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2017年12月31日 (日)

週間日誌2017-12-31

12月31日(日)
 今年読んでよかった小説とエッセイ

『白村江』 荒山徹 PHP研究所 2017 
 白村江の敗戦は計画的だったと主張。高句麗,新羅,百済と日本の関係がよくわかった。

『エセルドレダ女学院の殺人』 Berry, Julie 創元推理文庫 2017
 英国の小さな村にある生徒7人の学校の校長とその弟が殺されるが,生徒達はどうしたか。

『コードネーム・ヴェリティ』Wein, Elizabeth 創元推理文庫 2017
第二次大戦中の英国,工作員と操縦士となった若い女性二人の友情。結末に不満あり。また,これは,ジュブナイルなのか。

Kaika 『開化鐵道探偵』 山本巧次 東京創元社 2017
『阪堺電車177号の追憶』 山本巧次 ハヤカワ文庫JA 2017
 ミステリ仕立てであるが,鉄道への愛情がよくわかる具体的で詳細な記述。後味もよい。

『永遠(とわ)に残るは』 Archer, Jeffrey 新潮文庫 2017
 クリフトン年代記の第7部,完結篇。 エマ,ハリーの死,ジャイルズの弔辞。出来事を語るだけになってしまっているが,面白い。毎回,忘れている前篇を読まなければならなかった。壺の運命が強烈だった。

『紙片は告発する』 Devine, Dominic 創元推理文庫
 スコットランドの町役場の女性書記官が主人公。

『黒い睡蓮』 Bussi, Michel 集英社文庫 2017
 モネの睡蓮の池のあるジヴェルニーでの事件。あまり注意深くなかったので,完全に騙されてしまった。

 エッセイでは,調子が元に戻った内田洋子『対岸のヴェネツィア』(集英社,2017)がヴェネツイアの底知れない側面を教えてくれた。他に,桐竹勘十郎『一日に一字学べば…』(コミニケ出版,2017),町山智浩『映画と本の意外な関係!』(集英社インターナショナル,2017)

12月30日(土)

 今年1年の間に,映画館で観た映画は,25本。昨年は,30本だった。3月に入院していた影響もある。良かったのは次の6本(鑑賞順)。

『おとなの事情』(Perfetti sconosciuti,2016,パオロ・ジェノヴェーゼ,イタリア) 何組かの夫婦が集まっての会食中,携帯電話で遊ぼうとしたが,次第に深刻な事実が明らかになり,夫婦の間にひびが入っていく。

『パターソン』(Paterson,2016,ジム・ジャームッシュ,米国) 詩人で市バスの運転手の日常生活。どのように詩作をするのかがわかる。最後に日本人の詩人が登場。

『女神の見えざる手』(Miss Slone,2016,ジョン・マッデン,米国) ワシントンの女性ロビイストジェシカ・チャステインが行う銃規制法のロビー活動のすさまじさとその信念。

『婚約者の友人』(Frantz,2016,フランソワ・オゾン,フランス,ドイツ) フランス映画。第一次大戦後のドイツ,一人息子を失った夫婦と婚約者のもとにパリから息子の友人という男がやってきて,息子のかわりのようになっていく。

『人生はシネマティック!』(Their Finest,2016 ロネ・シェルフィグ,英国) 脚本家の卵ジェマ・アータートンが第二次大戦中にダンケルクでの民間の船の活躍を描いた戦意高揚映画のシナリオを書いていく。

『否定と肯定』(Denial,2017,ミック・ジャクソン,英国/米国) 米国の史学教授レイチェル・ワイズがホロコーストを否定する英国歴史家から訴えられ,英国の法廷で争わなければならなくなる。

 昨年に公開された『世界一キライなあなたに』(Me befor you,2016,テア・シャーロック,米国)。 脊髄損傷を負った男を介護する「可能性を感じさせる女」であるエミリア・クラークがよく,もう一方では尊厳死を扱っている。

