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2018年12月 2日 (日)

週間日誌2018-12-02(『モンテ・クリスト伯』,紅葉,『カササギ殺人事件』)

12月1日(土)
Magpie  評判の高いアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』(Magpie Murders,山田蘭. 東京創元社,2018)を読み終えた。英国のバースに近い小村で2件の殺人事件が起き,余命わずかな名探偵が関係者を調べ,犯人を指摘しようとするところで,翻訳書の「上」は終わった。怪しい人物たちや手がかりは与えられていて,ここまでで一篇のミステリとなっている。しかし「下」では,これが背景に引き下がり,額縁となる話が語られていくという凝った趣向である。

 最近のミステリは,あざとい。全米ベストセラーで朝日新聞にも書評が載ったA・J・フィン『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』(The Woman in the Window, 池田真紀子訳. 早川書房, 2018)は,広場恐怖症で家の外に出られず,アルコールとドラッグの中毒で幻覚症状のある中年の女性精神分析医が隣家の殺人事件を目撃するというのが上巻だった。エイミー・アダムズとジュリアン・ムーアで映画化とのこと。

11月28日(水)
 紅葉は長引き,東京は,今週がピークのようである。外苑の銀杏並木は,毎年,まだら模様で,この時期,すっかり葉の散った樹もあるが,青山通り側の入口の二本はまだまだなのがもどかしい。

Kaede2018  昨年から,真っ赤に紅葉した樹を近くでみたいと思っていたが,散歩の途中で人が全くいない場所に,楓があることがわかった。しかし,周辺の樹木が邪魔をして朝方,光が届かない時は,暗い色でしかない。昼前に行ってみると,ようやく陽の光があたって満足できる状態になっていた。楓の写真がみな同じようなのは,きれいに見える角度は限られているからだった。

11月26日(月)
 ワイド版岩波文庫でアレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯』(山内義雄訳,2013)を読み終えた。7冊である。子供の頃に読んだのは,多分,大日本雄弁会講談社の世界名作全集の第3巻『巌窟王』(野村愛正,1950)だった。これが,かなりうまく要約してあったことが,今回,全訳を読んでよくわかった。エドモン・ダンテスが,脱獄し,財宝を得て,モンテ・クリスト伯爵になってパリに来てからが冗長だった。複雑な計画を立てて,散財しながら手の込んだ復讐をするのであるが,モンテ・クリスト伯が全能であることが何度も強調されるのにうんざりするし,一方では,辻褄の合わない箇所もでてくる。事情があって分量が多いのであろうが,長くなればなるほど,悪人側が哀れになってくる。


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