週間日誌2022-01-23(ワクチン,テレビドラマ,『ドント・ルック・アップ』,梅)

1月17日(月)
 先週,区から3回目の接種券が届いた。三回目の接種をするのか,する時にワクチンはどうするのかを考えたが,結局,三回目を打つ,一回目と二日目との同じワクチンにすることにして申し込んだ。ワクチンの選択は可能であるが,希望通りとするなら少し接種時期が遅れることになる。

 全豪に出場予定のジョコビッチ選手は,結局,豪州滞在はできず,全豪には出られなくなった。ジョコビッチ選手は既に感染した経験があるようだが,ワクチン接種を拒否している。ジョコビッチ選手側は,今回の経緯や自らの手続きの正当性を説明するが,ワクチン接種を拒否している理由については,言及しない。

1月18日(火)
 今期のテレビドラマのうち7本の第一回を観たが,続けて観ようと思っているのは,TBS『ファイトソング』の他は,NHK『鎌倉殿の13人』,フジ『ミステリと言う勿れ』,フジ『ドクターホワイト』,それにまだ始まっていないテレビ朝日『となりのチカラ』である。TBS『DCU』は,予想していた内容ではなかった。

1月19日(水)
 『ニューズウィーク』日本版で紹介されていたネットフリックス『ドント・ルック・アップ』を観た。天文学専攻の博士課程の院生は,巨大な彗星が地球と半年後ほどで衝突するコースで飛んでくるのを発見し,指導教授とテレビで危機を訴え,ホワイトハウスにも赴き大統領にも対策を立てるよう進言する。しかし,テレビのニュースショーでは,まともに扱って貰えないので,ヒステリックに叫ぶと,SNSであげつらわれる。大統領は中間選挙で頭が一杯で無関心だった。いかにもありそうなことではあるし,彗星衝突については,『ディープ・インパクト』など過去にもあった。

 『ニューズウィーク』は,この映画は,気候変動やパンデミックのような「人類の直面する実存的危機」の問題を扱っていると言っている。知性や判断力がなくなっているばかりではない。この彗星を自分の商売に利用しようとする人物が現れ,救世主の役割を果たそうとする点も現代的である。

 ただ,作品としては,通俗的B級映画,結末も酷かった。ただ,観る気になったのは,院生がジェニファー・ローレンス,指導教授はディカプリオ,大統領はメリル・ストリープだったから。

1月21日(金
 東京都ほか12県が「まん延防止等重点措置」の対象区域となる。最初の頃は,市町村単位で区域を指定していたと思うが,今は,都道府県単位になった。飲食店ばかりが取り上げられるが,他にも規制がある。「混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出・移動の自粛」もある。

1月22日(土)
 近くの墓地の梅の木の花が二,三輪咲いていた。

2022年1月15日 (土)

週間日誌2022-01-16(平野レミ,ドライブ・マイ・カー,狂言,英国ミステリドラマ)

1月10日(月)
 朝のNHK総合では,8時15分から9時25分まで休日の特別番組「平野レミの早わざレシピ! 2023初春」を放送。前にも何回か観たが,最初の頃は,がさつな平野レミさんになじめなかったが,今はファンになった。サイトの番組紹介には「料理愛好家・平野レミが、料理を次々と作るハラハラドキドキの生放送」と書かれている。

 キャベツとサーモンのアホバタ焼き,特級や酢豚300円,うし年バイバイとら年こんちわ包み,串だんご春巻など13品を生放送で作っていく。レシピの名の意味は作っているうちにわかってくる。早口でテンション高く進んでいくのだが,今回は,義理の娘の和田明日香が登場し手助けをする。和田明日香は,リハーサルには出ていないとのことで,どのような献立かも教えられておらず,即座の判断を強いられる。しかし,笑顔を絶やさず,義母をクールに援助する。

 和田明日香「お母さん!餃子が何か焦げ臭い」
 平野レミ「差し替えっ!差し替えーっ!!」
 あっという間に予備の餃子とすり替えた。

 本来,映ってはいけない場面も何回か映り,番組の作り方も予想できる。

 最後の串だんご春巻は,本当の団子を串の付いたまま春巻きの皮で巻き,焼けたら薩摩芋に串を突き刺すという料理だった。

1月11日(火)
 「ドライブ・マイ・カー」は,命令形ではないかと思いながら,オンライン予約をしたのは三日前のことだった。今朝,みるとほとんど席は埋まっていた。映画館の座席で左右の席に人がいるのは久しぶりのことだった。

 「アカデミー賞の前哨戦であるゴールデン・グローブ賞で受賞」という言い方は,賞にも作品にも随分と失礼な言い方である。

 村上春樹原作という以外は主な舞台が広島であることを含めほとんど何も知らないまま鑑賞。

 本編は,3時間と長いが,それほど気にならなかった。岡田将生の演じる役柄が苦手だが,今回も同様だった。ドライバー役の三浦透子は,免許を取るところから始めたらしい。監督の意を呈した素晴らしい演技だった