 女性が主演の映画ばかり。

 がっかりした大作は,『ラ・ラ・ランド』,『ダンケルク』,『オリエント急行殺人事件』。

12月28日(木)
 温泉に行き,三回入浴。嬉しいことに他に入浴客無し。

12月26日(火)
 東京で最も古い地下鉄銀座線は,浅いところを走っているので,地表に出るまでにそれほど苦労しないが,遅くにできた大江戸線のホームは深いところにある。大江戸線の青山一丁目駅のホームに行くまでは,地表から三基のエレベータを乗り継いで行く。11月の中頃からだったか,これら全てを新しい籠と入れ替える工事が始まった。地下鉄の営業中は,係員が常駐し,エレベータがなくて困って居る人を支援するという丁寧さである。

 この工事がようやく終わり,今日,新しいのが動いていた。もちろん大きさが変わるわけではないが,ボタンが大きくなるなど確かに現代化していた。大江戸線全線開通は2000年だった。エレベータは,17年で老朽化するようだ。

12月25日(月)
 年賀状をほぼやめてしまったので,12月を平穏に過ごすことができた。windows10の最新の更新の後,ソコンとプリンタの接続が不安定となった。ドライバーを入れ替えたり,有線設定を変えたり,接続ポートを変えたりすると時々,回復するが,再起動するとまた印刷できなくなる。年賀状の宛名印刷をしていたらストレスが溜まったことだろう。


2017年12月24日 (日)

週間日誌2017-12-24

12月23日(土)
Chichibunomiya2017  ラグビーの大学選手権の準決勝の慶大対大東文化大学戦を秩父宮ラグビー場で観戦。12時過ぎからの試合で,まだ陽の当たらないバックスタンドは,かなり混んでいた。座ったところの周囲は,大東大を応援する人たちでスクラムの度に「押せ押せだいとう」と叫ぶ。慶大はスクラムが圧倒的に劣勢で,序盤に認定トライをとられ,スクラムの反則でシンビンとなる選手が出たときには,一方的な試合になるのかと思った。前半の前半に3トライを取られたが,それ以後は,連続4トライを挙げて逆転。大東大学有利という一般の声だったが,ラグビーの老舗掲示板では,逆の予想が多かったことになるほどという気持ちになりかかった。しかし,スクラムを毎回押されていては,勝てない。再逆転され,追いつけず終了した。またもや準決勝に進めず,「危険なチーム」でシーズンを終えた。

 

12月22日(金)
 冬至で東京の日の出時刻は6時47分であるが6時前に起きて,海外ニュースを観る。国連総会でエルサレムの地位の変更は無効だとする決議が賛成多数で採択されたこと,スペインのカタルニア議会選挙で独立派優勢を知る。普段は背後で行われているのであろう恫喝が堂々と前面に出てきたのだから,トランプ大統領ばかりでなくヘイリー国連大使の無神経さには恐れ入る。スペインのラホイ首相は州議会を強制的に解散して議会選挙を行ったが,投票率が8割を超えるなかで,独立派が勝利してしまい,独立派を勢いづかせる結果になったのは皮肉である。

 

12月21日(木)
Doudanntutuji  東京には銀杏は多いが,紅葉は少ないような気がする。近くに桜並木があり,桜の間に躑躅が植えられているが,これが「灯台躑躅(どうだんつつじ)」で,12月になって紅葉したが見る人は少ない。

 

12月19日(火)
 三田通りに開店したスーパー「マルエツ」に入った。ここには,少し前まで24時間スーパーがあったのだが,閉店した。驚いたことに,内装は刷新されてはいたが,肉,生鮮食料品から乾物まで扱う点ばかりでなく,店内のレイアウトも旧店舗とほぼ同じだった。途切れず客が入っている。前有った店が閉店にいたったのは,立地でもなく,客層の変化でもなく,付近に小スーパーが乱立したためでもないことがよくわかった。では,何故前の店は営業を続けられなくなったのか,気になる。

 

12月18日(月)
 読んでいる小説に出てきた三浦洸一の歌う「踊子」をユーチューブで聞く。「天城峠で会った日に」で,高くフラットに「天城峠」を発音し,「おうた日に」と歌う。さらに,「次の動画」から夜のヒットスタジオで歌う久保田早紀「異邦人 (シルクロードのテーマ) 」なども。小坂恭子「思い出まくら」の再生回数400万回,西島三重子「池上線」600万回。石川ひとみ「まちぶせ」700万回。ある時期に生まれたロングヒットがどのようなタイプの曲かがよくわかる。


