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2008年3月28日 (金)

新宿御苑のコシノヒガン

 2008年3月27日,東京の桜の多くは満開を迎えた。昨年は,開花は早かったものの,一週間以上,気温の低い日が続き,満開となるのは遅かった。

 ところが,今年は,この二日ほど高温であったので,早まった。この分では,来週には散ってしまうだろう。様々な桜イベントには痛手となりそうである。

 東京都内で一番の桜は,新宿御苑ではなかろうか。種類もいし,本数も多く,また,景色もよい。

 新宿御苑の入り口は,自動販売機で買ったカードを通す仕組みになっている。この自動販売機はそう複雑ではないが,アイコンの意味や,金銭投入法を理解していないと戸惑う。その上,係員がいない。

 中国人らしい老年夫婦が切符を買おうとして,困っている様子なので,普段は滅多に外面に出さない親切心を発揮して,代わりに買ってあげた。

Gyoen03271  新宿御苑の桜もほぼ満開である。

 ここには二本並んだ枝垂れ桜があり,これも都内有数の枝垂れと思われる。枝の先まで花が開いていた。





Gyoen03272  今回,越の彼岸桜という桜を知った。花が密で,ちょうど午前の光を浴びて輝いている。

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2008年3月27日 (木)

江戸川公園の満開のソメイヨシノ

 2008年3月26日朝,今年の桜は,昨年に比べて進行が早い。

Sakura03261小石川後楽園で正面の枝垂れ桜を見た。馬場桜というこの桜は,私見では,都内では有数の桜と思われるが,早い時期に満開を迎えるのでなかなか満開の時期に出会うことができなかった。今回は,ほぼ満開である。やや小さいが枝振りや勢いは,やはり立派である。

 実は,この奧にある紅枝垂れ桜を見るのが目的だったのだが。

 比較的近くにある江戸川公園に初めて行った。この公園を知ったのは,松本哉『永井荷風ひとり暮らし』(朝日文庫)に昭和3年1月2日,永井荷風がお歌さんと二人でここに来たという日記が引用され,詳しい解説があったからである。お歌さんは,「終日襷をはずすことな」く,「いつも機嫌よく笑うて日を送」る荷風のお気に入りの女性だった。

Sakura03264  神田川に沿って,御殿山などの丘陵の崖の裾の細長い公園である。正月ではどのような光景であったがわからないが,今は,ソメイヨシノが満開である。

 神田川の両側にはコンクリートの高い護岸があり,さらにビル群があるが,ソメイヨシノの並木は,こうした近代的殺風景と調和している。

Sakura03263  公園の中のそこここの空き地部分には,花見の宴会の場所取り掲示が氾濫していた。中には,風雨に耐えられるような加工までしたものがある。むき出しのエゴイズムである。

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2008年3月12日 (水)

『木星』七変化

 2008年2月からパナソニックの小雪の登場するCM「新・ヒューマンビエラ TV-CM 進化篇。『さぁ、北京へ』」が放映されている。この背景で流れる曲は,サラ・ブライトマンが歌っている「ランニング」である。

 昨年の8月に大阪で行われた世界陸上の開会式に真っ白なロングドレスのサラ・ブライトマンが登場,『ランニング』を歌った。この様子はYOUTUBEで観ることができる(Sarah Brightman - Running (live in Osaka))。

 サラ・ブライトマンは国際陸上競技連盟の環境保全企画「グリーン・プロジェクトの「大使」で,世界陸上大阪大会のために,この『ランニング』を作り,自ら歌った。

 この『ランニング』の大部分は,イギリスの作曲家・ホルスト(G. Holst)の組曲「惑星」の第4曲「木星 快楽をもたらす者」 (Jupiter,the bringer of Jollity) (1921)である。

 同じ曲を日本で歌ったのが,平原綾香で,シングル「Jupiter」(作詞:吉元由美、編曲:坂本昌之)は2003年12月に発売されて大ヒットした。

 さて,この「木星」を原曲とした曲に,『I Vow to Thee, My Country(祖国よ,我は汝に誓う)』があり,これは「イギリスの愛国歌・イギリス国教会の聖歌」で,歌詞は、第一次世界大戦直後の1918年にイギリスの外交官セシル・スプリング=ライスにより作詞された(「世界の民謡・童謡」)。

 この曲は,ダイアナ妃が「子供の頃からずっと気に入っていた曲」だったので,全世界に中継された婚礼(1981)にも葬儀(1997)にも用いられた。

 さて,何が気になるかというと,この曲は,ラグビーファンにとっては,「ワールドインユニオン(world in union)」であり,ラグビーワールドカップのテーマ曲だからである。

============================================================= World in union

There's a dream I feel, so rare, so real:

All the world in union, the world as one gathering together, one mind, one heart,
Every creed, every colour, once joined never apart.