 東宝シネマの上映前の案内役は,9年務めた山崎紘菜が降板し,新しく福本莉子となった。山崎紘菜は,これだけ東宝シネマの観客への露出が多かったのだからもう少しなんとかならなかったのかと思わずにいられない。

1月13日(水)
 NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は,戦前,戦中,戦後がいやなので観ていなかったが,脚本が藤本有紀であることを知った。もう半分過ぎたが,これからは観ようと思う。

1月14日(金)
 国立能楽堂の1月狂言の会に行く。
「連歌毘沙門」
 初寅の日に鞍馬を参詣した二人の男が毘沙門天から福有(ふくあり)の実(梨)と鉾,兜を賜る。
 新年の祝いの狂言。毘沙門天がしきりと冗談を言う。

「犬山伏」
 乱暴な山伏と弱気の出家が争いになり,決着をつけようと凶暴な犬に祈り掛ける。
 前回の「腰祈」もそうだったが,葛城などで修業し国に帰る途中の山伏の霊力を笑うところがすごい。

「髭櫓」
 大髭が自慢で出世のきっかけを得たが,妻は,貧乏なのは全て髭のせいと怒り,近所の女たちとともに,髭を抜こうとするが,男は髭に櫓をかまえる。
 大髭,それを守る櫓に驚くが,さらに巨大な毛抜きが登場する。奇想というしかない

1月15日(土)
 英国のテレビドラマとして,1987年から2000年までコリン・デクスター原作の『主任警部モース』(Inspector Morse)33話,2006年からそこから派生した『オックスフォードミステリー ルイス警部』(Lewis)33話,2012年から,モースの若い頃の『刑事モース?オックスフォード事件簿?』(Endeavour)33話が制作された。

 昨年,BS11では,『刑事モース』,『主任警部モース』の一部を放送し,年末から正月にかけて『ルイス警部』を1話を土曜と日曜に分けて放送した。

 ところが,これも途中で終わってしまい,この枠は,『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』(Grantchester)に変わった。1話1時間で完結するので,モースに比べれば,複雑な背景のない記憶力もあまり使わない単純な事件だった。

 

2022年1月 9日 (日)

週間日誌2022-01-09(青山通り,歌舞伎,『同志少女よ,敵を撃て』,キーボード,雪,ラグビー)

1月3日(月)
 元旦の実業団駅伝ではホンダが優勝し,箱根駅伝では青山学院大学が優勝した。両者の共通点は,ホンダ本社も青山学院大学青山キャンパスも青山通りに面している点である。昨年のプロ野球覇者のヤクルトの本拠地の明治神宮球場も青山通りからすぐである。単なる偶然にずぎないが。

 NHKの恒例,歌舞伎座初日の中継があった。中心は,猿之助の『義経千本桜』川連法眼館の場であるが,その他の演目も大阪松竹座を含めて取り上げていた。現在,浅草公会堂で浅草歌舞伎ができないので,松也,隼人らの『岩戸の景清』があり,莟玉は,千葉介という若い武者を演じていた。

1月4日(火)
 話題の逢坂冬馬『同志少女よ,敵を撃て』(早川書房,2021. 492p.)をようやく読み終えた。一気に読み終えることができるだろうと思っていたがそうはいかなかった。第二次大戦中のソ連の女性狙撃兵が主人公である。ドイツ軍の侵攻で,平和な村は焼かれ,家族を殺されたが,狙撃部隊の女性教官に射撃の腕をかわれて,訓練の後,スターリングラードに女性だけの狙撃小隊の一員として送り込まれて,ソ連軍の包囲下にあるドイツ軍と戦う。仲間を失いつつ,転戦する。撃つ敵は,ドイツ兵と種々の差別である。ソ連軍の過酷な状況の中で軍の中でも狙撃兵,女性という点で差別を受ける一方,弱い立場のものを助けようとする主人公なのであるが,提示される問題はみな重い。アクション場面より,状況説明場面のほうが多い,やや教条主義的なところはあるが,真面目な小説である。

1月5日(水)
 昨年の今日,アマゾンのfire タブレット端末Fire HD10を一万円で購入した。この一年間,重宝して使ってきた。機能にもそう不満はない。頑丈な感じがするのがよい。

 今使っているキーボードは,Jキーが不調なので,これだけでかなりストレスが溜まってしまう。そこで,キーボードを新調することにしたけれど,うっかり間違ってアップル用のキーボードを買ってしまった。Windows パソコンにブルートゥースでつないでみたが,問題なく接続できた。アップル用キーボードは,ファンクションキーや記号の配置がwindows用と大きく違っているし,windowsキーがない。やはり,無理だった。

 高校ラグビーの準決勝を観る。今回の優勝候補は,東福岡で,桐蔭の三連覇なるかという予想だった。ところが東海大仰星 42 - 22 東福岡,國學院栃木 21 - 10 桐蔭学園と共に完敗した。特に國學院栃木の頑張り,特にディフェンスは素晴らしかった。

