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2017年6月21日 (水)

ギンザシックスと観世能楽堂と落語

  銀座の松坂屋の跡にできた13階の商業ビル「GINZA SIX」は,2017年4月20日に開店した。新しいものは見たいが,大勢の客がつめかけている様子なので,遠くから見るだけで終わっていた。ギンザシックスの歩道側には観光バスの乗降場があり,四六時中,外国人の観光客で混雑している。

 ここに,渋谷から観世能楽堂が移ってきた。この能楽堂で,立川志の輔師匠の落語の会を行うとのことなので,行こうと思った。志の輔のチケットは,通常では買うことができない。今回は,オークションで入手した。

 20分前にギンザシックスに到着した。能楽堂入り口は地下三階というので,地下に向かうエスカレータに乗った。地下二階は,食べ物のフロアであるが,ここから下にいくエスカレータはなかった。地下二階を一周してみたが,下に行く階段は見つからない。エレベータはあるが,地下三階には停まらない。あわてて,また一階にもどって,案内所を探したが,そうしたものはなかった。入口が別なのかと思って建の外側を一周した。間に通路をはさんだ,複雑な構造になっているようだった。それでも地下三階への道は見つからなかった。

 開演時間が迫ってくる。もう一度,地下二階を一周した。よほど切羽詰まった様子に見えたのだろう,ある店の店員が近づいてきて,「お困りですか」と声をかけてくれ,行き方を教えてくれた。本当にありがたかった。
Kanzenogakudo

 当然とは言え,屋根付きの能舞台が室内に収まっている。三階分の高さがあり,それで建物の端に置かれているわけである。中正面の席だった。能舞台の上に高座となる台が置かれて紺色の布がかかっていて,その上に大きな座布団が乗っている。間もなくお囃子がはじまり,志の輔師匠が登場し座った。ひとしきり,能舞台で落語をすることになった事情や,能の鑑賞法,落語との違いと類似点を述べた。

 高座は,舞台に斜めに中正面に向けて置かれている。能の客席は,正面,脇正面,中正面に分かれている。能舞台には能楽師が面を被ったときに自分の位置を確かめる役割の目付柱がある。しかし,この目付柱は観客にとっては観るのに邪魔になるので,普通は中正面の料金は最も安い。しかし,この能楽堂では目付柱を外すことができるのでとってもらった。従って,どの席も同じ料金であると笑いをとった。

 まず,『バールのようなもの』を演じた。途中,長唄三味線をはさんで,後半は,『八五郎出世』だった。八五郎は随分酒をよく飲むと思った。

 帰りは,エスカレータで地上まで出ることができた。


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