演は神田沙也加だが,この作品で菊田一夫演劇賞を受賞したとのこと。とても観たかったが,全席完売で全国公演でも売り切れが多く,えらい人気である。

2月20日(水)
 昨秋の茅ヶ崎市美術館には行けなかったが,太田記念美術館で開催のの「小原古邨」展に行った。版画150点を展示,館内が狭いため二期にわけている。花鳥中心であるが,鳥への偏愛を感じる。イラスト風な作品もあるが,鴎や梟には迫力があった。猪がよかった。

 気温が20度近くまで上昇。表参道ヒルズ前に米国人らしい五人ほどの若い女性の観光客がいた。一人はノースリーブ。

2月19日(火)
Ennbujyo1_2  新橋演舞場で新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』を12月に上演。松竹のサイト「歌舞伎美人かぶきびと」には「全7巻からなる原作漫画の世界を,昼夜通し上演でお見せしようという今回の歌舞伎。連載途中で映画化された内容とは異なり,原作漫画のすべてを上演します」,「ナウシカは菊之助,クシャナは七之助が勤めます。そのほかの出演には,松也,巳之助,尾上右近が発表されました」と書いてあった。

 意欲は買うものの,菊之助と七之助ではイメージが違うし,後半は,映画とはかなり異なる展開になるが,大丈夫か。

2019年2月17日 (日)

週間日誌2019-02-17(京都迎賓館,京都市バス,カーリング)

2月17日(日)
 カーリング日本選手権の女子の決勝の組み合わせは,予選1位の中部電力と準決勝で北海道銀行に勝ったロコ・ソラーレとなった。中部電力は,ロコ・ソラーレを予選6-5,プレーオフ8-5で破っており,かつ予選から9戦全勝である。決勝ではロコ・ソラーレが雪辱するはずと思っていたが,中部電力が11-3で圧勝した。

 中部電力は,昨年は,リード:石郷岡葉純,セカンド:中嶋星奈,サード:北澤育恵,スキップ:松村千秋という選手構成だったが,今年度は,セカンドのまま中嶋選手がスキップに,北澤選手はフォース,松村選手はサードとなった。これが効を奏し,今や国内無敵である。ロコ・ソラーレは,ガードを置いて理詰めで攻撃していくが,中部電力は,それには構わず,早めにハウスの中のストーンを増やすことに集中し,かなり先をみた戦略的な判断が早い。さらに,松村選手と北澤選手のテイクの精度が高い。どんどんバランスがよくなっているのがわかる。これが,国際試合で通用するのかわからないが,決勝を観ていて世界選手権に出て欲しいと思った。

2月16日(土)
 カーリング日本選手権の女子では,中部電力と1敗のロコ・ソラーレとが1位,2位のプレーオフを戦ったが,8-5で中部電力が勝った。この試合の第九エンドで中部電力サードの松村選手の二投目に順番を間違えて,フォースの北澤選手が投げた。初めてみる状況だったが結果はそのままで,抜かれた選手が最後に投げればよいそうだ。最後の松村選手の一投で中部電力は3点をとったのだが,結果に影響がなかったわけではない。ただ,昨年だったか,ロコ・ソラーレは,ミックスダブルス選手権出場で藤澤選手がいない時のカナダでの試合でリザーブの本橋選手が代わりを務めたが,一人が急病となり,三人で八球を投げたことがあった。かなり融通がきくようだ。

2月14日(木)
 今年もチョコレートを頂くことができた。有り難いことだ。

Kyotogeihinkan  京都迎賓館の一般公開に行った。河原町通りから寺町通りに移り,清和院御門から入り,迎賓館見学の受付で予約票をみせると,駐車場のスロープを降りて地下に案内された。金属探知機によるチェックがあり,支払機でガイドツアー方式の参観料金2,000円を払う。待合コーナーの椅子に座っているのは20名ほど。最初に全体の説明,注意事項があり,またスロープを上って,玄関へ。スリッパに履き替え,一枚板の玄関から入り,聚楽の間,夕映の間,藤の間,桐の間,庭園,和船などを一時間あまりにわたって見学。NHKで紹介された一枚仕上げの座卓,壁面を飾る巨大な綴り織から釘隠しまで,本物を観る。

 京都の四条河原町から五条坂まで市バスに乗った。運転手席のすぐ後ろの席が空いていたので座った。この路線は,東大路の清水寺のバス停を通るので,かなり混んでいる。「祇園」の停留所で,若い男が,バスの前方の扉の外からスマートフォンの画像をバスの運転手に見せる。画面の場所に行きたいがこのバスでよいのかということらしい。画面が小さすぎて見えないし,もともとバスの運転手に尋ねるのには無理なことである。タクシーではない。運転手は,首を振って扉を閉めた。
<

 「清水道」では30人ほどが降りた。日本人は3,4人残りは,中国人を主体とする外国人観光客で,7,8人は着物姿の女性。7割くらいは一日乗車券を持っていて,さっさと降りる。他にICOCAもいる。千円札を両替機に入れて,そのまま降りる客がいる。運転手は,「チェンジオンリー」と言うがなかなか気付かない。両替機は両替するだけなので,料金を料金箱に入れなければならないが,これを理解して貰うのが大変である。同じことが何度も起きる。バスの停車時間は長くなる。

 京都に限らないが,観光地の路線バスの運転手さんは,実に大変だろうと思う。困らせられる客が際限なく出現するのだから。

2019年2月10日 (日)

週間日誌2019-02-10(トランプ大統領,文楽,雪)

