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2007年7月27日 (金)

遙かなるウインドウズビスタ

Vista  ウインドウズビスタが発売されたのは2007年1月30日であった。しかし,これまでの新しいOSの発売に比べて消費者の興奮度は低かった。マイクロソフト社がビスタの発売直前に,2009年に打ち切り予定のウインドウズ XPホームエディションのサポートを2014年4月まで延長すると発表したことが影響していたに違いない。

 まだ,周囲にウインドウズビスタの使用者はあまりいない。しかし,もう半年経ったし,新しいパソコンを買えば,ウインドウズビスタとなるわけである。次第に,ビスタが主流になることは間違いない。さらに,マイクロソフトオフィスが「Office 2007」となり,ファイルの交換を考えると,「Office 2007」に変えたほうがよい。XPに「Office 2007」を入れるより,OSをビスタにしたほうがきっとよいだろう。

 そこで,職場で使っているパソコンをウインドウズビスタにすることにした。しかし,そこは,慎重になり,まず使っていないパソコンにウインドウズビスタを入れてみた。案の定,インストールの最後の認証ができず,その原因究明に時間がかかった。

 けれども,使ってみればどうということもなく動くし,これまでより起動は早い。問題はなかろうと思い,普段使っているパソコンへのインストールを始めた。

 困ったのは,OSを入れるドライブにあらかじめ9ギガバイトのスペースを用意するように指示があったことだった。容量を確保するのに時間を取られた。

 ともかく,ビスタが入って動きだした。普段使っているパソコンには,日本語入力,ファイル管理,エディター,メールソフト,画像処理,ランチャーをはじめとして様々なソフトが入っている。これらを一つ一つ入れていくのに数時間かかる。二日がかりの作業となった。ビスタ用のドライバーをダウンロードしなければならないソフトもあった。

 最後に,映像用と音声用のソフトを入れた。ところが,iTuneをインストールしても音が出ない。テレビ用のソフトは映像と音が出ない。映像再生ソフトは映像は出るが音が出ない。「サウンドデバイスがない」という表示が出てしまう。

 そこで,調べてもらったら,この機種の「サウンドデバイス」は,ビスタには対応していない,さらには,メーカーには対応する予定がないとのことだった。

 ウェブなどで調べて聞きかじった話では,マイクロソフト社は,ウインドウズビスタからサウンドシステムを変更し,従来のものを引きずらなようにしたらしい。パソコンメーカーが過去の製品に関しては対応できないというのもわからないことではない。

 マイクロソフト側もパソコンメーカー側も何もしない。こうした問題のあることを,あらかじめ知らなかったユーザーが犠牲になっていいのかなどと言ってみたとこころでどうなるものでもない。

 愕然としたが,やはり,音声が出ないと困る。それに音のシステムが壊れているせいか,問題の起きる度に警告音が鳴り響いてうるさい。

 結局,XPに戻すしかなくなかった。

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2007年7月25日 (水)

視聴者を苛立たせて成功しつつあるドラマ『どんど晴れ』

Dondo  このテレビドラマの不人気期にあって,視聴率20%台を維持しているNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」(小松江里子脚本)は大健闘と言えるだろう。

 主人公夏美(比嘉愛未)は,横浜のケーキ屋の娘であるが,婚約者が盛岡の老舗旅館の跡継ぎになるというので,その旅館で女将修業を志した。老舗旅館には女将修業コースというのがあるらしい。

 このドラマは展開が急速で,かなりあざとく,視聴者に不快感を与えるのを避けようとはしていない。日常にありそうな感情的な対立をこれでもかとばかり見せてくれる。きっとそこが受け入れられているに違いない。

 誰でも,主人公のライバルとして出現した彩華(白石美帆)に腹を立てたことだろう。初っぱなから金を盗む怪しい女として紹介された。彩華の存在は,視聴者にストレスを与え続け,彩華のおかげで理不尽な目にあう夏美への同情は高まる。彩華は単なる薄倖の女なのであるが,汚れた感じがして,白石美帆は役の選択を誤ったと悔やんでいるに違いない。多かれ少なかれ,加賀美屋一家を演じる面々と仲居役は,こんなはずではなかったと思っていることだろう。

 主人公夏美は,成長を遂げているという想定であるが,もともと他人の評価は気にしない自己実現型の人物あるいは聖女として設定されている。夏美のすることに間違いはないのである。ただ,忘れられないのは,泊まり客の子供を,一人ぼっちでかわいそうだからと勝手に祭に連れだして問題を引き起こした事件である。客の命にかかわるような事件を引き起こしても,善意であったからよいというのはいただけなかった。さらに,仲居が子供客を連れ出すのを旅館のものが誰も気がつかないという監視体制に問題のあることも見過ごされていた。

 ライバルは自滅したが,次には旅館経営問題が控えている。しかし,こうなると先が見えなくなってくる。どうみても夏美がすんなり若女将となる状況にはない。それに,このような時代に合わなくなって衰退するしかない老舗旅館の女将になってどうするのだろう。

 もう,『どんど晴れ 下』という本が出ていて,これは結末まで書いてあるようだ。終わりを知りたいという誘惑もあるが,このジェットコースタードラマを見続けたいとも思う。

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2007年7月16日 (月)

