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2012年1月29日 (日)

国立国会図書館は新システムで良くなった

 先日,調べることがあり,国立国会図書館に出かけた。国立国会図書館では,2012年1月から新しいコンピュータシステムが導入された。これまでは,2004年に導入された利用者用システムが使われていた。これは,入館時に誌名,住所などを入力してICカードを取得,このカードで貸出や複写,端末利用をする仕組みとなっていた。最初は戸惑うが,慣れると合理的であることがよくわかった。

Ndlcard  新しいシステムは,「今年3度目…国会図書館でシステムトラブル 蔵書貸し出しなど手作業で対応」(産経新聞.116日)と報じられているように,必ずしも順調な出足ではないらしい。

 大きく変わったのは,入館時に配布されるICカードをやめ,国立国会図書館利用登録を必須とし,登録者に与える登録利用者カードで貸出や複写,端末利用などをするようにしたことと,これまで,蔵書検索,複写申込,電子情報源利用は,別々のパソコンを使っていたが,これが1台のパソコンでできるようになったことである。

 登録カードの切り替えがあるというので,登録カードを忘れず持っていたのが功を奏し,短い時間で新しい登録カードを手に入れることができた。登録カードを持っていないと臨時カードを発行して貰うのであるが,そちらの窓口には10人以上が並んでいた。

 パソコンは,大量に増設されているが,平日の午後のためか,空いたパソコンはほとんどない状態だった。時々,応答が遅くなることがあった。

 1986年に国立国会図書館の新館が開館した時に,新しく開発された「入退館管理システム」が何か月もまともに稼働しなかったことがある。国会の委員会でも何回か質問を受け,改修が終わるまで2年以上かかった。

 それから,25年の間に,いくつか変遷を経て,今のようなかなりIT寄りのシステムになった。もはや,パソコンを使えないと何もできないようになっているが,それは仕方のないことだろう。ほとんどの利用者は苦もなく使いこなしている。

 国立国会図書館の利用者案内係は正職員ではないが,モラルと接遇の水準が高い。面倒なことを言う利用者への対応を横で聞いていていつも感心する。この国立国会図書館の情報システムは,機械と人とのコラボレーションで成り立っているとも言えなくもない。


2012年1月26日 (木)

『理系のためのクラウド知的生産術』を読んでひと安心

Cloud  本屋で,堀正岳『理系のためのクラウド知的生産術』(講談社,2012. ブルーバックス)を見付けて,買ってきてすぐに読んだ。

 まず,グーグルのアカウントを作ることから始まる。そしてドロップボックス,エバーノートの便利さを説き,メールはGメールに集約するように勧めている。そして,メンデレイが出てきて,グーグルドキュメンツでの論文の書き方となる。あとは,クラウドを離れたスカイプやフェイスブックあるいはユーストリームを用いる会議や情報交換である。

 現在,この本に出てくるほとんどのサービスを使い,その評価も筆者と似ているので安心した。それほど遅れているわけではないらしい。

ドロップボックスは,もはや欠かせない存在になっている。エバーノートを本格的に使い始めたのは最近であるが,便利であることに気付き,これまで使ってきたヤフーノートパッドから徐々にエバーノートへ移しているところである。画像もウェブページも何もせずにそのままクリップできるところがよい。

 メンデレイもpdf管理には欠かせないものであり,やはり,この本にあるようにドロップボックスと組み合わせて使っている。

 この本で初めて知ったのは,マインドマイスターである。長い間,こうしたアイデアプロセッサを求めていたが,意外な形で実現されていた。

 こうしたサービスやアプリケーションは,欲張らなければ,全て無料である。考えてみれば素晴らしい環境になっていると思う。


2012年1月16日 (月)

「いつも上機嫌」(『カーネーション』)

Carnation  NHKの連続テレビ小説『カーネーション』は,戦後となっても快調である。少しでも早く観たくて,いくら寒くとも7時過ぎには起きて,BSプレミアムの7時半を観ている。

 最初から,主人公の尾野真千子をはじめとする出演者たちのがんばりと隅々まで丁寧に気を配った画面を作り続けるスタッフに感心していた。しかし,前作の『おひさま』のように後半,戦後となって,迷走してぐだぐだになりはしないかと心配で,早く判断を下すのはためらわれるが,『カーネーション』はそんなことはないだろう。わずか15分の間に,どんどん進行する。