1月6日(木)
 二日前から今日は東京は雪になるかもしれないという自信なさげな予報があったが,現実となった。湾岸低気圧が関東地方の南部を通過し,上空の寒気のため,午後2時頃から雪が降り始め,絶え間なく降った。午前11時に2.4度で,午後1時からは零下となった。大雪警報が出た。積雪量予想は1センチだったが,午後6時には8センチ積もった。家に居ると,電力供給が逼迫しているというニュースが気になる。窓から見る電線には,みるみる雪が積もり,これも気になった。

 積雪で,多くが家に居ると感染拡大防止には役立つ。湿気もあるし。

1月7日(金)
 晴れた空の下,大きな通りの歩道を歩いていると,除雪状況の違いが気になる。朝一番,社員総出で,ビル前の除雪をすることができればいいのだろうが,委託や契約社員が多いと難しいということも今やあるのかもしれない。

1月8日(土)
 高校ラグビーの決勝戦。東海大仰星対國學院栃木は,仰星が 36-5 で勝った。前半は,國學院栃木は,5-15 で望みを残したが,じわじわと離され,終了前の5分ほどで2トライを許してしまった。

 昨年までのトップリーグに代わり,「ジャパンラグビー リーグワン」が本日から始まった。第1節-4のコベルコ神戸スティーラーズ対シャイニングアークス東京ベイ浦安を観たが,これは,昨年までの神戸製鋼対NTTで,フォラウ選手が芸術的な決勝トライをあげたNTTがきわどいところで勝った。各クラブは,独立採算で事業性、地域性が求められるとのこと。

 東京サントリーサンゴリアス対東芝ブレイブルーパス東京は,途中まで接戦だったが,高校の決勝のように,終盤,リーチ選手を欠いた東芝は,サントリーを防ぎきれなかった。

2022年1月 1日 (土)

週間日誌2022-01-02(2021年の読書と映画)

12月31日(金)

【読書】
 今年読んだのは268冊。その中でのベスト10(順位なし)

  • ジェレミー・ブレーデン, ロジャー・グッドマン『日本の私立大学はなぜ生き残るのか 人口減少社会と同族経営:1992-2030』 中央公論新社,2019. 355p.(2000年代はじめに訪れた危機を日本の私立大学が生き延びたのは同族経営のため)
  • 村山祐介『エクソダス : アメリカ国境の狂気と祈り』 新潮社,2020. 319p.(米国メキシコ国境の実態,中南米から米国へ向かう移住希望者たちの旅,その中にはアフリカやアジアの人々も)
  • マーガレット・アトウッド『獄中シェイクスピア劇団 語りなおしシェイクスピア 1』 集英社,2020. 381p.(追放された老演出家が刑務所内で囚人劇のテンペストを作りあげ復讐する)
  • 吉川惣司,矢島道子『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』 朝日新聞社,2003. 339p.(英国の保養地ライム・リージスでミッシングリンクにあたる化石を発見した化石販売,考古学者)
  • 全卓樹『銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異』 朝日出版社,2020. 190p.(カイバーベルト,じゃんけん必勝法,民主主義では17%以上の確信を持った意見が通る,付和雷同,奴隷アリ)
  • 川本三郎『「細雪」とその時代』 中央公論新社,2020. 302p.(戦前の阪神間の生活,「モダニズム」,妙子が好きで雪子には関心は薄い)
  • 清水克行 『室町は今日もハードボイルド : 日本中世のアナーキーな世界』 新潮社,2021. 253p.(室町時代の特色は,日本中世の三大特質:自力救済原則,神仏に対する呪術的信仰心,政治,経済,社会における多元的・多層的な実態であり,現代とも近世とも大違い)
  • 堀川惠子『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 講談社,2021. 389p.(広島に置かれた陸軍の主要輸送基地。第二次大戦では膨大な数の船舶,船員を失った。原爆投下では救助活動)
  • 里見清一『「人生百年」という不幸』 新潮社,2020. 231p.(長生きのみを目的にし,生の質を考えない医療の矛盾)
  • 川添愛『言語学バーリ・トゥード. Round1, AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』 東京大学出版会,2021. 210p.(著者は女性オタク。バーリ・トゥードはポルトガル語で「何でもあり」というプロレス用語。自在な語り口)

