2018年10月21日 (日)

週間日誌2018-10-21(『春日権現験記絵』,高島屋,椅子,ラグビー)

10月21日(日)
 2014年1月1日に大阪花園で行われた高校ラグビー3回戦の慶應義塾高校対御所工業高校戦,最後は混乱したが,準優勝した御所工高のウィング竹山晃暉選手のトライで慶應高校は負けた。竹山選手は,帝京大学へ進み,1年次(2015年度)からレギュラー。慶應高校の古田京,辻雄康,丹治辰碩選手は,慶大蹴球部へ。2015年の慶大対帝京大では,古田,辻選手はリザーブだったが,10-89と大差で帝京大が勝った。2年次(2016年度)は古田選手はスタンドオフ,辻,丹治選手は怪我で欠場,31-42と差が縮まった。3年次(2017年度)は,古田,辻選手が出場,28-31とさらに僅差となったが慶應は勝てない。この間,竹山選手はトライ王,得点王となり,帝京大の連覇に貢献してきた。

 今年,慶大は古田選手が主将,辻選手が副将で,丹治選手も先発した。秋の陽が降り注ぐ秩父宮ラグビー場のバックスタンドで観戦。帝京大が24-7とリードしたが,後半に丹治選手のトライなどで追い上げ,慶大は逆転かと期待が高まったが19-24で負けた。最後に勝つという都合の良いストーリーとはならなかった。

10月20日(土)

 原宿のショールームまで行って,実物に座って購入した,正しい姿勢になり腰によいという「アーユルチェアー」が届いた。組み立てるのは簡単だった。この椅子に適応できるだろうか。

10月18日(木)
 高島屋の新館へ行った。「日本橋髙島屋三井ビルディング」は、地上32階、地下5階、延床面積約148,000m2のオフィス・商業施設などで構成される大規模複合施設で地下1階から7階までが高島屋。1階入口にあるパン屋「365日と日本橋」には長大な行列ができていた。

 上に行くと「スターバックス」があり,雑貨店が増え,「ギンザシックス」と似た感じになっている。ここには書店ではなく,本棚専門店「ハミングバード・ブックシェルフ」という店があり,木の本箱に数冊の本を入れて売っている。例えば,確か「初めてのイタリア」と名付けられた本箱には,ウンベルト・エーコ『バウドリーノ(上)(下)』(岩波文庫),パオロ・ジョルダーノ『素数たちの孤独』(ハヤカワepi文庫),イタロ・カルビーノ『見えない都市』(河出文庫)の4冊が入っていて5,000円とのこと。新業態なのだそうだ。

10月16日(火)
Kasugakie_2  皇居内の三の丸尚蔵館で『春日権現験記絵-甦った鎌倉絵巻の名品-』を拝見。三の丸尚蔵館は,大手門から土手を渡り,高麗門を入ったすぐのところにあるが,出入りする7割は,外国人観光客である。入るときに簡単な持ち物検査を受け,入場札を貰う。観光客の大部分は皇居東御苑に向かう。それでも三の丸尚蔵館を訪れる人々もいる。

 『春日権現験記絵』は鎌倉時代に作られた絵巻で,奈良の春日神社にあったが,鷹司家を経て,皇室に納められ,御物となった。20巻が完全に残り,装丁や箱も制作当時のもので,美術作品としても価値が高い巻物であるが,修理が必要となり,13年をかけて修復した。その完成記念である。人ばかりでなく,馬,牛,鹿も色彩豊かに写実的に描かれている。春日明神は,時には姫,子ども,僧侶などの形で現れ,様々な不思議を見せる。

 「絵巻の表紙裂の復元には,皇后陛下が紅葉山御養蚕所でお育ての小石丸の糸を頂戴しました」とのこと。


2018年10月14日 (日)

週間日誌2018-10-14(虎屋本店,カーリング,狂言)

10月14日(日)
 国立能楽堂で「萬狂言秋公演 主三昧」を観た。狂言「止動方角」,「文蔵」,「武悪」でいずれも太郎冠者に無理難題を強いる怒りっぽい主(あるじ)が登場する。狂言の演目は,内容をある程度示した実用的なものである。「武悪」の太郎冠者役は野村萬の孫,万蔵の長男の野村万之丞(6世)で,溌剌としていた。「止動方角」には馬が出てくるが,これを人間が演じる。茶色の衣装をまとい仮面と長い髪の鬘を付けているが全く馬のようではなく,極端に簡略化されているのが狂言らしい。