Searching for the best in me, I will find what I can be,
If I win, lose or draw, there's a winner in us all,
It's the world in union, the world as one,
as we climb to reach our destiny,
Our New Age has begun!

We face high mountains, must cross rough seas,
We must take our place in history, and live with dignity,
Just to be the best I can

Sets the goal for every man,
If I win, lose or draw, it's a victory for all,
It's the world in union, the world as one,
as we climb to reach our destiny,
Our New Age has begun.

Build a world A world in union A new age has begun.
============================================================= Jenkins  YOUTUBEには,ニュージーランド出身のキリ テ カナウ(Kiri Te Kanawa)の歌,1999年にはウェールズ生まれのシャーリー・バッシー(Shirley Bassey)がカーディフの開会式で歌う場面がある。同じくウェールズの小さな町で生まれたキャサリン・ジェンキンズ(Katherine Jenkins)が男声コーラスを従えて歌う「ワールドインユニオン」もある。なお写真は,ウェールズの赤いジャージーを着て歌うキャサリン・ジェンキンズ。

 なぜ,このような有名な曲が何度も使われるのかと言えば,現代人がこのメロディーを好きだからなのだろうというしかない。

 しかし,イギリス国教会,ダイアナ妃,ラグビーというイメージが既に定着している曲を,陸上競技や環境キャンペーンにまで使わなくてもよいのではないでしょうか,サラ・ブライトマンさん。

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2008年3月10日 (月)

【東京青山一丁目附近ローカルな話題】コミュニティバスの勃興と不安

 先日,青山三丁目の交差点で信号の変わるのを待っていたら,千駄ヶ谷方面から,車体前面に犬の顔が描かれ,横面は犬の足跡で飾られた渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」が右折してきた。

   「南青山三丁目交差点」停留所に行って,経路図を見ると,代々木駅前を出発して,いったん参宮橋に出てUターンし,北参道から千駄ヶ谷,神宮前を通ってきて,これから表参道,原宿駅,渋谷区役所を通り,渋谷駅に至る。間もなく地下鉄の開通する明治通りを避け,外苑西通りも避けて,細かく駅に遠そうな場所をめぐる苦心の路線で,2008年2月29日から走り始めたらしい。  コミュニティバスの命名のセンスはともかく,渋谷区では三つ目であり,需要があるのだろう。

 二週間ほど前に,六本木の交差点から港区のコミュニティバス「ちぃばす」で田町方面行きを待っていた。15分も待たされて,幸い座れたものの,たちまち満員となり,停留所ごとに乗る人が多く,ぎゅう詰めになった。車内は狭いが降りるのがひと苦労だった。

Chiibas  港区では,田町と赤坂から六本木アークヒルズまでの二つの路線がある。2004年10月から走り始め,008年1月に乗客が述べ300万人に達した。はじめの頃は高齢者が多かったが,今は,通勤通学の利用者が増えているようだ。

 この港区の「ちぃばす」の評価が「港区地域交通のあり方に関する調査」の中で一章を割いてなされている。「運行ルートの沿線地域では評価を得ている」が「地域交通サービスを提供するための負胆が生じている」というのが結論である。

 この「ちぃばす」の運行を増やしてほしい,路線を少し変えて欲しいなど要望がないわけではない。けれども,2005年度の赤字が一億円,港区が委託しているフジエクスプレス(「ハチ公バス」も受託)も三千万円ほどの出血サービスと聞くと,無理は言えず,乗せて頂いているという感もある。

 「ちぃばす」も「ハチ公バス」も運賃は100円である。これでは,収支がとれないのもわかる。ワンコインでということであろうが,いずれも普及のめざましいICカードのSUICAやPASMOが利用できるのだから,長く事業を続けるには,数十円の利用者負担増も考えられよう。

 

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