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2009年12月22日 (火)

追悼ブリタニー・マーフィ

Murphy ロイターのニュースサイトに「米女優ブリタニー・マーフィーさん死去,32歳」とあったのには驚いた。少なくとも森繁久彌氏の訃報よりはショックは大きい。

 ニュースでは,「映画『8 Mile』などに出演し,『ラーメンガール』では西田敏行さんとも共演した米女優ブリタニー・マーフィーさんが20日(2009年12月20日)死去した。32歳だった。関係者の発表によると,マーフィーさんはウェストハリウッドの自宅で心不全とみられる症状で倒れ,搬送先の病院で死亡が確認されたという。マーフィーさんはコメディ映画『クルーレス』(1995年)で注目を集め,1999年には『17歳のカルテ』に出演した。近年では低予算映画への出演などが多かったが,2005年にはコミックを原作とした『シン・シティ』に出演。アニメーション映画『ハッピー・フィート』(2006年)で声優も務めた」と報じている。

 『クルーレス』(1995)の後,『8 Mile』(2002),『アップタウン・ガールズ』(2003),『ジャスト・マリッジ』(2003),『カレの嘘と彼女のヒミツ』(2004),『シン・シティ』(2005),『私の婚活恋愛術』(2006)を観ていることがわかったが,2000年代の日本公開あるいはDVD発売作品はほとんど観ていることになる。アヒル顔というのだろうか,考えていることがよくわからない,不思議な存在感がある女優だったと思う。

 1977年生まれで10代でデビュー,問題を抱えたティーンエージャー,大人になりきれない情緒不安定な若い女性が得意だった。20歳代はじめに主演映画があるが,大物とは言えない。日本では,比較的人気もあるが,出演作はDVDにはなるが,確実に映画館で公開されるまではいかなかった。

 やっぱり,惜しいが,「心不全」ではない原因があるのかもしれない。ロイターは,アシュトン・カッチャーさんがツイッターで「(今日)世界は太陽の光のかけらを失った。向こうの世界で会おう」と書いたと伝えている。男優ならアシュトン・カッチャー的位置づけにあたる女優だった。


2009年12月15日 (火)

「ミラクル☆トレイン-大江戸線へようこそ」

 先週,たまたま大江戸線駅擬人化プロジェクト「ミラクル☆トレイン-大江戸線へようこそ」の存在を知った。コミックや小説があり,2009年10月からテレビアニメーションが放送されている。そのテレビアニメをみたが,大江戸線を走っているミラクルトレインに乗るとイケメン五人と猫などが乗っていて,悩みを解決してくれるという他愛のないものだった。

Roppongi 何でも「数多い大江戸線の駅から選ばれた5人である。六本木駅を代表する『六本木史』,都庁前はそのままずばり『都庁 前(さき)』,月島駅は『月島十六夜』,汐留駅は『汐留行』。いずれの性格も、それぞれの駅と土地を反映している。例えば主人公六本木史は、外見は爽やかIT系だが尊敬する人は乃木希典、一直線な性格でファッションレベルが高い。さらに夜になると少し性格が変わる」のだそうだ」。

 こうした土地の「擬人化」がブームらしく,先に「ミラクル☆トレイン-中央線へようこそ」があったらしい。それにしても丸ノ内線や銀座線ではなくて,なぜ大江戸線なのかが気になるところである。

 昨日,あるメールマガジンを読んでいたら,subway architecture(世界の「アート」な地下鉄駅)のページが紹介されていた。大江戸線の安上がりの駅とは大分違うセンスの良さ,豪華さである。できることならこちらを擬人化してほしいものだ。『アンダーグラウンド』ならケイト・ベッキンセイルか。


2009年12月13日 (日)

坪内祐三『風景十二』の中の大学図書館

Fuukei12 坪内祐三『風景十二』(扶桑社,2009)は,駅前,階段,川,映画館,公園,スーパーマーケット,神社など十二の事項について,記憶と連想から東京を中心に時代の変化を語っている。