 興味深く読んだ本37冊

  • 石弘之『砂戦争 知られざる資源争奪戦』 KADOKAWA,2020. 250p.
  • 瀬木比呂志『檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか』 KADOKAWA,2021. 316p.
  • 川辺謙一『超電導リニアの不都合な真実』 草思社,2020. 363p.
  • 大竹永介『出版文化と編集者の仕事 個人的な体験から』 社会評論社,2019. 221p.
  • 吉森保『LIFE SCIENCE 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』 日経BP,2020. 351p
  • 潮田淑子『ダブリンで日本美術のお世話を チェスター・ビーティー・ライブラリーと私の半世紀』 平凡社,2014. 236p.
  • ディエゴ・マルティーナ『誤読のイタリア』 光文社,2020. 228p.
  • 畑中三応子『メイド・イン・ジャパン〉の食文化史 : What is MADE IN JAPAN?』 春秋社,2020. 234p.
  • 本村 凌二『独裁の世界史』 NHK出版,2020. 234p.
  • 川合康『源頼朝 すでに朝の大将軍たるなり』 ミネルヴァ書房,2021. 375p.
  • クリストファー・デ・ハメル『中世の写本ができるまで』 白水社,2021. 196p.
  • 藤野裕子『民衆暴力 一揆・暴動・虐殺の日本近代』 中央公論新社,2020. 220p.
  • 山川三千子『女官 明治宮中出仕の記』 講談社,2016. 337p.
  • 山本勉『完本仏像のひみつ』 朝日出版社,2021. 262p.
  • 稲泉連『廃炉「敗北の現場」で働く誇り』 新潮社,2021. 253p.
  • 添田孝史『東電原発事故10年で明らかになったこと』 平凡社,2021. 231p.
  • 吉川惣司,矢島道子『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』 朝日新聞社,2003. 339p.
  • 廣野由美子『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義』 中央公論新社,2005. 258p.
  • 斎藤美奈子『忖度しません』 筑摩書房,2020. 317p.
  • 青木栄一『文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術』 中央公論新社,2021. 288p.
  • 戸谷洋志著『原子力の哲学』 集英社,2020. 249p.
  • 茂山千五郎『千五郎の勝手に狂言解体新書』 春陽堂書店,2021. 277p.
  • 西尾克洋『スポーツとしての相撲論 力士の体重はなぜ30キロ増えたのか』 光文社,2021. 276p.
  • 山舩晃太郎『沈没船博士,海の底で歴史の謎を追う』 新潮社,2021. 220p.
  • 町田康『リフォームの爆発』 幻冬舎,2019. 278p.
  • 平松洋子『下着の捨てどき』 文藝春秋,2021. 199p.
  • 朝吹真理子『だいちょうことばめぐり』 河出書房新社,2021. 242p.
  • 小津夜景『いつかたこぶねになる日 漢詩の手帖』 素粒社,2020. 267p.
  • 古書山たかし『怪書探訪』 東洋経済新報社,2016. 304p.
  • 堀江敏幸『定形外郵便』 新潮社,2001. 249p.
  • 梨木香歩『丹生都比売 梨木香歩作品集』 新潮社,2014. 251p.
  • 米澤穂信『黒牢城』 KADOKAWA,2021. 445p.
  • 高村薫『土の記 上』 新潮社,2016. 248p.
  • 多島斗志之『黒百合』 東京創元社,2008. 233p.
  • アントワーヌ・ローラン『赤いモレスキンの女』 新潮社,2020. 188p.
  • 青山七恵『みがわり』 幻冬舎,2020. 347p.

【映画】
 1年の間に,映画館で観た映画は,14本だった。昨年より少ない。
 特に良かったのは次の2本(鑑賞順)。

  • わたしの叔父さん』(ONKEL フラレ・ピーダセン監督,2019)イェデ・スナゴー[デンマーク]) (デンマークで牛を飼う酪農家で障害のある叔父を扶けて働く若い女性の心の動き)
  • プロミシング・ヤング・ウーマン』(Promising Young Woman, エメラルド・フェネル監督,2020) [米国]) (元医大生が,死んだ友人の復讐を果たす)

 他には,次のいまひとつだった3作。

  • アンモナイトの目覚め』(Ammonite,フランシス・リー監督,2020,[英国,オーストラリア,米国])
  • 最後の決闘裁判』(The Last Duel,リドリー・スコット監督,2021 [米国])
  • ラストナイト・イン・ソーホー』(Last Night in Soho,エドガー・ライト監督,2021[英国])

 DVDで初めて観て良かった映画。

  • トリコロール/赤の愛』(Trois couleurs: Rouge,クシシュトフ・キエシロフスキー監督,1994[フランス/ポーランド])
  • 今夜,ロマンス劇場で』(武内英樹,2018)

 

2021年12月25日 (土)

週間日誌2021-12-26(テレビドラマ,火事,神保町,十大ニュース)

12月20日(月)
 今年のテレビドラマの中で面白く観たのは以下の4作。

■1月~3月 TBS 「俺の家の話」 脚本:宮藤官九郎
■4月~6月 フジテレビ「大豆田とわ子と三人の元夫」脚本:坂元裕二
■7月~9月 日本テレビ「ハコヅメ」脚本:根本ノンジ
■5月~10月 NHK「おかえりモネ」脚本:安達奈緒子

 『日本沈没』も最後まで観たが,パニックドラマというだけで,特段のメッセージはなかった。僅かな難民しか受け入れていない国が,他の国に何千万人も移住させてもらうというのは,虫のよい話のように思えた。また,北海道と九州が残ったりすると,内地の人々と移住した人々との間に複雑な問題が起きそうだが。

