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2015年4月29日 (水)

NHKの『美女と男子』は面白い

 2014年4月からのテレビドラマでは,NHKの火曜10時からの『美女と男子』(田渕久美子作)と土曜9時の『64(ロクヨン)』(原作横山秀夫)を観ている。火曜10時の時間帯には,幼稚園が舞台のTBS『マザー・ゲーム』と書店ドラマのフジテレビ『戦う!書店ガール』があるが,最初から不自然さを感じた。また,その他のドラマもTBS『天皇の料理番』以外は,主演者俳優に頼りきりで,良いドラマを作ろうという意欲が感じられない。
 『美女と男子』は,周りを顧みない主人公が周囲を変えていくという点で,最近のドラマの傾向と同じであるが,取り組み方が全然違う。

Bijotodansi   IT企業の企画部門でやり手の沢渡一子(仲間由紀恵)は,急に,資本関係のある芸能プロダクション「ひのでプロ」へ出向を命じられた。仕事はできるが,高飛車で傲慢な一子に対するショック療法だが,一子にとっては左遷である。弱小の「ひのでプロ」を3年で業界のトップにできたら本社の中枢部門に戻ることを社長に約束させ,芸能マネージャーとなる。おだやかな並木(森本レオ)の経営する「ひのでプロ」には売れないタレントばかりがいる。そこで,まず,工事現場で働く向坂遼(町田啓太)をスカウトしてくる。少しもスターになろうという気がない向坂を叱咤しながら芸能界に入っていく。

 これは,芸能界の内幕ものであり,また,ドラマの制作現場を見せてくれるコメディである。第2回は時代劇の撮影風景だった。実際に江戸時代のセットを使った撮影風景があり,エキストラから見た時代劇の制作過程が紹介されるというように手間と費用がかけられている。全部で20回だそうであるが,毎回,これだけ質が高ければ,楽しみである。主演の仲間由紀恵にはこれまで関心はなかったが,真面目に演じてコミカルであるというのは演技力というより天性のものなのだろう。しかし,強引さ,空回り,屈辱など複雑な性格,行動をみせるが,感情移入させられてしまう。


2015年4月 6日 (月)

映画を観るまで

 映画は,一人で観る。TOHOシネマズのようなシネマコンプレックスで観ることもあるが,多くは,東京でも1~2館程度で上映されている映画を昼間に観るのであるが,観客は少なく,ほとんどは,高齢者の一人客である。60歳を超えるとシニア料金1,100円で観ることができるが,映画料金としては適切な値段だと思う。1,800円の通常料金を高すぎる。もちろん安くして観客が増えるとも思われないが。シニア料金と言えば,それで済むが,先日,証明するものを出せと言われて驚いた。5,6年前に奈良の映画館で言われて以来である。

 東京なら高齢者の観客がある程度いるためだろう,洋画では,高齢者が主演の欧州映画が公開されることが多い。ジュディ・デンチのような方が頑張るたぐいの感動物語であるが,これらは観る気がないし,他の高齢者も同じ気持だろう。これが『ニューヨーク、アイラブユー』のジュリー・クリスティのようであれば,別である。

Zaseki  さて,映画を観る時には,インターネット予約ができるなら必ず予約をする。以前は,座席指定ではなかったが,今は,ほとんどが座席指定制である。窓口で係員にどの辺りの席を望むのかを言わなければならない。毎回,考えたくないので,映画は,前より真ん中の席を選ぶことにし両側の席に誰もいないほうがよいことにしている。観客側はこうした希望を言うだけであり,係員は,どの席が埋まっているかは,見せてくれないことが多い。長い交渉の結果,決まった席に行ってみると,閑散としていて,その列に誰もいないことや,同じ列に,一つおいた隣にだけ客が居て,上映開始間際に,その間の席に客が来て三人が並ぶこともある。要するに,客の細かい希望を聞いたり,心理状態を推測するという日本人には苦手なサービス領域なのである。けれども座席指定方式は堅持されている。開いている席に荷物を置かせたくないのであろう。なお,ほとんどの観客は通路に近い席を選ぶ。

 

というわけで,窓口の係員と接触することのないインターネット予約はありがたい。それに,シネマコンプレックスでは混雑時にもいらいあらしながら並ばなくて済む。

 徐々に場内が暗くなる。TOHOシネマズでは,山崎紘菜20歳が登場する。山崎紘菜嬢は,東宝「シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞した東宝若手女優であるが,映画やドラマの出演は少なく,もっぱら予告編の案内に従事している。ラグビーの大学選手権のイメージモデルが,各大学のジャージーを着たポスターが作られていた。

 

TOHOシネマズではさらに「紙兎ロペ」というアニメが上映される。これが苦手だ。中味がつまらないだけでなく,しゃべり方が気持悪い。若い層は何とも思わないのだろうが。一方,「鷹の爪団」は,180度違っていて,ウィットがあり常に面白い。

 最近の予告編の中には,本編とは全く違う,ミスリードする目的で作られているものがある。アクション映画は,選りすぐりのCG場面だけでできた予告編だけで十分ではないか。

 そして,どの映画館でも,さあ始まるという時に,映画盗撮防止キャンペーンの「NO MORE 映画泥棒!」ビデオ上映がある。盗撮者を情報を提供したばかりの連中が違法ダウンロードをしたり,著作権に反すると警官に捕まるというような誤解を与える悪名高い代物である。

 かなり時間がかかって,ここまで来ると,ようやく映画を観ることができる。


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