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2008年2月27日 (水)

 山形県の海に沿った温泉に行った。駅からはバスで50分ほどである。旅館が十数件建ち並んでいる。

 日本海に沈む夕陽が名物となっているが,温泉も名高い。どの部屋からも海が見える。浪消しと砂浜の確保のために黒ずんだテトラポッドが海中に置かれている。冬なので,夕陽を観るのは無理であるが,日の入りまで空と海の色が刻々と変わっていて見飽きない。

Ikkyu  部屋も風呂も清潔。仲居さんは,どこから来たのかといった余計な話はしない。

 夜は,激しい吹雪となった。

 翌朝,バスの時間を聞き,出立した。旅館の前の雪道をバスの始発駅へと向かった。旅館の仲居さんが「ありがとうございました」と背中に向かって叫ぶのが聞こえ,随分長い間,見送ってくれているのがわかった。

 10分ほど遅れてきたバスに乗ったが,他に乗ってきたのは土地の人が一人だけだった。動きだしたバスが,泊まった旅館の前に近づいた時,玄関先に三人ほどが立っているのが見えた。そして,バスが近づくと,一斉に手を振り,「ありがとうございました」と言っているのが聞こえた。このバスが通るのを待っていたのだ。

 ここまでするのかと思った。

 この旅館は,湯野浜温泉の「海辺のお宿 一久」である。JTB2006年度お客様アンケートでは高い評価を得ているのも当然である。

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2008年2月25日 (月)

ヒース・レジャーの死から一か月

 ラグビーの六カ国対抗でイングランドのジョニー・ウィルキンソン選手がペナルティキックで,構えるのを見ていたら,ヒース・レジャーを思い出した。

Heath_ledger1  ヒース・レジャー(Heath Ledger)は,1979年4月4日,オーストラリアのバース生まれのハリウッドスターである。18歳の頃から映画界に入り,最初に大役を得たのは,『パトリオット』(2000)のメル・ギブソンの何度も辛い目に遭う息子役だった。そして,初の主演作が,14世紀の馬上槍試合を続ける若者の話『 ROCK YOU![ロック・ユー!]』 (2001),そして,かんばしい出来とは言いかねる映画だったが,大作『サハラに舞う羽根』(2002)で主演した。

 僅かな間に,若手有望株となり,『ブロークバック・マウンテン』(2005)では,アカデミー賞に手の届くところまでいき,演技派となっていた。

 CNNは,2008年1月23日に,

 オーストラリア・パース出身で,米国を拠点に活動していた俳優ヒース・レジャーさんが22日午後3時頃,当地のマンハッタン地区にある自宅アパートで倒れているのが発見され,30分後に死亡が確認された。28歳だった。死因は薬物の過剰摂取とみられている。ニューヨーク市警が発表した。

と報じている。

   ヒース・レジャーのファンとしては,大きな衝撃を受けた。日本での訃報の扱いからみると,さほど知られてはいなかったらしい。孤独,反抗的,若さといった要素を具現する典型的な若手男優だったと思う。

 ジュリア・スタイルズと競演した,至極真面目な学園ものの佳作『恋のからさわぎ』(1999),『 ROCK YOU![ロック・ユー!]』,そして,ラッセ・ハルストレム監督の『カサノバ』(2005)が気に入っている。

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2008年2月 9日 (土)

ラグビー中継用空中カメラの登場

 ラグビーの2008年の六カ国対抗の開幕戦は,2月2日のイングランド対ウェールスだった。イングランドのツイッケナム競技場は満員だった。

 試合は,イングランドのスタンドオフ,ジョニー・ウィルキンソン選手がペナルティキックやドロップゴールを次々に決め,イングランドのフォワードは,密集でターンオーバーを繰り返し,前半19-6で終えた。この調子ならイングランドの圧勝と思われ,後半に出てきた20歳の新鋭チブリアー二選手にも期待がかかった。

James_hook  ところが,このチブリアニ選手が疫病神になってしまったような展開となり,ウェールスはいつの間にか得点を重ねて,同点に追き,直ぐに逆転のトライをあげた。ウェールズにとっては,敵地ツイッケナムでの勝利は,19年ぶりのことだという。そして,ヒーローとなったのは,ウェールズのジャームズ・フック選手だった。

 さて,この試合で興味深い試みがあった。空中テレビカメラである。競技場の天井に取り付けた固定カメラで撮るのではなく,両ゴールと直角に張った高い位置のロープにテレビカメラをつり下げ,動かして撮るという何とも奇妙なアイデアだった。

 カメラからの映像が何回か映し出されたが,揺れたりすることもなく鮮明な画像だった。それでは,サッカーやアメリカンフットボールにも使うことができるような標準的なものになりうるかというと,それは難しそうだった。

 一方のチームが相手陣半ばに攻め入って,パスをつないでいくといった場面,あるいは,南アフリカのハバナ選手がゴールに向かって走っていく,そのコース取りを観るのはよいかもしれない。けれどもせいぜい,リプレイ画像の一つでしかないだろう。

 それにしてもラグビーは,こうした新しい試みの導入に積極的である。審判にF1の車載カメラのような小型カメラを付けさせるのも間近かもしれない。

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