12月22日(水)
 外苑前の郵便局を出ると,青山通りの両側からサイレンを鳴らした消防車をはじめ,多数の救急車両が走ってきて停まった。青山三丁目の交差点から西麻布に向かう外苑西通りが通行禁止になった。

 事情がよくわからないままに,交差点をわたって,次の用事に出かけた。1時間半ほど後に戻ってみると,通行止めは続いていて,まだ,何台もの消防車が並んでいた。木造家屋の火事だった。

12月24日(金)
 神保町には,ずっと二月に三度ほどの頻度で出かけている。東京堂書店で新刊書を知るのが主目的で,古書店には行かない。本屋の他にも何軒か寄る店がある。すずらん通りは落ち着くが,通りの両側の店はかなり変化がある。

 そして,三省堂が来年3月に閉店し,建て替えるらしいが,先のことがよくわからない。

12月25日(土)
 最近は,十大ニュースは流行らないが,「読売新聞の読者が選ぶ10大ニュース」はまだ続いている。あらかじめ今年の出来事を60件ほどリストアップし,それをみて,読売新聞読者が投票する。今年のベスト5は,次のようだった。

 1 大谷翔平、メジャーMVPに
 2 東京五輪、日本は史上最多58メダル
 3 新型コロナワクチン接種開始
 4 眞子さま、小室圭さん結婚
 5 静岡・熱海で土石流、死者・行方不明者27人

 パンデミックより大谷選手の年だったということらしい。

2021年12月18日 (土)

週間日誌2021-12-19(F1,文楽,カーリング,ラグビー)

12月13日(月)
 F1の最終戦のアブダビグランプリでは,レッドブルホンダのフェルスタッペン選手とメルセデスのハミルトン選手が同じチャンピオンポイントで並んでいた。ハミルトン選手がポールポションでリードしたまま,終盤を迎えて,ほぼフェルスタッペン選手の望みは絶たれたが,事故によるセフティカー導入,タイヤ交換などがあったので,最後の一周で,フェルスタッペン選手がハミルトン選手を抜き去るという劇的な幕切れ。フェルスタッペン選手は初めてのチャンピオンとなり,今季でF1を去るホンダは,悲願を達成した。

Hondafer ホンダの本社ビルの前には,もうレッドブルのレーシングカーとWe did it togetherとパネルがパネルが掲げられていた。

 レッドブルチームのペレス選手は,フェルスタッペン選手を勝たせるために,ハミルトン選手をブロックし続け,直前まで三番手だったが,無理がたたったのかPUに異常が生じ,走り続けると事故になる可能性があったので,リタイアに至った。このようなペレス選手の献身を含め,今年は,ホンダ,レッドブル,アルファタウリは,全員でフェルスタッペン選手を年間チャンピオンにさせようとしてきたという。Togetherはそのことらしい。

 国立劇場の小劇場で,文楽公演『仮名手本忠臣蔵』を観る。忠臣蔵は,本来なら三部構成で興行するのだろうが,今回は一日1回公演だけ。メンバーは中堅から若手で構成されている。12月の忠臣蔵なので,文楽では久しぶりの満員。一人で来ている高齢女性が多いが,着物姿はほとんどいない。

 今回の演目は,桃井若狭守の家来の加古川本藏の高師直への付け届け,松の廊下,塩谷判官切腹,戸無瀬と小浪の道行と普段はあまり演じられない部分を取り上げている。松の廊下で師直が塩谷判官を罵倒し,いじめ,パワーハラスメントを行う場を語るのは豊竹靖太夫であるが,実にわかりやすくまた熱がこもっていた。旅路の花嫁は,蓑紫郎の小浪が実に初々しい娘姿で舞った。いつまでもみていたいと思うほどだった

12月14日(火)
 F1最終戦で,角田裕毅選手は,4位に入り,自己最高順位となった。やはり,最後の一周でメルセデスのボッタス選手を追い抜いた。

 角田選手は最初の頃は期待を持たせたが,長く成績は上がらず,予選はQ1で終わることが多かった。アルファタウリが2022年度の契約をした頃が最低だった。あまり態度もよくなく,もうだめかと思っていた。ところが,次第に好走するようになり,ここ数レースでは,明らかに早くなり,初めてのコースでもQ3に残るようになった。しかし,レースではやはり下位に沈んでいたが,最終戦では,ガスリー選手より上位でゴールした。

12月17日(金)
 カーリング女子の最終予選で1位を保っていたロコソラーレの相手は,最下位のトルコ戦だった。大方は勝って1位で予選を通過し,オリンピック出場を決めるものと思い込んでいた。ところが,序盤にガードストーンなしの打ち合いでブランクゲームを繰り返した後,トルコがダブルテイクショットを決めるなどして5-3とリード,日本も粘って,第9エンドで5-5としたが先攻の第10エンドで負け,そのままオリンピック出場が決まる予選1位とはならなかった。

 日本と韓国の間でプレイオフが本日行われ,8-5で勝った。互角から徐々に日本が差を広げ,最後は楽な天海で勝った。日本のミスが多かったが,韓国はそれ以上にミスが多く,テイクアウトを男子のように決めてくるトルコのほうが恐ろしかった。

