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2009年9月26日 (土)

もうフジテレビ「ニュースJapan」は観ない

 フジテレビ「ニュースJapan」のキャスターの滝川クリステルさんが今日で終わりとなった。終わりに数分の挨拶の時間があったが,感情の高ぶりを抑えきれない様子がよくわかった。どうみても本人に意思ではない。

 

9月末で滝川クリステルさんの首を切ると発表されたのは,10日ほど前のことである。事情はよくわからないが,フジテレビは,テレビ広告費の落ち込みで,安上がりな自社のアナウンサーに変えざるを得ないと判断したのだろう。しかし,そうした事情まで発表したり,説明したりはしないところが腹立たしい。それに,かなり長期間,滝川クリステルさんを安くつかってきたのではないのか。

 

それに,滝川さんは長い間,男性キャスターのアシスタント的役割でしかなかった。ようやく半年ほど前から独り立ちしたのに,残念なことだろう。ただ,解説者のコメントを要約する役割があったが,素直すぎて面白みや鋭さがやや足りなかったことは否めない。

 

 しかし,この「ニュースJapan」は,一連の夜のニュースの最後にあるというだけで,他にとりたてて魅力があるわけではない。真面目で献身的な滝川さんに支えられていた。開始時間も流動的で,視聴者に不親切極まりない。麻生前首相について,漫画家に四コママンガを書かせて,それに声を振り付けて見せるということを,失敗であることがわかっていながら何回も繰り返していた。麻生首相が退陣した後まで続けていたのは失礼なことだ。ともかう,これから観なくとも何ら惜しくないニュース番組である。


2009年9月22日 (火)

F1のルノー事件と伏魔殿FIA

  F1の興行管理団体であるFIA(国際自動車連盟)は,ルノーに対して2年間の執行猶予処分付きのチャンピオンシップ参加資格剥奪の処分を下し,ルノーF1チームのフラビオ・ブリアトーレ氏をF1を含めたFIA傘下のチャンピオンシップから永久追放した。

Fia_logo_2  2008年のシンガポールグランプリでは,15番目スタートのルノーのフェルナンド・アロンソ選手が優勝したが,それは,同じルノーチームのネルソン・ピケJr.選手がクラッシュしてセーフティカーが導入されたことが貢献した。何と,フラビオ・ブリアトーレ氏がネルソン・ピケJr.選手に故意にクラッシュするように指示していた。同選手は,成績が悪くて2009年シーズン途中でルノーに解雇されたので,訴え出たというわけである。

 2008年4月には,F1Aマックス・モズレー会長(68歳)は,英国のタブロイド紙「News of the World」に「ファシスト党の党首、故サー・オズワルド・モズレーの息子であるモズレー氏は「地下の拷問部屋」でのサド・マゾ的「大騒ぎ」のために2,500ポンドを支払った」と書かれてしまった。特に,ナチ的な要素があったと報じられたが,モズレー氏は売春自体は認めたもののナチ的な部分は否定した。これで,モズレー氏はFIAから去るかと思われた。しかし,陰謀説などもあり,結局は留任した。

 そして,2008年末から2009年にかけて,突如,ホンダがF1から撤退した。これは,ホンダチームを譲り受けたブラウンGPチームが2009年に大活躍し,忘れられた。しかし,2009年末にはさらに撤退するチームが出てくる可能性があるという構造的な危機がある。

 2009年になって,FIAは2010年からの新しい規約を発表した。ところが,これに不賛成な八つのチーム(フェラーリ,マクラーレン,ルノー,BMW,トヨタ,ブラウン,レッドブル,トロ・ロッソ)は新しい組織FOTAを作り,一時は,FIAと分かれ,2010年から新しいシリーズを始めようとするところまでいった。しかし,これも何とか収まった。

 FIAのような欧州の閉鎖的な一部のエリートから構成される組織は,オリンピックやサッカーばかりでなく,他にも数多くある。これまでみてきて思うのは,こうした組織は,どうやら論理や正義とは無縁のメカニズムで動いているらしいということである。

 ルノーチームに執行猶予という温情を示すのであるから,やがて,フラビオ・ブリアトーレ氏が復帰するのは確実だろう。次期FIA会長となっても驚いてはならない。

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