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2012年3月17日 (土)

『カーネーション』も失速

Carnation_4  寝坊してNHKの朝のドラマ『カーネーション』をみそこなってしまった。オンデマンドで視聴できるのだが,その気にもならない。

 主人公の糸子が,35日から尾野真千子嬢に替わり,夏木マリさんとなった。糸子は,70歳を超えたのであるが,尾野真千子嬢では,老け役は無理なので,交代すると発表があったのは,たしか,放送が始まった後のことである。なにやら背後に理由があるらしく,インタビューされた尾野真千子嬢も不満そうであった。

 問題は,そればかりではない。主役の交代とともに脚本も変わってしまった。これまでの登場人物で継続しているのは,娘たち三人だけで,他の人々はみな亡くなってしまったらしい。個性的な周囲の人々の織りなす様々な事柄が並行して進んでいたのに,それらは,全て捨て去られてしまった。

 そして,新たに出てきたテーマは,糸子が老人パワーを発揮して新しいブランドを「立ち上げ」,その頑張る姿を見せて不良化した孫娘を改心させるという高齢化社会に適合した結構な話である。しかし,これは,あらかじめ結果が予想されてしまうし,その筋道にも,これまでのような工夫が全くない単調な展開である。

 モデルがいるといってもフィクションなのだから,最後のひと月も50歳代のエピソードにしておいて,尾野真千子嬢をそのまま続投させてよかったはずである。わざわざ老いた姿を見せる必要はない。

 長い時間をかけて築き上げてきた高い評価を,一挙に台無しにするNHKの潔さに驚く他はない。4月からの新ドラマが困らないように視聴率を下げておこうという深謀遠慮なおかもしれないが。


2012年3月 4日 (日)

フェルメールのデジタル複製画像展

Vermeercenter  有楽町駅から歩いて松坂屋の裏にあるビルに行く。フェルメールセンターという看板がある。何を観ることになるのか多少不安だった。

 エレベータで5階に行くと入り口があり
1000円を払う。雨で午前中なのに絶え間なく客が来ている。階段を下りると,そこには,フェルメールの全37点の作品のデジタル複製画がぎっしりと並んでいる。

 スキャナーで撮り,退色した部分を復元している。もちろんオーラはないが,色彩豊かなフェルメールの作品を隣り合わせに間近で観ることができるのはありがたいことだ。例えば,同じ部屋の同じ窓辺を何度も使っているのがとてもよくわかる。面白い試みである。


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