 日本は最終予選に女子,男子,ミックスダブルスのカーリングチームが出たが,オリンピックに出ることができるのは女子だけとなった。

12月18日(土)
 久しぶりに秩父宮ラグビー場で,ラグビーの大学選手権を観戦。チケットをオンラインの座席指定で購入済みだったが,行ってみて,席の位置を誤解して買ったおとがわかった。端の席で,全体が空いていて周囲10メートル以上に誰もいない状態となった。その上に気温が低く,冷たい強い風が吹く。正午過ぎると,バックスタンドには陽が当たるはずと思い込んでいたが,今回の席では,そうした恩恵はなかった。試合は,僅差のままだったので最後まで観ないわけにはいかなかった。ノーサイドになり,そそくさと退場した。

 

2021年12月12日 (日)

週間日誌2021-12-12(『見知らぬ人』,「例の日本の病気」,『ラストナイト・イン・ソーホー』,カーリング)

12月6日(月)
 エリー・グリフィス『見知らぬ人』(創元推理文庫)は,週刊文春の「ミステリーベスト10」では3位だった。随分前に買っていたが,ようやく読み終わった。英国の高校に勤める離婚した40歳代の教師とその娘,インド系の女性刑事の三人の視点から代わる代わるの叙述される。高校で同僚二人が殺され,元の夫も襲われる。英国の高校の教師の生活,学生の指導の様子がよくわかった。ただ,シングルマザーの状況はありきたりで,組み込まれている作者自身が作った短篇小説ががたいした出来ではない。主人公のはずの親子に感情移入ができなかった。

12月7日(火)
 アン・タイラーの『ヴィネガー・ガール(語りなおしシェイクスピア 3 じゃじゃ馬ならし)』(鈴木潤訳. 集英社,2021.317p.)を読んでいたら,こんな話が出てきた。

エドワード・ミンツはバニーより四つか五つ年上の不健康そうな男の子で,顎にまばらに生えたベージュ色のひげを見ると,ケイトは地衣植物を思い出した。エドワードは二年前の六月に高校を卒業したものの,大学進学に失敗した。彼の母親は,息子は,「例の日本の病気」にかかっているのだと言っていた。「どんな病気です?」とケイトが訊ねると,ミンツ夫人は「若者が自室にひきこもって人生を生きることを拒否する病気よ」と言った。

 「例の日本の病気」と言われるほど,日本の「引きこもり」は知られているのか,そればかりでなく米国でも普通にいる。


12月8日(水)
 カーリングの北京オリンピック世界最終予選がオランダで行われている。第一週は,ミックスダブルスであり,日本代表は松村千秋選手と谷田康真選手である。NHKBSで全試合中継予定だったが,会場のリンク上に成人向け商品を販売しているとみられる企業の広告があり,NHKの放送ガイドラインに抵触する可能性があって中継できなかった。

 ミックスダブルスは,14か国が二つに分かれ,6試合を行い,上位3チームがプレイオフに進む。日本が属するB組は米国と韓国が強く,日本は,ラトビア,ニュージーランドに勝ち,米国,韓国,エストニアに負けた後,B組3位を目指してフィンランドと対戦。序盤に5-0とリードしたが,徐々に差を詰められ,結局8-9と逆転されてしまって,予選敗退となった。

12月10日(金)
 久しぶりに映画館に行き,今日からの『ラストナイト・イン・ソーホー』(エドガー・ライト監督,2021)を観た。週刊誌で読んだら,評判がよく,IMDbでも点数が高い。1960年代と現代を行ったり来たりするらしい。ただ,ミステリーというよりホラーだった。

12月12日(日
 カーリング女子と男子の北京オリンピック世界最終予選が始まった。問題となった企業のシート上のロゴは「#equalityforall」となって,中継が再開された。

Curlingrr  世界ランキングの上位は既に出場が決まっていて,この予選に出場するのは9チームで,総当たりとなる。

 女子の日本代表ロコ・ソラーレの初戦はイタリアだった。イタリアは若いチームで実力がよくわからない。序盤は,互角のまま。イタリアチームは,外したりする大きなミスが多いが,よいショットも多かった。しかし,日本が氷の状況を把握すると次第に点差が付き11-6。

 第二戦は,対ドイツ戦だった。ドイツのスキップが驚くようなダブルテイクアウトを決めたりして,突き放すことができず,同点のままの第10エンドの藤澤選手の最後の一投で7-6で辛勝。

2021年12月 5日 (日)

週間日誌2021-12-05(大学,メタセコアイア,ミステリ,地震)

11月29日(月)
 日本大学の理事長が脱税で逮捕された。日本大学ばかりでなく,体育会的体質の大学は他にもあり,内部からの改革は起こりえないし,説明もしないだろう。これまで通り,首をすくめて嵐が通り過ぎればよいと思っている。

