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2015年3月25日 (水)

カーリング選手権決勝の最後のストーンの行方の不思議

 結局,カーリング女子世界選手権のタイブレーカー以後の試合は,インターネット中継で観た。音英は英語であるが,映像は満足できるものだった。NHKは,結局,2回にわたって決勝戦を録画で放送した。しかし,両方とも短縮されていた。さらに,NHKで録画とはいえ放送するからなのだろうが,日本でインターネット中継の映像を観ることができなかった。インターネット中継を観ていたカーリングファンは,ほんおわずかであるのに,随分とむごいことをするものである。せっかく,世界選手権を中継して好感を持たれていたのに,裏切られた感じがした。仕方なく,一投毎に示されるサークルの画像で満足するしかなかった。

 スイス対カナダの決勝戦は,好ゲームだった。スイスは,予選リーグは1敗で1位,<プレーオフ 1位-2位>でカナダに勝った。カナダは2敗の2位で<プレーオフ 1位-2位>でスイスに負けた後,<準決勝>でロシアに圧勝,決勝に臨んだ。

 スイスチームの試合をあまり観ていなかったので知らなかったが,ソチオリンピックまでスイスチームを率いたオット選手は引退し,コーチになっている。スイスがどのように国代表を決めているのかわからないのであるが,スキップは,ソチでは補欠で出ていなかったパッツ選手であり,残りの三人もあまりたくましさは感じられない,街の中を歩いていそうな普通の若い娘といった感じだった。しかし,このスイスチームが大変に強い。上手なだけでなくタフである。見た目との落差が大きい。

 一方のカナダは,昨年の冬季オリンピックで優勝したメンバーであり,ジョーンズ選手は,現在のナンバーワンのスキップであるし,他の三人も高い能力を持ち,全体として勝負強く,何より上手い。

Curling20153  決勝戦は,スイスが着々と得点を重ね,第6エンドでは2点をスティール,スイス4-0カナダとなり,これで勝負は決まったと思った。しかし,ジョーンズ選手が諦めるわけはなく,次のエンドでは2点を返し,第9エンドで1点をスティールして,スイス4-3カナダと追いかけて,第10エンドがどうなるかは,全くわからなくなった。カナダは同点にするか,勝ち越そうという勢いである。そして最終エンドのジョーンズ選手の最後の1投で,カナダはナンバーワンからナンバー4までを確保し,しかも,スイスがサークルの真ん中に置くことができないようにガードしていた。ジョーンズ選手は,隣にいるローズ選手にめずらしく微笑んだ。勝利を確信していても無理はない。

Curling20152  後攻スイスの眼鏡をかけた小柄なスキップのパッツ選手の最後の一投は,カナダのナンバー2ストーンの端にあたり,これでだめかと思ったら,投げたストーンは回りながらサークルの中心に近づき,ほんのわずかカナダより中心に近く停まり,ナンバーワンストーンとなった。スイスは1点獲得し,5-3で勝ち,金メダルを得た。劇的な幕切れだった。

 スイスは強かったということだが,そうだろうか。カーリングでは投げたストーンは,選手,スキップ,スイーパーの力で前に運ばれていく。全ての場合ではないが,スイープをやめてから,あるいは相手のストーンに当たって後の展開は,人間の力が及ばない領域であるように思う。今回の最後の一投の行方は人智を超えていた。


2015年3月20日 (金)

カーリングの選手のミスをあげつらう『朝日新聞』

 札幌で開催されている世界女子カーリング選手権に開催国枠で出場した日本代表の北海道銀行チームは,6勝5敗で11チーム中6位となった。NHKのBSで日本チームの出場試合は全て中継された。ほとんどの試合を観た。

 『朝日新聞』(2015年3月19日朝刊)の「日本,中国に敗れる 5勝4敗』では,

大黒柱のスキップ小笠原のショットが決まらない。第1エンドは相手の石をはじき出せずにハウス(円)に残して1点献上。第2エンドは難易度の低いショットを選択して2点を取りにいっても良かったが,「貪欲(どんよく)にいきすぎた」。果敢に3点を狙った一投は精度を欠き,1点に終わった。結果的にこうした序盤のミスが勝敗を分けた。