 主人公糸子の夫は出征して戦死した。戦後,夫の戦友が尋ねてきて,その戦友は,「のんきな人でした」と言うが,どうもぴったりしないようだった。糸子が,「いつも上機嫌」というとそうそうと納得する。「いつも上機嫌」というのは大切なことであるが,なかなかできないことだ。

 実は糸子の夫には愛人がいて,糸子は,その二人が温泉宿の前で撮った写真を持っている。糸子の夫に対する思いは単純ではないのであるが,自分で言った「いつも上機嫌」という言葉で吹っ切れて,その写真を焼く。このようにエピソードの処理がうまい。父親が生きていた頃,糸子がクリスマスケーキを買って帰った晩の父親役の小林薫とのやり取りまでは想像できたが,その後の祖母の正司照枝にはうなった。

 尾野真千子は,若い頃も不自然ではなかったが,実年齢を少し超えて,妹たち,子供たち,お針子たちと女ばかりの中で,大黒柱としての貫禄がある。

 実話を元にしているので,この後は,娘たちが様々な問題を引き起こしていくのだろうと予想できるのもこのドラマの強みである。

 副主人公の一人は,栗山千明である。このドラマの栗山千明は,台詞が少なく,印象がキーラ・ナイトレイにとても似ている。そう思っている人は多いらしく,『わたしを離さないで』のキーラ・ナイトレイを「不健康な栗山千明」と言っているブログを読んだことがある。尾野真千子と栗山千明が歳をとっていく姿も見せるのだろうか。


2012年1月15日 (日)

パソコントラブルの喜怒哀楽

 朝,いつも使うタワー型のパソコンを起動したらディスプレイに何も表示されなかった。何度繰り返しても同じ状態である。パソコンかケーブルかディスプレイに問題があるのだろう。

Dvi  まず,ケーブルを疑った。DVIケーブルの新しいのがあったので,それを使ってみたが,表示されない。よく見るとパソコンには,VGAの口があるがオスメスが逆になっているので,手持ちのVGAケーブルは使えない。

 ディスプレイに問題がないか確かめるために,別のノートパソコンとディスプレイをVGAケーブルでつないだがうまくいかない。今度は,使っていない別のディスプレイとノートパソコンをつなげたが,今度は映る。

 ここまでで1時間半ほどかかったが,もう出かけなければならない。

 勤め先から,いくつかの種類のケーブルと,代替機としてつかうことできるノートパソコンを持ち帰ることにした。さらに,ビックカメラで,VGAの変換器を買った。

 帰宅して,取りかかったがうまくいかない。論理的に行っているつもりだが,次第に混乱してくる。どうやら不良ケーブルが見つかったが,何本もあるので,これがもともと繋がっていたものかどうかよくわからない。

 パソコンは,買って2009年に買い,ディスプレイは半年間に買った超薄大型画面製品である。両方ともこんなに早くだめになったら困る。ただ,パソコンは,今,少し調子が悪い。先日たまたま読んだ,たくきよしみつ『使い分けるパソコン術』(講談社ブルーバックス,2011)に,iTuneは,OSのような複雑なソフトであり,windowsの中にアップル支配領域を作ろうとしているようだから気を付けたほうがよい,と書かれていたので,全てのアップルソフトを削除した。多少よくなったと思った矢先のことである。

 新しいファイルはもちろんパソコンのハードディスクにあるが,よく使うファイルは,dropboxにあるし,細かなものはevernoteにあるから,気は大分楽である。クラウドは助かる。

 パソコン3台とディスプレイ2台をいろいろつなぎ替え,最後に,問題パソコンを古いディスプレイにつないだら表示された。そこで,ケーブルを大型ディスプレイにつなぎ替えたら,無事表示された。何のことやらよくわからない。

 パソコンを巡るトラブルはえてしてこうした結果になる。膨大な時間をかけて,いろいろ試みているうちに,どんなはずみかわからないが,パソコンがこの辺にしといてやるかと感上げるのか,直ることが多い。いろいろ善後策を考えていたので,直れば,面倒なことがなくなり,やはり大層うれしい。


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