2017年12月17日 (日)

週間日誌2017-12-17

12月17日(日)
 軽井沢国際カーリング選手権大会2017の最終日。男子決勝戦は先に行われ,SC軽井沢が優勝。女子のLS北見は,スウェーデン,スイスを連破し,決勝では中部電力と3時過ぎから対戦した。BD朝日でカーリング中継があるので,観たら既に終わった男子の試合を録画で放送していた。
 あるブログ(「ばうわーっの思いつき 」)にこう書かれていた。

Blogcurling_2
 全く同感である。

12月16日(土)
 全国大学ラグビー選手権大会の三回戦で慶應は,101-12で勝った。二試合続けて100点を超えたが,このようなことは,この50年間はなかった。これまでは,力がなかったのか,それとも相手から100点も取るのは失礼と考えていたのか。

12月15日(金)
 TOHOシネマズで,ゴールデングローブ賞候補作『シェイプ・オブ・ウォーター』,『スリー・ビルボード』,それに中江和仁監督『嘘を愛する女』と武正晴監督の『嘘八百』の予告篇を観た。『シェイプ・オブ・ウォーター』は,秀作らしいことはわかるが,観るには迷うところがある。『スリー・ビルボード』は,フランシス・マクドーマンド主演なので,長澤まさみの「えっ」という顔がとてもよい『嘘を愛する女』とともに観ようと思う。『嘘八百』は中井貴一と佐々木蔵之介であるが,ややリスキーである。

12月14日(木)
Dcl2017  朝早くJスポーツを観ていたら,ドローンチャンピオンズリーグ(DCL:Drone Champions League)の最終戦を放送していた。門のような障害物を配置したコースを設定し,二人の競技者が椅子に座り,自分のドローンに付けられたカメラの映像をゴーグルで見て手元のコントローラで操縦し,レースを行うというものである。今年は,パリのシャンゼリゼ通り,万里の長城,ベルリン駅など世界の6カ所にコースを設定してレースを行った。F1レースのような運営方法で,4人ひと組のチームで競っているが,英国やドイツが中心で日本チームはない。しかし,そのうちに日本チームも参戦し,日本でもレースが行われるかもしれない。京都駅や名古屋の地下街などはどうだろうか。最終戦のベルリン駅は,暗くて,ドローンは時速140キロでよく見ることができず,しかもスタート後にあっという間に壁などに激突してクラッシュするので,全く面白くなかった。興行とするには,かなり改善が必要だ。

12月11日(月)
 近くの地下鉄駅でホームドアの工事が行われていたのだが,運用が始まっていた。昨年,盲導犬を連れていた男性がホームから転落し電車にひかれて死亡した事故があったのでホームドアがつくことになった。ホームドア設置の際の問題は,車両の出入り口の位置が一定かどうか,ホームが機器を置いた時の加重に耐えられるかであるが,両方ともクリアしたらしい。


2017年12月10日 (日)

週間日誌2017-12-10

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12月9日(土)
 日の出前の時刻に東京駅から新幹線に乗った。晴れているので,僅かに雪をかぶった丹沢山が見え,朝日のあたる平塚の日向岡に立ち並ぶ三角屋根の住宅のガラスに朝日があたってきらきらする。その向こうに富士山の頂上があった。富士駅の少し手前では,富士山の全景がくっきり。関ヶ原の先ではやはり雪をかぶった伊吹山も。豪華な展開でうれしかった。

 

12月8日(金)
 国立劇場小劇場で「文楽鑑賞教室」を観る。満員で,若い人たちとサラリーマンがいるのに驚いた。解説が付き,太夫,三味線,人形遣いのそれぞれが,自分の仕事を説明する。これが勉強になる。特に今回は,少しではあるが人形の主遣いが左手遣いと足遣いにどのように合図するのか,女性の人形が細かい手仕事がなぜできるのかといった,疑問だったことを知ることができた。

 

12月7日(木)
 青山通りのピーコックの隣,ずっと昔のことだが三井銀行などが入っていたビルが,いつの間にかエイベックスの本社となっていた。3年ほど前から建て替え工事が始まり,18階建てのビルが完成した。ビルは,青山通りからセットバックして建てられて,前面は広場になっている。ここに,今週,生木のクリスマスツリーが建てられた。