10月9日(火)
 LS北見のサイトでワールドカーリングツアー,Curlers Corner Autumn Gold Curling Classicがカナダのカルガリーで開催されることを知った。テレビの中継はないが,大会サイトで勝敗を確認。カナダのチームが中心であるが,米国やロシア,アジアのチームも出ている。日本からはLS北見の他,中部電力と富士通が出場。

 まず,予選では全32チームがイベントAで対戦。ここで4勝無敗の2チームが決勝トーナメントに進出,次のBでは敗者復活戦が行われ,ここで4勝無敗(全体では1敗)の2チームが決勝トーナメントに進出,そしてCでも敗者復活戦が行われ,ここで勝ち残った全体で5勝2敗の4チームがやはり決勝トーナメントに進出する。

 敗者復活戦が2回ある方式は,これまで知らなかったが,他のスポーツでもありそうだ。

 LS北見は,イベントAで1勝した後敗退,Bでは3勝した後,負けて,Cでは,中部電力を下してベスト8に残ったが,準々決勝で敗退。全体で5勝3敗。優勝は,ジェニファー・ジョーンズのチームを破ったカナダのケリー・エイナーソンのチームで8勝2敗。勝率からみても妥当な結果のようだった。

10月8日(月)
Torayahonten  虎屋の本店が改築を終えた。休日の2時過ぎに行った。かなり斬新な設計で,外観はガラスと木の組み合わせである。赤坂見附駅からは上り坂,青山一丁目駅からはかなりの距離,近くには豊川稲荷以外に名所はないという場所であるが,三階にある茶寮すなわちカフェは混んでいた。茶寮に行く客は,黒い上着の礼儀正しいおじさんから1階の入口で受付・順番発券機から番号札を発券して頂く。これにはバーコードが印刷されていて,バーコードをスマートフォンに読ませると,待ち時間がわかる。待ち時間は50分だった。

 板張りのエレベータで三階にあがり,待合コーナーで待っていると番号を呼ばれる。人手を厭わない行き届いた接客は健在だ。客は,ベビーカーの家族ずれから,80歳台の女性グループまで多彩。窓側のカウンターからは赤坂御用地を臨むことができる。内部は木に隠れて見えないが,巽門が見えた。


2018年10月 7日 (日)

週間日誌2018-10-07(台風,水郡線,『半分、青い。』)

10月4日(木)
 終了したNHKのテレビ小説『半分、青い。』の感想の中では,堀井憲一郎「『半分、青い。』が教えてくれた日本の過去40年の「軽さ」とは」に同感するところが多かった。堀井氏は,『半分、青い。』はとても長い恋愛ドラマ,ラブコメだった。と言う。ヒロインのスズメ(鈴愛,永野芽郁)と相手役の律(佐藤健)は第一話から一緒に出ていたが,まさか,まわりまわって最後でこの二人が一緒になるとは予想もしなかった。「最後,二人が一緒になりました,めでたしめでたし,で終わってしまった。やられた,という痛快な気分でもあった。まさかそう来るのか,とちょっと驚いた」。さらに 永野芽郁がよかった。しっかりした女優がひとり生まれて,とても楽しみ,新しいドラマであった。これまでとは違い,とても新鮮であった。

 『半分,青い。』には賛否両論があるという記事があるが,ドラマに賛否などはない。好き嫌いはあるのだろう。嫌いなら見なければ良いのであるが,批判する人々はどこが嫌いかを言うために毎回見続けていたようで,ご苦労様だが,そのためもあるのか視聴率がかなり高かった。しかし,次はまたも使い古されたパターンのドラマとなった。

10月3日(水)
 以前から関東の鉄道の中で,わたらせ渓谷鐵道,八高線,水郡線に乗りたかった。数年前の秋にわたらせ渓谷鐵道,昨年秋に八高線に乗った。そして,今年,水郡線に乗った。水郡線は郡山と水戸を結んでいるが,3時間半ほどかかる全線を走る列車の本数は4,5本しかない。郡山から乗ったのであるが,半分は福島県で常陸大子から先の茨城県とは景色や路線の役割が異なるようだった。