2月9日(土)
2019yuki  数日前から,東京に雪が降るとされていた。朝,起きた時には,雪が降った痕跡が残っていた。地下鉄に乗って出かける用があり,どうしようかと思ったが,10時過ぎに,雪が降り始めたので,行くのは止めた。しかし,雪がひどくならないうちに,歩いて7,8分ほどの店でパンを買おうと考えた。雪の勢いは増し,傘も地面もは真っ白になった。積もらないうちに帰ることができてよかったと思った。帰ってしばらくすると雪は止んだ。結局,その後,積雪はなかった。雪の一番ひどい時を選んで出かけたようだ。

2月7日(木)
 2月の文楽は三部構成で,第三部の「ひばり山姫捨松 中将姫雪責の段」と「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」を観た。両方とも女性の折檻で,中将姫雪責は,雪の中,唐竹で打擲する肉体的拷問,阿古屋琴責は,心の乱れの有無をみる心理的拷問。中将姫は,1年半ぶりに舞台に立つ85歳人間国宝吉田蓑助であるが,ごく自然に激しい動きと無理な姿勢をみせ,観ている者に痛みと寒さが伝わってくる。阿古屋は蓑助の弟子の勘十郎が演じるる。琴,三味線もだが,胡弓が素晴らしく,勘十郎と左遣いそして鶴澤寛太郎の技巧に観客は息を詰めて見入るだけだった。よいものを観た。

2月5日(火)
 ニューズウィークのベンジャミン・フィアナウ「トランプ大統領の時間の大半は「オタク活動」に充てられている」(Leaked Daily Schedule Shows Trump Mostly Does Nothing)によると,ドナルド・トランプ米大統領の個人スケジュールのデータを分析すると大統領の1日の圧倒的大半が何も予定のない「エグゼクティブ・タイム」に充てられていることがわかったそうだ。「彼はいつも電話をしたり,誰かとしゃべったりしている。いつも何かを企んでいるが,それはきちんとした形をなしているとは言いがたいものだ」。おそろしいことだ。

2月4日(月)
 東京では午後1時の気温は,18.7度となる。様々な服装の人々がいる。昨日までと同じダウンにマフラーの方々も多い。中年男性外国人が半袖のTシャツで歩いているのを見た。

2019年2月 3日 (日)

週間日誌2019-02-03(『愛と銃弾』、橋本治氏,サッカー,ドラマ,ラグビー)

2月3日(日)
 ラグビーの六か国対抗が始まった。WOWOWが中継権をJ-SPORTSから奪ったが,アナウンサーと解説陣の弱体ぶりは腹立たしい。ただ,ゲストで来ていた東芝の大野均選手は,話す内容も声もよかった。イングランドは,世界ランク2位で最近地元ダブリンでは負けたことのないアイルランドに,そのダブリンでブーイングに負けずに圧勝した。スコットランドは,イタリアと対戦した。スコットランドのフルバックのホッグ選手が,スピードと技で密集を抜け去る場面が何度もあって戦慄した。前半では試合は一方的になるかと思われたが,後半の後半は,スコットランドは,イタリアの同じパターンの攻撃を防ぐことができず,差を詰められた。秋のワールドカップで,日本代表は,グループリーグでアイルランドとスコットランドと当たるのだが,今の状態からは何とも言えない。

2月1日(金)
Tokusatsu  NHK総合テレビのドラマ10「トクサツガガガ」を二週目から観ている。商社つとめの仲村叶(小芝風花)24歳は,特撮ヒーローを愛するオタクだが,人に知られたくない。毎日,必死に隠しているうちに周囲に徐々に同好の士が集まってくるという他愛のない話らしい。しかし,NHKは,BSではなく総合テレビで放送し,デパート屋上でのヒーローショウも出演するヒーローたちも本物のように丁寧に作っていて,このドラマにかける意気込みが感じられる。子供や任侠さん以外は男性はほとんど無視されているのもなかなかである。今さら「好きなものは好き」と主張しなくても大丈夫だと思うし,若い人たちは共感するのだろうか。

1月31日(木)
 サッカーアジアカップ。日本は,タールに3-1で負けた。若手中心で得た準優勝であるが,報道やネットの手の平を返したような冷淡さが腹立たしい。決勝前に,主将の吉田選手は,アジアカップの試合中の暴力,運営や審判など数々の問題点を話していた。吉田選手のVARでハンドと判定されたプレーで試合は決まってしまった。吉田選手にはこうなりかねないことが見えていたのだろう。

1月29日(火)
 今年初めて,映画館で映画を観た。朝,恵比寿に出かけたが,寒く,観客も10名ほどでこちらも寒い。観客の大多数は後方の通路側にいる。中央の席で観たのは,イタリア映画『愛と銃弾』。期待通りの怪作,快作だった。「愛と銃弾」は,原題そのままで,メロドラマに加えてナポリのマフィアの銃撃戦からなるコメディである。名前も顔も知らない俳優ばかりだが,直ぐに区別が付くようになった。

 映画館で映画を観るのは,40日ぶりだった。この間,テレビやDVDで観た映画もあるものの,やはり映画館で観ないと。それに新作映画を知るには映画館に行って,予告篇を観ることも必要。

 橋本治氏が亡くなる。いろいろな人の訃報に思うことも惜しむこともほとんどないが,橋本氏の場合は,月並ながら「大変残念,惜しい人をなくした」である。大量の著作があり,ずっと生産的だった。そのほんの一部でしかないが,年に,2,3冊は読んでいるし,月刊の出版PR誌「ちくま」連載のエッセイを納得しながらずっと読んできた。昨年の『草薙の剣』(新潮社,2018. 347p.)は,戦後生まれの各世代の人々の学校と就職,結婚などの事件を取り上げながら俯瞰的にこの70年をみた小説だった。

« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »