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2018年8月19日 (日)

週間日誌2018-08-19(『オーシャンズ8』,『ギケイキ2』,天気)

8月19日(日)
 この三日ほどは,秋の空で湿度が低く,気持ちのよい日が続く。近くの墓地の中を歩いていたらとんぼが飛んでいた。あっという間に大気を入れ替える地球というか自然の力をあらためて知る。容赦ない蒸し暑い日々の間に,涼しい日を挟んでくれるといいのだが,そうした配慮は一切無い。

8月17日(金)
Gikeiki2  町田康『ギケイキ2:奈落への飛翔』(河出書房新社,2018)を読んだ。『ギケイキ : 千年の流転』(河出書房新社,2016)は,鞍馬から奥州に下り,再び京都に登って鬼一法眼から兵法書『六韜』を盗み出し,弁慶と出会うところまで。弁慶の暴れ方がすさまじかった。今回は,頼朝に会ってから,都落ちをし,吉野に逃れるまで。

 全体は,『義経記』に沿っている。実は,『義経記』は,義仲との戦い,一の谷から壇ノ浦までの平家を滅亡させる義経の最も華々しい時期については,ほとんど触れないという奇妙なことをしているが,それに忠実である。ただ,町田康の『ギケイキ』は『義経記』のエピソードを膨らませて自由に脚色している。義経の一人称で語られるが,その義経は,どうやら現代にいて過去を語っているらしい。

 堀川夜討の際,義経の館に土佐坊昌俊の軍勢が押し寄せたとき,家来はみな自分の宿所に帰っていた。わずかに喜三太という若者がいて,まず一人で応戦する,支度が出来た義経は,喜三太に櫓に登って,家来を呼び集めるよう命じる。

  喜三太『諒解っす。「レジ応援お願いします」ってやつですね』

  義経『違うけどそうだ』

といった文体と調子で全編が貫かれている。軽薄で勝手なことをしているようにみえるが,昔の人々は,今の時代劇の登場人物たちのような口調でしゃべっていたわけではない。つまり,全くわからないのだから,どのようにしゃべらせてもいいわけである。そこに,現代の感覚の用語をちりばめるのだから,抵抗を覚えつつTも,まあそんなものだろうと思ってしまう。一方では,弁慶の魔力,起請文の効力など,当時の人々の心情を推し量っている面も強い。というわけで,愉しく読める傑作である。

8月16日(木)
 「阿波踊り」をめぐる異常事態の詳細がよくわからない。新聞もテレビも表面的な報道に終始していて,これまでのいきさつや背景には踏み込まない。『週刊現代』の記事といくつかのブログでどろどろしたところが多少わかった。

8月13日(月)
 映画『オーシャンズ8』の冒頭で,刑務所を出たサンドラ・ブロックは,わずかな金しか持っていない。しかし,まず,高級専門店で,高い服を詐取し,高級ホテルでフロントを騙して部屋を確保してたちまちセレブらしき姿に変貌してしまう。本当は,いくつも無理があることはあるのだが,あまりに手際が良いので,納得してしまった。


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