 午後に郡山を出た二両編成のディーゼルカーの乗車率は3割程度だった。一ダースほどのおばあさんたちが乗っており,喋り笑う声が隣の車両まで聞こえて来た。幸い磐城石川駅で全員降りたので静かになった。その手前の泉郷は福島空港の最寄り駅となっている。このあたりは,丘陵に挟まれたのどかで,平和な田園地帯で,ちょうど稲刈りが始まったところである。

 常陸大子で五両編成に乗り換える。これは,水戸までの通勤通学列車になるからである。県境あたりから久慈川に沿って走るようになり。景色に起伏がある。そして水戸の郊外になり,乗客も増えてくる。

 窓からの景色を眺めたり,本を読んだりしていて退屈しない,また寂れてもいないよい路線だった。

10月2日(火)
 台風24号のおかげで北海道に行けなくなってしまったので,次の機会として,旅行先を変更。山形の銀山温泉に行こうとしたが,一人の客を泊める旅館がない。その近くを探して,天童温泉にした。山形新幹線で天童までほぼ三時間。天童温泉の旅館街は,天童駅から1.2キロほどの街中にあった。

10月1日(月)

Ginnanrakka

 夜半,台風24号の風は最近では記憶のないほど激しいものだった。朝からは台風一過の快晴となった。散歩の途中で,古い大木の枝があちこちに落ちていた。また,細い道を倒木が塞いでいた。並木では,いちょうの緑の葉と銀杏が大量に落ちていた。


2018年9月29日 (土)

週間日誌2018-09-30(本の形,追跡,台風)

9月29日(土)
 10月1日から北海道に一人で二泊三日で行く予定を立て,早々と行き帰りの切符,宿泊の予約をしてしまった。ところが,予想外の台風24号到来となった。行きは,東北新幹線と北海道新幹線,それに函館本線を乗り継いで小樽で宿泊予定である。

 台風はのろのろと動いていたが,九州西南から上空の偏西風によって,急に速度を速めるとのことだった。10月1日の朝早くに東北新幹線「はやぶさ」に乗るのだが,現在ではこの列車と同じ頃,関東地方か東北地方を通過するという予報である。おそらく1日朝は,東北新幹線は運休になるだろう。たとえ動いても,まだ問題がある。今回の旅行では,函館本線を通って羊蹄山の脇を通っていくのが楽しみの一つだったが,ローカル線化しているこの路線が運休したり,乗り継ぎができなかったりする可能性は高い。

 諦められないまま,ずるすると決断を引き延ばしてきたが,とりあえずは旅行を中止するという大人の判断をし,代替案を考え始めた。

9月27日(木)
 夕方,何機もヘリコプタが飛び回っている。テレビ局のヘリコプタのようである。酒気帯び運転でひき逃げ事件を引き起こした女性タレントが保釈されることになっているので,保釈後に乗った車を追跡するためらしい。保釈された後,自宅に帰ろうと,ホテルに泊まろうとニュースになることは何もない。取材する価値など全くない。他の社に合わせているのだろうが,次第に歪んでいっている。何よりヘリコプタのたてる音がうるさい。

9月25日(火)
Honyadokuon  内沼晋太郎『これからの本屋読本』(NHK出版,2018)を入手し,読もうとしたら,本の四辺のうち上辺,つまり天にあたる二辺が斜めに切り取られていた。つまり,そうしたデザインなのである。各ページは,長方形の上に台形がある形態である。

 読み始めたが,落ち着かない気分になり,閉じた。家に置いておきたくはない形の本である。


2018年9月23日 (日)

週間日誌2018-09-23(東離劍遊紀,散歩,大相撲)

9月23日(日)
Kisenosato  大相撲九月場所は,白鵬関の全勝優勝で終わった。中盤までは鶴竜関が安定して強かったが,終盤5連敗で,10勝5敗だった。どうしたのだろう。場所前の話題は,稀勢の里関だった。序盤で負けがこんで引退だろうという予想も多かったが,序盤は5連勝,その後,勝ったり負けたりしているうちに勝ち越し,10勝に到達した。大関だった時の稀勢の里関の成績と大して変わらないので,元に戻ったのだろうが,意外なことだった。鶴竜関はこの稀勢の里関に負けたのだから何か故障があったのだろうか。