世界遺産のユネスコは新世界七不思議を批判できるのか

 Newwonder 今年の1月に「第十六番札所清水寺は「新七不思議」となるのか」と清水寺の野望を応援した。

 2007年7月7日に,リスボンで「新世界7不思議機構」が,数千万人のインターネット投票の結果だとして「新世界7不思議」を発表した。

 万里の長城,ヨルダンのペトラ遺跡,リオデジャネイロのキリスト像,マチュピチュ遺跡,チチェンイツァのピラミッド,ローマのコロシアム,タージマハルである。最終の21か所のの候補になった清水寺は入らなかった。エッフェル塔,モアイ像,ストーンヘンジ,アルハンブラ宮殿,アンコールワット,自由の女神も落選した。よくわかりませんね。

 ところがこれをユネスコがすぐさま批判した。AFPBB Newsのユネスコが「新世界七不思議」を批判によれば,ユネスコの担当者は,

 今回の投票はユネスコが定める世界遺産選定とは異なる基準と目的にもとづき行われた。ユネスコのもつ大きな視野とは相容れない

 選ばれなかった候補地の国々に否定的なメッセージを送ることになる。候補地のすべてに選ばれる価値があったのは明らかだ。それがたった7か所に絞られてしまったことがまちがい

と言っている。

 「新世界7不思議」が怪しげであるのは確かである。しかし,ユネスコの「世界遺産」も同じではないか。ユネスコ「世界遺産」は世界的なツーリズムブームにあやかった観光地ランキングではないのだろうか。保護と言いながら,観光客を呼び寄せるという矛盾を抱えた無理のあるイベントである。

 ユネスコが「新七不思議」を批判するのは,商売の邪魔となるからとみられても仕方がない。

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桜庭一樹さんは女性だった

Sakuraba  『それでも住みたいフランス』(新潮社,2007)の著者「飛幡祐規」(たかはた ゆき)さんは,1956年生まれの女性である。名の読み方がわかれば,性別は予想できる。

 小説家の恩田陸さんは最初は,男女どちらかわかなかった。「海」,「優」などの一字の名は性別がわかりにくい。

 しかし,性別がわかりにくいなと思っている間はまだよい。

 新潮社の広報誌である『波』の7月号を見ていて,驚いた。『青年のための読書クラブ』(新潮社,2007)という新作を出した桜庭一樹さんのインタビュー記事があったのだが,そこには,スナップ写真がついていて,写っているのは,どうみても若い女性である。
 半信半疑でグーグルで「桜庭一樹」と入れて写真を検索したら,やはり,女性の写真が出てきた。そして見つかった桜庭一樹さんのグログには「女」と書いてあった。

 お名前は,「さくらばかずき」と読む。ライトノベル出身であり,その世界では,こうした筆名は不思議なことではなく,それに,以前から,著書には著者近影がついていたらしい。

 桜庭一樹さんの『『赤朽葉家の伝説』(東京創元社,2006)』は,直木賞の候補作となっている。受賞したら混乱しないかと思ったが,知らなかったのは自分だけなのかもしれない。

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2007年7月 4日 (水)

ハンチュコバ選手の災難

Hantuchovad  今年のウィンブルドンも雨がよく降る。雨のよく降る季節をわざわざ選んで全英選手権を開いているようだ。

 ダニエラ・ハンチュコバ選手は,引退したときいていたが,そんなことはなく,シード10位で出場していた。一度は,かなり太めになってしまったが,今は,以前の体型に戻り,一段と典雅になった。

 さて,4回戦の相手はセレーナ・ウィリアムス選手である。第一セットは,何度か雨で中断されたようだが,テレビで観はじめた時には,第一セットはウィリアムス選手が6-2で勝ち,第二セットだった。意外にもハンチュコバ選手が開始早々,サービスブレークし,優位を保ったが,ブレークバックされて5-5となった時のことである。

 急にウィリアムズ選手が,足のふくらはぎをラケットで叩いたかと思うと,崩れるようにうずくまってしまった。トレーナーが10分ほど,揉んでいたが,少しも痛みはおさまらないようだった。それから,メディカルタイムアウトのカウントが始まったので,トレーナーはふくらはぎに包帯をきつく巻き,さらに絆創膏を巻いた。

 ふらふらしながらもウィリアムズ選手は立ち上がり,試合が再開された。

 しかし,痛さをこらえるウィリアムズ選手はかわいそうだったが,ハンチュコバ選手も気の毒だった。集中力を保てないばかりでなく,ウィリアムズ選手は左右,前後には走れないが,そこを突くのはためらわれる。少し前に絶妙な小技でウィリアムズ選手を走らせたが,あれが痙攣の原因となったかもしれず,もう使えない。

 シャラポア選手やヒンギス選手であれば容赦しないところであろうが,ハンチュコバ選手にはそれは似合わない。結局6-6となり,タイブレークとなった。それでもハンチュコバ選手が4-0まで行ったが,2ポイントとられ4-2になった時,何と雨が降り出して中断された。

 その後の経過をウェブサイトでみると,第二セットのタイブレークは,結局,ハンチュコバ選手が勝った,第三セットは6-2で負けてしまった。

 ウィリアムズ選手中心のニュースストーリーでは,ハンチュコバ選手は思いがけない敵役にされかかったわけである。ただ,ウィリアムズ選手の痛がりかたは尋常ではなく,直ぐに棄権するように見えた。

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