 今回も,証拠不十分で釈放され,返り咲く可能性は大いにある。

12月1日(水)
 起きた頃はまだ,激しい雨で,風も強かったようで,鉢植えの一つは倒れていた。

 昼前から良く晴れたので新宿御苑に行き,楓,もみじ,いちょう,メタセコイアなどを見るために歩き回った。最近まであまりよく知らなかったメタセコイアは,不思議な木である。絶滅したと言われていたが,1946年に中国で現存していることが確認されて,その後,日本にももたらされた。70年の間に各地に植えられ,有名な並木もある。

 黄葉するが細く高木なので,いちょうとはまた異なった趣である。

12月2日(木)
 京王線の駅の書店で『このミステリがすごい! 2022年版』(宝島社)を買った。また,『週刊文春』の「ミステリーベスト10」の発表があった。『ミステリマガジン』(早川書房)の「ミステリが読みたい!2021年版」は,ウェブで発表されている。いずれも投票で選ばれるが,今年は, 国内は米澤穂信『黒牢城』がどれでも1位だったが,ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』は,「ミステリが読みたい!2021年版」では2位だった。これまでのホロヴィッツの作品に比べれば明らかに落ちるが,後光が差しているらしい。

 『黒牢城』は,荒木村重の籠城という意外な設定の中での謎の解明で,村重の意思自体が不可解で,昨年の1位よりずっと読み応えがあった。

 評判ほどではないと思ったリチャード・オスマン『木曜殺人クラブ』は上位で,とんでもない話であるが面白く読んだミュッソ『夜と少女』は,かろうじて下位にあがっていた。

12月3日(金)
 今朝6時半過ぎ,山梨県東部の大月市で震度5弱の揺れとなる地震があった。東京は震度3で,マグニチュード4.8だった。緊急地震速報はなかった。それから3時間後,午前9時半頃に今度は緊急地震速報が鳴り響き,やがて和歌山県北部でやはり震度5弱の地震があったことが明らかになった。NHKの報道は,和歌山県のほうに力が入り,大きな違いがあった。

 山梨県の地震は,フォッサマグナの中で,富士山の近く,和歌山県の地震は,南海トラフ地震の想定範囲内である。気象庁は関連を否定するが,富士山噴火と南海トラフ地震はいつおきるかわからない。

 

2021年11月27日 (土)

週間日誌2021-11-28(ラグビー,浅野長矩の失敗,柳家小三治『駐車場物語』,書店,「オミクロン株」)

11月23日(火)
 ラグビーの早慶戦,今年は慶應は早稲田に勝てそうではなく,秩父宮の切符を買う気は起きなかった。前半は35-5で早稲田の勝ち,後半は28-5で慶應の勝ち,全体としては40-33で早稲田の辛勝だった。前半,早稲田の河瀬選手らがラインブレークを繰り返し,パスを受けたフォワードが楽々とトライした。一方,後半になると,慶應はゴール前のラインアウトから確実にモールで原田主将らがトライをあげていった。

 前半の大量失点が惜しまれる。パスワークやセットプレイはよかった。

11月24日(水)
 弥富市の中学校で,中学生が同級生を刺して死亡させるという痛ましい事件があった。

 数日前に山本博文『これが本当の「忠臣蔵」』(小学館101新書,2012)を読んだ。加害者浅野長矩は,家臣にも会わせず即日切腹となったので,本人の言い分は伝わらぬままで,辞世のうたも本人のものかどうか確かではない。精神状態も不明だった。要するに,何故切りつけたのか今にいたるまでわからないままである。

 浅野長矩は,吉良義央に脇差で後ろから襲った。脇差は30cm以上の長さがある。何故,額や背中に傷を付けるくらいのことしかできなかったのか。殺害するつもりだったのだろうにあまりに中途半端だった。

 もし,松の廊下に監視カメラがあったならと思わずにはいられない。

11月25日(木)
 7週間ぶりに神保町に行った。帰りがけに大通りに面した趣味人専用書店に寄ったら,1階は様変わりしていた。書籍売り場は手前半分に縮小され,奥半分はイベントスペースとなり,今は女性タレントカレンダー売り場となっていた。書籍売り場も,雑誌が中心となり,単行書はほとんどない。

 この書店は,これまでも,出版物の販売状況を敏感に,また極端に反映してきた。上階の鉄道関連のスペースは1.5倍に拡張したとのことだったが,拡張分を占めるのはグッズらしい。

11月26日(金)
 故柳家小三治師匠の名高い『駐車場物語』のCDを聴いた。1992年だから約30年前,52 歳時の独演会の録音である。オートバイ好きで知られるが,オートバイが4台あって置くところがないので,自宅のある高田馬場近くに貸駐車場の一台分を借り,並べていた。ところがある時から,一人のホームレスが巧妙に置かれたオートバイを避けながら,そのスペースに住み始めた。うまく話しかけることができず,追い出すきっかけがつかめずぐずぐずしているうちに,段ボールが敷き詰められ,風よけもでき,快適そうな居住場所ができあがった。といった出来事を細かく,さらには人情の機微から生き方まで淡々と語って会場の爆笑を呼ぶ。