 東レパンパシフィックオープンテニスで快調に,チブルコバ,ストリコバ,ジョルジの各選手を撃破してきた大坂選手はプリスコバ選手にあっさり敗退。何かあったのだろう。

9月21日(金)
 朝の散歩を始めたのはちょうど4年前のことだった。自宅から恵比寿駅まで歩いていって,バスを乗り継いで帰ってきた。距離は3.5キロほどだった。その後は,歩き始めるとどんどん遠くまで行った。しかし,それでは長続きしそうもないと気づき,出かけたら自宅まで歩いて戻る周回コースにした。はじめのうちは,毎日,違う道を歩いていたが,これは,かどごとに決断が必要になり,それもおっくうなので,コースを決めた。今はコースは五種類ほどしかない。いずれも,40分から50分ほどかかる。

 この夏の間は,暑いし,足に痛みがあるので二ヶ月ほど休んでいたが,散歩を再開した。

9月20日(木)
 宝塚星組の日本青年館公演を観た。異次元武侠ミュージカ『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』だが,一筋縄ではいかない複雑な成り立ちである。台湾に人形演劇「布袋劇」がある。その人形劇のいくつかはテレビドラマや映画となっているのであるが,『東離劍遊紀』はその一つで台湾と日本の共同制作であって,日本でもテレビで公開済み。宝塚は,これを舞台劇として取り上げた。人形浄瑠璃を歌舞伎にしたのと同じである。しかも,星組は,来月台湾へ行き,これを上演する。

 さすがに,何でもありの宝塚であるので,難なく舞台劇としている。衣装や小道具に凝っているだけでなく,トップスターは,何だか怪しげな正体不明の人物を演じ,恋愛要素はほとんどない。台湾公演のためかレビュー『Killer Rouge/星秀☆煌紅』があり,銀橋はないものの,大階段もあり,もちろんロケットもあった。

9月18日(火)
 初めてPET(ポジトロン放射断層撮影)検査を受けた。放射性同位元素とフルオロデオキシグルコースという薬剤を注射され,全身をスキャンされる。装置に入る時間は20分なのだが,全体で3時間かかった。大部分が待ち時間の検査である。


2018年9月16日 (日)

週間日誌2018-09-16(大坂なおみ,北海道,文楽,樹木希林)

9月16日(日)
 NHKの臨時ニュースで樹木希林氏が亡くなったことを知る。75歳に少し驚く。『七人の孫』の悠木千帆以来だから長いファン歴となる。

9月14日(金)
Robensugi  国立小劇場で『良弁杉由来』,『増補忠臣蔵』。睦太夫,靖太夫,藤蔵,和生,玉男が出演。生き別れて30年後に母と子が出会うという単純なストーリーの『良弁杉由来』であるが,渚の方一行のいるところに悪鳥が舞い降りて,二歳の光丸をさらっていくのはどうするのかと思っていたが,剥製のような鷲が現れ,これに人形の光丸がくくりつけられ,宙乗りのように飛んでいくリアルな演出だった。浄瑠璃の特色だが,双方ともなかなか終わらない。

9月13日(木)
 大坂なおみ選手の共同記者会見があった。「決勝で,主審から1ゲームを与えられたあとのウィリアムズ選手のサービスゲームをラブゲームで落としたのは,ウィリアムズ選手に1ゲーム返したかったからなのか」という質問を期待したが,それはなかった。「何を食べたいか」,「どこへ行きたいか」という退屈な質問しか出ないのは,記者ばかりでなく日本の視聴者の問題だろう。ただ,大坂選手が,記者たちの質問に迎合するような答えをしないのが新鮮だった。

 全米で優勝し,時速200キロのサービスを持ち,ウィリアムズ選手に打ち勝った大坂選手は,騒動のおかげで世界中から注目されるようになった。日本,ハイチの血をひき,米国在住という多様性を有し,まだ20歳で将来があり,そう問題を起こしそうもない大坂選手は,テニス界ばかりでなく,グローバル企業にとっても有り難い存在だろう。今は日本人の大坂選手が数年後,米国人になっていても仕方ないと思う。

9月12日(水)
 来月のはじめに北海道に行こうと計画し,既に切符やホテルを予約済みである。経済産業大臣が毎日出てきて,火力発電所がなかなか直らない,節電をお願いすると言っている。住民にとっては重要な情報だろうが,基本的に悲観的で,日によって変わる。それで,旅行をやめようという人も多いだろうが,やめる気にはならない。

