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2005年10月19日 (水)

団体行動

 三週間ほど前の週日,3時頃のことだった。穏やかに晴れていた。私は,地下鉄の出口から横断歩道を渡り,この近くでは大きなビルの前の少し広くなっている歩道を歩いていった。

 前方に,集団が見えた。近づくと,中年が数名まじった二,三十人の一様にバックパックを背負った高齢者の方々が,プラカードやメガホンを持ち,リーダーの指揮のもと何事かを主張していた。「○○○病院は医療過誤を認めよ」が繰り返されていた。

 通り過ぎた頃,リーダーは,「ご苦労様でした。ここでの団体行動はこれで終わりです。次は,××工業の不当解雇です。三時半に集合しましょう」と言い,集団の方々は,マイクロバスに分乗して去っていった。

 私は激しい違和感を覚えざるを得なかった。なぜなら,糾弾されていた○○○病院は,そのビルの中にはなく,裏側の少し離れた場所にあったからだ。

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2005年10月 2日 (日)

チャングム(大長今)

chikai NHKの衛星第二で『宮廷女官チャングムの誓い』が昨年から放映されてきました。全54話でまもなく終了します。  ちょっとしたきっかけでこれを観たくなり,DVDを借りてきて第一話から観ました。朝鮮中宗朝(16世紀初め)を背景とした,大長今と呼ばれた,実在の宮廷女性医師の物語ですが,ほとんどフィクションです。

 長今(チャングム)の母は,宮廷の台所である水剌間(スラッカン)の料理を担当する女官でしたが,宮廷内の権力抗争の犠牲となり,殺されるところをかつて武官であったソ・チョンスに助けられます。二人は,身を隠して暮らし,娘チャングムが生まれます。チャングムは,小さいときから利発で,勉強が好きな子でした。しかしある日,自分の不用意なひとことで父が役人に捕まり,母も命を落とします。自分も水剌間の女官になりたいと切望するチャングムは,中宗のクーデタにかかわることにより,何とか望みを果たします。

 おそろしく気立てがよく,鋭い味覚を持ち,本を読んで料理や薬草の勉強を怠らないチャングムですが,宮廷内陰謀のために,また,身分制度が厳しい中で両班の出ではないので,何度も苦しい目に遭います。しかし,めげずに頑張ります。好奇心も旺盛で,いろいろなことに首をつっこみ,そのために難儀もします。自己実現型のヒロインで,お師匠様には「一途なお前がいとおしい」とまで言われるように,「一途」を具現化しています。

 チャングムの18歳以後を演じるのが李英愛(イ・ヨンエ)で,この『大長今』の魅力の半分は,李英愛にあると言えます。

 2003年に韓国で放映されたテレビドラマですが,開始以来,たちまち視聴率は40%になり,間もなく50%を超えて,李英愛は数々の賞を獲得しました。チャングムの師匠韓尚宮(ハンサングン)を演じる梁美京もまた人気が出て,ドラマの内容にかかわりますが,ある運動まで起きたそうです。

 ともかくDVDが発売されている27話まで観ましたが,テレビは,もう50話です。27話では悲惨なことになっているのですが,好奇心は抑えられず,テレビで49話以後を観ています。  

 前半は,チャングムが何度も理不尽な目にあい苦境に立ちますが,しかし,持ち前の前向きな姿勢と知識とアイデアで必ず問題を解決します。しかし,どうやら後半は,少しパターンが変わり,倫理的にどうにもならない立場にチャングムを置こうとしているようです。

 さて,2005年10月8日からは,NHKの総合テレビにこの『宮廷女官チャングムの誓い』が登場するわけですが,既に「チャングムツアー」もチャングムグッズもあるとはいえ,韓国メロドラマ以上に受け入れられるのか興味があります。

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