 一種の新作落語だが,語りの巧さで何でも材料にしてしますのだから確かに人間国宝である。

11月27日(土)
 緊急事態宣言が10月1日に解除されて二か月。日本は,感染者数は減少の一途をたどっていて,全国で100人台が続く。東京,大阪,北海道が17人台であるが,感染者がいない県も半数近くになる。

 南アフリカで新しい変異種が確認されて,「オミクロン株」と命名された。WHOは,再感染のリスクが高いと発表した。「オミクロン株」のニュースは,驚くほど早く伝わり,各国とも南アフリカ周辺国からの入国を制限し,株式市場は暴落した

 誰もがこれからどうなるのか全くわからないと思っている。

2021年11月21日 (日)

週間日誌2021-11-21(正倉院展,文楽「ひらかな盛衰記」,瑠璃光院,東海道線各駅停車,ラグビー)

11月15日(月)

 7時過ぎの新幹線で京都へ向かう。富士山は頂上付近が冠雪している。京都駅には観光客が増え,修学旅行の一団もコンコースを横切っていく。

 近鉄の急行で近鉄奈良へ。西大寺で乗り換えだが,大阪からの奈良行きが遅れた。奈良国立博物館まで歩いて行く。「正倉院展」は予約したにもかかわらずいつもと同様に並ばなければならない。今日のほうがこれまでより列が長く入るまで時間がかかった。中国で3,4世紀頃に作られた「螺鈿紫檀阮咸」が今回の目玉である。日本ではまだ,都市もない頃にこんなに精緻な細工がなされていた。前回出陳は1996年とのことだが,最近,観た覚えがある。

 大阪の日本橋駅から歩いて国立文楽劇場へ向かった。「ひらかな盛衰記」の前半を観たこれまで観たことがあるはずだが,真剣にストーリーを追ったのは初めて。配役は,四年ほど前の上演とほぼ同じ。人間国宝の咲太夫は,「笹引の段」であるが,例によって子供を殺し,それをみて死んでしまった奥方の死体を剛勇腰元が笹に載せて運ぶという酷い話。かなり前の席なので,太夫も人形遣いのよく見えた。

11月16日(火)
Rurikouinn  ひと月前に9時半に予約していた八瀬の瑠璃光院へ行く。テーブルに映り込む新緑や紅葉が美しいと以前から評判となっている。門前のエリアに予約時間別到着順に並んで待つ。その前の登山道を制服のように同じような登山ファッションで,帽子を被り,バックパックを背負い,ストックを持った30人ほどの高齢者の団体が通り過ぎていった。

 15分ごとに15人ほどが入場できるようになっているらしい。並んで待っている中は,二人連れもいるが,多くは一人で,若い女性も多い。高齢者や家族づれの姿はない。拝観料は,2,000円。アルバイトの雇用,ウェブサイト構築など費用はかかるのだろう。写経をするようになっており,これは客に多少の満足感を与えるためとみられる。

 瑠璃光院は,こじんまりとしているが,紅葉は豊かで,青葉とのコントラストもよく,瓦屋根も間近でみることができ,予想以上だった。

11月18日(木)
 竹内正浩『地形で謎解き「東海道本線』の秘密』(中央公論新社, 2016)は東海道線の路線の設定事情と詳しい地図からなっているが,これを参考に,京都から新幹線でなく東海道線の在来線で帰ることにした。まず,朝7時過ぎの米原行き新快速に乗車,通勤客で塘路まで混んでいて,しかもなかなか空かないどころか,途中から高校生などが乗ってくる。

 米原発はなぜだか大垣までしか行かない。その後は豊橋まで1時間半。さらに浜松,静岡で乗り換える。三島で降りて,伊豆長岡の温泉へ。豊橋までの電車はクロスシートだったが,豊橋からは全てロングシートだった。

 車内の乗客の服装はどこでもおないであるし,大部分のひとはスマートフォンを眺めているという情景は共通している。

11月20日(土)
 ラグビー関東大学対抗戦の明治対帝京戦は,明治が勝つだろうと予想していたが,帝京の出足が素晴らしく,スクラムを押し,第一列がよく走り,ディフェンスも素晴らしかった。取り消されたトライが二つあったが,それでも14-7。実質的には圧勝だった。

 日本代表対スコットランド戦のテストマッチは,エディンバラで開催,満員の観客だった。後半,もう少しというところまでいったが20-29で負けた。日本代表はこれまでの三試合の中で,最も良い出来だったことは確か。リーチ選手はじめ集中力がみられ,短く早いパスでスコットランドを翻弄した。アウェーであることなどを含めれば,互角だった。

 この試合もそうだが,新ルール適用のため,また,レフリーの個人差も大きいだろうが,トライがビデオ判定となり,微妙な反則で取り消されることが多い。選手にとってはストレスフルであるが,観客もげんなりする。試合後の批判を防ごうと判定の精度を上げようとする方向なのは仕方ないことだろうが,試合中にはうっとおしい。

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