9月10日(月)
 全米オープンテニスの女子シングルス決勝について,ブーイングの対象は大坂なおみ選手に向けたものではなかったと日本人観客が述べていたが,はたしてそうか。テレビの画面を観ていただけでも大坂選手の勝利を歓迎しないブーイングもあっただろうと感じた。四大大会の中で全米の観客の質が最低といわれているそうだ。選手のサービスの時にしゃべるのをやめなかったり,遅れて入ってくる観客が絶えず,主審は,常に「静かに」と注意せざるを得ない。準決勝のキーズ戦のとき,大坂選手の名を全く知らない観客がいたそうだ。ただ,観客のレベルは,そう簡単になんとかなるわけではない。こうした観客の中で試合をするのは覚悟の上であろうとはいえ,気の毒に思う。


2018年9月 9日 (日)

週間日誌2018-09-09(災害報道,『江戸名所図屏風』,大坂なおみ選手)

9月9日(日)
 5時に起きて,全米オープンテニスの女子シングルス決勝を観戦。第1セットを大坂なおみ選手が6-2でとった後,自分のコーチが身振りでサインを送っているという審判の警告に反発したセレーナ・ウィリアムズ選手は抗議していた。苛立ちを募らせたウィリアムズ選手は,ミスした時にラケットを地面にたたきつけた。審判は,注意し,次のゲームの最初に大坂に1ポイントを与えた。

 その後もウィリアムズ選手は審判への抗議を続け,多分,暴言を浴びせたのだろう,審判は,大坂選手に1ゲームを与えた。次のゲームで,大坂選手は戦意をみせず,セリーナ選手がとった。しかし,もはや,ウィリアムズ選手は挽回できず自滅し,大坂選手が勝ち優勝した。

 会場では,ウィリアムズ選手を応援する観客が大多数であるが,ウィリアムズ選手の執拗な抗議に同調したブーイングが試合終了後も止まないのは異様だった。勝者へのリスペクトを欠いた観客がこれほどいることに驚かざるを得ない。大坂選手が試合中を含め,冷静さを保ったことも賞賛できる。

9月7日(金)
Edobyobu  出光美術館で開催中の「『江戸名所図屏風』と都市の華やぎ」展を観た。「江戸名所図屏風」は,八曲一双,10メートルもの長さで,芝あたりから新橋,築地,京橋から浅草までの情景が描かれている。

 手前は海や隅田川で,渡し船もあれば,舟で米俵を運んだり,舟遊びをしたりしている。陸では,長屋や作業場から芝居小屋,湯屋等の中の様子がわかり,道には,町人,職人,商人,侍など様々な人々が行き交っている。屏風の中には何百人という人々がいて,一人ずつの目,鼻,口,眉がきちんと描かれ,異なる服装をしている。一人一人に物語があるようである。

 全体から,生活にあくせくというより,享楽的な雰囲気が感じられる。のんびりと日常を楽しんでいる様子がうかがわれる。江戸城の天守閣があり,明暦の大火前の光景であることがわかる。家康の入府以来の50年ほどの間に江戸では,落ち着いた成熟した文化ができあがっていたらしい。

9月6日(木)
 朝,テニスの全米オープンの錦織選手はどうなったかを知ろうと4時半に起きた。北海道で午前3時過ぎに震度6強の地震があったとのこと。いつものことであるが,地震後の数時間は,どのような被害があったのかわからない。しかし,比較的早く厚真町の空撮映像で何カ所も崖崩れが起きているのがわかった。

 夜,NHKを観ると「ニュース7」の鈴木奈穂子キャスターが登場。鈴木キャスターが出ている時に地震が起きたことがこれまで何回かあった。落ちついた見事な対応ぶりにはいつも驚かされた。今回は,アナウンス能力ばかりでなく自分で考えて地元の人々にインタビューできることを示した。災害対応の貴重な人材である。今後も災害が予想されるわけであるからNHKは大事にしたほうがよい。


2018年9月 2日 (日)

週間日誌2018-09-02(東京都,女性専用車,ダイエット)

