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2018年12月23日 (日)

週間日誌2018-12-23(南青山,立川志の輔,『スカイライト』,ラグビー)

12月22日(土)
 大学ラグビーの準々決勝の対早稲田戦。最後までリードしていたが,逆転されて敗戦。高校3年の花園以来の4年生たちが,一度も早稲田に勝つことがなかった。可哀想。テレビで観ていたが最後の攻防は,観ることができなかった。半日,気落ちし,機嫌悪く過ごす。

12月20日(木)
 新国立劇場小劇場へ行く。小劇場は,座席のレイアウトを変えることができ,今回は,舞台の両側に座席が配置されたセンターステージ型だった。『スカイライト』は,デイビッド・ヘア作,1995年初演の英国のロンドン郊外の,アパートの冬でも電気ストーブが一つしかない貧しい室内が舞台で,かつて関係のあった30歳ほどの女性の学校教員と50歳くらいのビジネスマンの2時間半近い対話劇。演出は小川絵梨子,キャリー・マリガンも演じたことがあるという女性役は蒼井優。

 復縁を迫る男に対して,未練は残るものの,同意しない。「常に綱渡りのような緊張を孕み、ちょっとした一言で均衡が大きく揺らいでいく」ということなのだが,全くの俗物で,高圧的で,わめきちらす身勝手な男を,女が直ぐに追い出さないところをみると,英国の男はこれでもましなほうなのかと思ってしまった。ちょっと若すぎて狡さが感じられなかった。

 一方,女は,台詞から判断すると,挫折して,今の生活からどうしても抜け出せないのだが,自尊心から教師として恵まれない子を育てることに生きがいを感じていると言い張って自己弁護するのだが,演出や演技からは,強情さはともかく,その悲しみはあまり伝わってこなかった。

12月18日(火)
Shinosuke2018  EX THEATER ROPPONGIで「志の輔らくご in EX 2018」をきいた。このEX THEATERは初めてであるが,大きく地下に広がっていて。B3Fフロアで,抽選で当たった席はB1で三階席だった。

 立川志の輔は,長い間,冬に渋谷のパルコ劇場で一か月の公演をしていた。パルコが立て替えとなったので,この三年間,EXで12月に5日間の公演をしてきた。ところが,再来年には新しいパルコ劇場が出来るので,EXは今年が最後,そして本日が5日目で最後とのこと。

 演目は,「踊るファックス」と「歓喜の歌」。「歓喜の歌」は,映画にもなっている有名作品であるが,落語の終わった後,幕が下り,しばらくたって幕があくと,燕尾服姿の志の輔の指揮により50人ほどの女声合唱で「歓喜の歌」が流れるという演出だった。

 落語の用語で「まくら」というのか,演目前の雑談で,今年を振り返り,始球式,ホールインワン,映画主演などをエピソードの焦点をずらして自慢になるのを避けながら,常識人らしく淡々と語るのが,いかにも志の輔の話芸らしかった。

 富山空港内の飲食店にサラリーマンらしい男に続いて入った。その男は,かけうどんを頼み,自分は,かきあげうどんにした。やがて店のおばさんが盆に。かけうどんとかきあげうどんを載せて,先に男のところに行った。おばさんが「かけうどんですね」というとその男は,「かきあげうどん」と言って,かきあげうどんをとって食べ始めた。おばさんは,あわてて,自分のかけうどんにかきあげを入れてくれたが,心がざわついて味もしなかった。いったいあれは何だったんだろう。という話が一番面白かった。

 ウィキペディアによると「歓喜の歌」は,2004年初演だった。人情というより,人々の生活の断面を映しだした新作落語の傑作だが,ママさんコーラスということばとともに今の世相とは少しずれている。ファックスも影は薄くなっている。志の輔師匠は,さすがに敏感で,今後,演じることはないだろうとのこと。

12月17日(月)
 港区が青山に建設しようとする児童相談所に反対する人々がいるらしい。この建設予定地は,骨董通りのこちら側,Dolce&GabbanaだのTheoryだのHYSTERICSなどが立ち並ぶ通りの間にあるが,だからといって,この辺りは高級住宅地ではないし,異様な感じさえするブランド店群もたまたまここにできただけのこと。

 足りないと言われている児童相談所が出来るのは結構な事だ。この騒動は,地元の不動産業者が関わっていたというだけで底が知れる。「資産価値」などと言ってもオリンピックが終われば,この辺りの地価は下がるに決まっている。テレビの取材で顔を隠してあからさまな差別的な言辞をまきちらす人々の存在こそ青山の「資産価値」を下げている。


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