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2017年5月 1日 (月)

「ナスの呪い揚げ」に期待

 NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』の主人公のみね子(有村架純)とは,ほぼ同年齢である。まだ,東京篇が始まったばかりであるし,もはや当時の記憶もはっきりしないけれど,全体的に何か違うと思う。出演者たちにも馴染めないし,ユーモア感覚が合わないし,オート三輪やボンネットバスを強調する演出にも魅力を感じない。

Yasuragi  テレビ朝日の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』は,最初の頃の回で石坂浩二が,息子の妻に形見に欲しいと求められた亡妻の着物を庭で焼く場面を観ただけだった。どうしても見逃してしまう時間帯である。ところが連休中,二日4時間にわたって『やすらぎの郷』の再放送があり,これを観て,背景や人間関係がわかった。

 妻を失った菊村栄(石坂浩二)は、東京の家を息子に譲り、自分はテレビに功績のあった者だけが無料で入れる老人ホーム『やすらぎの郷』に入居する。それぞれに個室が用意され,運動,飲食施設があり,女性スタッフは,みな元キャビンアテンダントである。浅丘ルリ子,有馬稲子,加賀まりこ,五月みどり,野際陽子,八千草薫らが登場する。入居者の元俳優らは,必死に体裁を守ろうとする反面,むき出しの本音やエゴイズムを覗かせる。

 脚本の倉本聰の年齢は,ちょうど一回り上で,その他の出演者たちは比較的近い年代である。おそらくこのドラマは,年代や環境が限られた層にしか理解されないだろうと思いつつ,毎回観たいと思うようになった。少し前の回で,欲のない善人,聖女のように振る舞っていた八千草薫が,浅丘ルリ子に「ナスの呪い揚げ」の方法を伝授する場面には笑った。

 その他のドラマでは,『ボク、運命の人です。』が,意外性とイージーなところが入り混じり,展開に工夫があり,毎回観ている。


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