9月2日(日)
 アジア大会の女子ホッケーで「さくらジャパン」が初優勝。女子のサッカーやバレーボールとは違って注目されることは少ないが,うれしいだろうと思う。

 テニス全米オープンの3回戦で大坂なおみ選手は,対戦相手に1ゲームも与えず完勝した。2回戦から22ゲーム連取している。強いのだが,メンタル面もこのままいってほしい。

8月29日(水)
 NHK『ガッテン!』の「マイナス3%の奇跡!」は,衝撃的だった。最初にメタボリック症候群判定を受けたら脂肪肝の脂肪を落とさなければならないことが説明され,最小限の努力で効果が期待できるダイエット法「3%ダイエット」が紹介された。急激なダイエットはリバウンドを招きやすいので,体重の3%を減らすことを目標にする。体重80キロなら2.4キロである。一日50グラムの減量を約二か月続ければよい。

 体重50グラムは,ほぼ300kcalなので,その分を食べる量か運動で減らす。番組では100kcalに相当する食事,例えば,バタートースト1/2,鳥の唐揚げ1個など24種の減食例,ウォーキング,掃除などの20種の運動をカードの形で提示した。これらの中から3つを選んで実行すれば一日300kcal消費,すなわち50グラム減量という目標が達成されるとのこと。

 元は,日立の「はらすまダイエット」らしい。この方法は,小分けして選択肢が多いことと簡単そうなことが利点であるが,長期間継続という難問がある。

8月28日(火)
Shintetsu  二泊三日で神戸に泊まっている。たまたま,先週の台風で線路の路盤流出の被害を受けた神戸電鉄に乗った。乗ったのは女性専用車の隣の車両だが,女性専用車に乗っているのは女性ばかりである。関西では関東と違い,女性専用車は編成の中程にあり,終日設定され,男はほとんど乗ってこない。

 15年ほど前に,梅田駅で阪急宝塚線に乗って腰掛けたその途端に,となりの中年女性から,「これは女性専用車ですよ」と言われ,そそくさと降りた記憶がある。以来,気をつけるようになった。

 関西と関東との女性専用車のルールの違いとしかみなさない人もいるが,他の例もあり,電車の乗車について,関西は関東よりずっと文化度が高い。無数のおばさんたちが,鈍感な男どもに注意をし続けて達成,維持されていると考えられる。

8月27日(月)
 東京都が,「首都大学東京」の大学名を「東京都立大学」に戻すことにしたのは結構なことである。どうして,みな「首都大学東京」という面妖な大学名を許したのだろうかと思う。悪意まで感じられるネーミングだった。一人の専横のために大勢が迷惑した。

 東京都交通局は,昨年2017年に,「都電荒川線」の愛称を「東京さくらトラム」としたと発表した。幸いこんなことは誰も知らないが,かつての「国電」に代わる愛称「E電」のようにさっさと自然消滅するとよい。


2018年8月26日 (日)

週間日誌2018-08-26(パワートライ,校歌,テレビドラマ,電力)

8月26日(日)
 これでもかこれでもかと暑い日が続く。こうした時に気になるのは,電力供給と水道である。特に電力は,東日本大震災後の逼迫状況を覚えているだけに,大丈夫かと気になった。東京電力の最大電力量の実績をみると,最大使用率が90%を越えたのは,8月では,2日,3日,22日,24日の4日で,最大は92%だった。関西電力は,多少余裕がある。逼迫しないのは,太陽光発電と節電のためらしい。

 関東地方の利根川の貯水量は,一時危うくなりかけたが,台風などのおかげで今は,平年値に近づいている。今年は,この暑さの中で電力や水の使用に制限があったら大変だった。

8月25日(土)
 ハズキルーペのコマーシャルが次第に鼻につくようになった。

8月22日(水)
 今期,観はじめたテレビドラマは,『義母と娘のブルース』(TBS),『高嶺の花』(日本テレビ),『ハゲタカ』(テレビ朝日),『グッド・ドクター』(フジテレビ),『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ)だったが,残ったのは『義母と娘のブルース』と『グッド・ドクター』である。『義母と娘のブルース』の視聴率は15%となり,2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』の推移に似ていると言われている。
 よくわからないが,今の日本人は,優秀だがコミュニケーションに難がある人間味の薄いロボットのような登場人物が,感情をあふれさせるという展開のドラマに弱いということか。