と小笠原選手を批判している.。

  カーリングの試合を観つづけていると,選手一人一人の一投をあげつらう気にはなれない。ストーンを投げるときは,スキップあるいはサードの指示に従うわけであるし,スイーパーの力も大きい。全てを個人の責任にするのは失礼な話ではないか。

 カーリング中継に浸っているテレビ視聴者が考えている水準以下の記事を載せている。未だに「カーママ」などという見出しを付けるスポーツ新聞と同程度である。

 今回,小笠原選手がスキップとして,まだ馴染んでないメンバーを率いて奮闘しているのを全く知らない読者が大部分ではないかと思われるが,こんな形では,ミスが多い「大黒柱のスキップ」というイメージを植え付けることになる。

Curling2015  新設のリンクであるため,地元開催の有利さがほとんどなかったそうであるし,小笠原選手以外は,経験の浅い若手ばかりということを考えると,全敗してもおかしくないはずなのに,6勝5敗は好成績である。もちろん,中国やカナダに勝てば,先にすすめたであろうが,今回はこの二か国とスイスが強かった。

 カナダの40歳のスキップのジェニファー・ジョーンズ選手は,いつも余裕をもって投げているように感じた。もちろん経験豊富で技量が高く,精神的に強いからであるが,リードからサードまでのカナダの選手が優秀で,ほとんど注文取りの結果を出しているためでもあることがよくわかった。

 NHKの中継は,解説者が優れていて,好感が持てるし,競技の普及に役立っている。しかし,カーリングの決勝は,日本チームが出場しないので中継しない。しかし,日本が出なくても強国の対戦を観たいと思う視聴者は多いはずだ。

 ファンであるカナダのケイトリン・ローズ選手をもう一度観たい。


2015年3月10日 (火)

開店したばかりのブルーボトルコーヒー青山店へ

 小雨で終わると思った雨が本格的になってきて傘を持っていないので,どこかに入ろうと思った。表参道の交差点近くであるが,数日前にこの辺りに,「コーヒー界の“Apple”『ブルーボトルコーヒーが開店したと聞いたことを思い出した。道に,青い瓶を書いた看板を持った黒いコートを着たおじさんが雨に濡れて立っていた。どこか聞くと,狭い道を入って30メートルほど行った左の建物の2階とのことだった。

 建物はわかりにくいが,その前にもう一人おじさんが立っていた。建物の外階段を上っていく人がいるので,付いていった。ドアは開けっ放しになっていてレジに7,8人並んでいた。数分のうちに階段の下まで列ができた。

2  床はフローリング,壁は白で,奥にテーブル席があり,手前にはやはり白い大きなテーブルがあり,十数人座れるように椅子がある。さらに外にもエリアがある。ほぼ埋まっている。

 10分ほど待って注文するの番になった。よくわからぬままに,ドリップコーヒーの中から選んだ。500円で,サイズの指定は無い。名前を聞かれるが,これは後でコーヒーを渡すときのため。

 カウンターは,オープンキッチンのようになっていて,そこで,コーヒーをフィルターでいれて,透明のカップに移して渡してくれる。丁寧に一杯ずつ入れるのがコーヒーチェーンの第三の波であるらしい。働いている人数は10名を超える。

 客の7割は20代,30代の女性である,外国人も数人見かけた。ここで,最年長であることは間違いない。スターバックスやタリーズに入るのに躊躇したことはないので,ここでも気にしなかったが,高齢者が入りにくい雰囲気はある。

 先日,この近くの有名なパンケーキ屋に行った。開店したばかりであったが,奥の席に座らされた。次に来た若い二人連れは,通りに近い側に座った。そのときも,高齢者は,奥に座らせるのだとは思わなかったが,そうなのだろうか。


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