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2008年8月29日 (金)

雷は通り過ぎるまでが長い

 数日来,雨模様である。気象庁は例によって,日本列島に前線があり,暖かい空気と冷たい空気がぶつかり,前線に南からの湿った空気がぶつかって大雨を降らせている,大気の状態が不安定だと言っている。この程度の説明は,もはや素人でもできる。


 ただ,一度に降る雨の量が尋常でないので,たちまち河川の増水,浸水,土砂崩れが起きる。これを,ゲリラ的な豪雨という。自然のすることをゲリラ的というのは変であるが,こうした言い方が定着している。


また,異常なまでの大雨は,納得できないと思われていて,異常な気候になるのは,温暖化のためであって,結局は人間がいけないと反省的になってみせるニュース番組司会者もいる。自然は人智や人間の存在とは関係ない。

Kaminari2


今日の東京南東部は,雷がすごい。これまで雷警報が出たことがあったが,さほどのことはなかった。今日の稲光と雷の音は一級品である。昔,雷の時には,蚊帳の中に入って雷の通り過ぎるのを待つことになっていたことが思い出される。



2008年8月 4日 (月)

東京タワーは引退してほしい

 昔から東京タワーが好きではない。また,色を塗り,電飾を施すようになってからはさらに困ったことと思ってきた。

 普段乗降する地下鉄駅は東京タワーの最寄り駅であるため,二,三年前から東京タワーを目指す修学旅行生グループやら,家族連れやら,外国人観光客らが増え始めた。駅員が説明のために使うのだろう,駅の改札口には,大きな東京タワーの模型が中央に位置する地図が置かれている。

 最近の東京タワーブームをみると,広告代理店が密かにキャンペーンを行っているのではないかと思えてくる。

 昭和33年頃を舞台にした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では,東京タワーの建設が大きな背景なったいた。東京タワーは,「誰もが明るい未来を信じていた」時代の象徴として扱われていた。

 もちろん,この時代の人たちも,今と同じで「明るい未来を信じて」などいなかったし,東京タワーによいイメージを持ってもいなかったと断言できる。

Minus0  復刊された広瀬正『マイナス・ゼロ』(集英社文庫,昭和40年に連載開始)は,時間旅行がテーマのSFだが,第二次大戦中から昭和38年に移ってきた女主人公は,東京タワーを見て,「どうして,あすこにエッフェル塔があるの」と言う。

 このように東京タワーはエッフェル塔そっくりというのが,一般的な認識であり,東京タワーが長く貶められてきた大きな理由である。東京タワーの設計者は,もう少し違った形にできなかったのだろうか。彼らにはエッフェル塔やパリをありがたがり,レプリカを作りたいという気持があったのかもしれない。迷惑なことであった。

 ずっと独創性のある形態をした新東京タワーができ,それを期に,用のなくなった東京タワーは解体されるとよいのだが。


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