 自分の記憶力が弱いためか,著者の記憶力の「強さ」に驚かされる。渋谷のフランセの三色アイスは覚えているが,バニラ,ストロベリー,チョコだったと自信を持ってはいえない。高校2年の時の修学旅行で泊まった京都の宿舎での「気分」を覚えていたり,小学校六年生の六月に,自転車の後ろにはめ込んでいたバットが転がり落ち,「アスファルトの道路で二~三回転すると,北沢川の支流にすっと落ちていった」という視覚的な記憶がなぜ維持されているのだろう。

 この中に「図書館」という項目もある。小学校の図書室や高校の図書委員の思い出のあとで,大学の図書館のことになる。かつては,入館カードの更新は簡単で,古い雑誌を自由に読むことができ,嬉しく,また楽しかった。ところが,最近,入館カードを更新しようとしたら,面倒な手続きをするように言われた。しかも前から同じだと言われた。さらに,ある雑誌を見ようとしたら消えていた。保存のためにマイクロフィルム化していて,その後は保存書庫に入ると知らされた。

 アメリカの図書館に批判的な人物としてニコルソン・ベイカーがいる。図書館の行う保存に疑義を申し立て行動も起こしている。入館手続きのことも雑誌の保存についても大学図書館側の事情はわからないではない。しかし,利用者,特に文筆業の人々が図書館に対して抱くニコルソン・ベーカー的怒りと図書館の方針とのすれ違いは,いつまでも続いていくことだろう。


2009年12月12日 (土)

東京ミッドタウンのイルミネーションに幻滅

 2009年12月,六本木にある東京ミッドタウン周辺のイルミネーションは大勢の見物客を集めている。土曜日なので,ごった返していて,次々と観光バスがやってきて,団体客をはき出している。

 イルミネーション地帯に入る地点では,「まあ,きれい」という声があちこちから聞こえる。しかし,順路を歩いて奧にいくと,「きれい」という声は,聞こえなくなる。言葉を無くすのとは逆に,本当にこれがきれいなのだろうかと疑い始めるからである。

Midtown 木に豆電球をくくりつけたものが数十本,葉を落とした木のまわりにグラス状に白く輝く輪っかをくくりつけたものが十数本,それに芝生の広場に宇宙をモチーフにしたという大量の青色発光ダイオードをまき散らした「スターライトガーデン」の三種がある,というかそれだけのようだ。

 見ていて変化に乏しく,単調であり,次第に人工的なところ,冷たい光が気になってくる。もちろん,こうしたもので満足する人もいるだろうが,普通はすぐに飽きてしまう。見たかったものとは違うと思うはずである。でもせっかく,来たのだからと回遊する。

 人工的な光だから悪いというわけではないが,アイデアが足りないのか費用が限られているのか,足りないものが多すぎる。工夫のないイベントだ。


2009年12月 5日 (土)

シャーリーズ・セロンがワールドカップ抽選会の司会者

 2009年12月4日にケープタウンで開催された2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会の第一次リーグ抽選会の進行役の女性がオーラを放っているのでよくみると,シャーリーズ・セロンだった。そうか,南アフリカ生まれだったのだと納得した。

 シャーリーズ・セロンは,20代で容姿と美貌について評価が確立,さらにはアカデミー賞の主演女優賞を獲得したハリウッドの代表的女優だが,日本ではさほど知られていない。それに,最近は恋愛コメディに出ることはなく,演技力が勝負の地味でシリアスな汚れ役ばかり演じている。

Theroninwc そのため,抽選会でドレスアップし,長時間,テレビに姿をさらして下さって,ありがたいことだった。最後は,かなり飽きていたようだったが...。それにしても背が高い。183cmのデヴィッド・ベッカムとさほどかわらないようにみえた。

 抽選会には,抽選人として,ラグビーの南アフリカ代表主将のジョン・スミットも登場。サッカーにラグビーの選手がかかわるのかと思ったが,南アフリカは,1995年にラグビーのワールドカップを開催していたのを思い出した。

 先日,映画館で『インビクタス/負けざる者たち』の予告篇を観た。1995年のラグビーワールドカップを描いていて,モーガン・フリーマンがルソン・マンデラ大統領,マット・デイモンが南ア代表のフランソワ・ピナール主将を演じるクリント・イーストウッド映画である。公開が待ち遠しい。


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