 

201712

12月6日(水)
 散歩で外苑の銀杏並木を抜け,千駄ヶ谷へと向かった。かなりできあがってきた国立競技場の脇を通った。下半分の三階建ての部分が姿を現していた。ここまではまだ威圧感はないが,この倍以上の高さになるはずである。

 

12月4日(月)
 先週の金曜日,ずっと観ていた『ユニバーサル広告社』が最終回だった。第九回だったが,きっとこれは打ち切りなのだろう。

 

 スーパー紀ノ国屋で久しぶりに貰ったカレンダーは,武者小路実篤だった。紀ノ国屋の顧客は武者小路実篤のカレンダーで納得し,使うのだろうか。

 

 昨日,大学の対抗戦ラグビーで慶應義塾大学は,110対5で勝ったので驚いた。100点差で勝たないと対抗戦三位になる可能性がなかったのであるが,このように,100点以上をとることはあまりなかった。少なくともこの5年はなかった。また,使命を達成するということもあまりなかったのではないか。


2017年12月 3日 (日)

週間日誌2017-12-03

12月3日(日)
Kaikatetsudoutantei  山本巧次『開化鐵道探偵』(東京創元社,2017)は,明治時代に大津と山科の間の逢坂山トンネル工事で起きる事件を井上勝に依頼された元八丁堀同心が捜査するミステリで,当時の雰囲気が良く出ている傑作だった。『阪堺電車177号の追憶』(ハヤカワ文庫,2017)も緻密な構成で意外性もあった。阪堺電車には数年前に浜寺駅前から天王寺駅前まで乗ったが,阪急沿線とは大きく違う大阪を知った。その山本巧次の「大江戸科学捜査八丁堀のおゆう」シリーズ(宝島文庫)が評判ときき,第二巻と第三巻を読んだが,第一巻が入手しにくい。電子書籍にするか,増刷して欲しい。

11月30日(木)
 リニア中央新幹線の品川駅工事の模様が公開された。このリニア中央新幹線は,残土や水源,環境問題をはじめ様々な懸念があり(樫田秀樹『リニア新幹線が不可能な7つの理由』岩波書店,2017),さらに本当に必要かとまで言われているが,工事は進行中らしい。たとえ今,名古屋までのリニア中央新幹線があったとしても,乗ることはない。大阪まででも乗らない。もちろん,東京,名古屋,大阪を頻繁に行き来する人々にとっては,航空機でもリニア新幹線でもよいのだろう。しかし,東京大阪間が完成することになっている2045年にどれだけ客がいるのか疑問である。

11月29日(水)
 横綱日馬富士が引退届を出す。気の毒でならない。かわいそうだ。本人や親方の無念さもわかる。事件の背後にある差別感情も問題であるが,テレビ,新聞,週刊誌の報道姿勢もかなりひどくなっている。力士に対するリスペクトが全くない。NHKまでもが伝聞でしかないことを平気で報じ,民放は相撲を普段は見ていないいい加減なコメンテータの発言をそのまま流している。もう少しまともな人はいないのかと思うが,テレビ局は番組の質の管理ができなくなっているのだろう。こちらは哀れである。

11月28日(火)
 朝の9時過ぎ散歩で神宮外苑銀杏並木を通る。青山通りに面した銀杏は,黄ばむのが遅くてようやく色づいた。しかし,奥の方はもう葉がすっかり落ちている。この時間帯にいる二人以上の人々のほとんどは,隣の大国からの旅行客である。一日を有効に使おうというのだろう,早くから元気いっぱいだ。何かパフォーマンスをしたいようで,落ち葉をかき集めて頭の上から降らせて素早くシャッターを切るというようなことをしている。この寒いのに両肩を出したウェディングドレスと白服の花嫁が写真に収まっている二人とエージェント,カメラマンがいる。大声で指示しあっているので,日本のカップルではないことがわかる。

11月27日(月)
Ctrre  勤め先の大学のクリスマスツリー点灯式。正門から入った芝生に植えられた大きな二本のヒマラヤ杉に色とりどりの豆電球を付け,毎年この時期に点灯式が行われる。冷たいLED電球ではないので,多少暗いものの暖かみがあってクリスマスを感じさせる。


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