8月21日(火)
 高校野球の決勝は,大阪桐蔭高校が金足農業高校を13-2で下し優勝した。100回を迎えたこの高校野球大会には,勝利至上主義から派生する様々な問題があるが,今年は,試合中の球場での弱いほうへの極端なひいきが顕著で,真昼の炎天下,高温の野球場における試合の強行にも疑問がもたれた。

 ただ,準優勝の秋田県立金足農業高等学校は,公立,農業高校,九人野球といった異色のチームだった。特に印象深かったのは,校歌斉唱である。昭和3年創立というだけあって「やがて 来む 文化の黎明(あさけ) この道に われら拓かむ」という歌いがいのある古めかしい歌詞であるのも印象に残り,全員が独特のリズムで上半身を仰け反らせて大声で叫び歌う姿は素晴らしかった。

8月20日(月)
 ラグビーの得点は,トライ5点,トライ後のゴールキックが入れば2点,ペナルティキックが入れば3点である。終盤で15点リードしているとほぼ安心だった。再放送で観た「ワールドシリーズラグビー」の日本のパナソニックとオーストラリアのフォースの試合では,今後採用されるかもしれない新しいルールをいくつか試みていた。その一つがパワートライというものだった。自陣22メートルラインの内から継続し,トライをとれば7点で,ゴールキックを入れれば9点となる。確かに最後の攻防は面白くなるのかもしれないが,力の格差のある場合の得点差はますます大きくなるわけだ。


2018年8月19日 (日)

週間日誌2018-08-19(『オーシャンズ8』,『ギケイキ2』,天気)

8月19日(日)
 この三日ほどは,秋の空で湿度が低く,気持ちのよい日が続く。近くの墓地の中を歩いていたらとんぼが飛んでいた。あっという間に大気を入れ替える地球というか自然の力をあらためて知る。容赦ない蒸し暑い日々の間に,涼しい日を挟んでくれるといいのだが,そうした配慮は一切無い。

8月17日(金)
Gikeiki2  町田康『ギケイキ2:奈落への飛翔』(河出書房新社,2018)を読んだ。『ギケイキ : 千年の流転』(河出書房新社,2016)は,鞍馬から奥州に下り,再び京都に登って鬼一法眼から兵法書『六韜』を盗み出し,弁慶と出会うところまで。弁慶の暴れ方がすさまじかった。今回は,頼朝に会ってから,都落ちをし,吉野に逃れるまで。

 全体は,『義経記』に沿っている。実は,『義経記』は,義仲との戦い,一の谷から壇ノ浦までの平家を滅亡させる義経の最も華々しい時期については,ほとんど触れないという奇妙なことをしているが,それに忠実である。ただ,町田康の『ギケイキ』は『義経記』のエピソードを膨らませて自由に脚色している。義経の一人称で語られるが,その義経は,どうやら現代にいて過去を語っているらしい。

 堀川夜討の際,義経の館に土佐坊昌俊の軍勢が押し寄せたとき,家来はみな自分の宿所に帰っていた。わずかに喜三太という若者がいて,まず一人で応戦する,支度が出来た義経は,喜三太に櫓に登って,家来を呼び集めるよう命じる。

  喜三太『諒解っす。「レジ応援お願いします」ってやつですね』

  義経『違うけどそうだ』

といった文体と調子で全編が貫かれている。軽薄で勝手なことをしているようにみえるが,昔の人々は,今の時代劇の登場人物たちのような口調でしゃべっていたわけではない。つまり,全くわからないのだから,どのようにしゃべらせてもいいわけである。そこに,現代の感覚の用語をちりばめるのだから,抵抗を覚えつつTも,まあそんなものだろうと思ってしまう。一方では,弁慶の魔力,起請文の効力など,当時の人々の心情を推し量っている面も強い。というわけで,愉しく読める傑作である。

8月16日(木)
 「阿波踊り」をめぐる異常事態の詳細がよくわからない。新聞もテレビも表面的な報道に終始していて,これまでのいきさつや背景には踏み込まない。『週刊現代』の記事といくつかのブログでどろどろしたところが多少わかった。

8月13日(月)
 映画『オーシャンズ8』の冒頭で,刑務所を出たサンドラ・ブロックは,わずかな金しか持っていない。しかし,まず,高級専門店で,高い服を詐取し,高級ホテルでフロントを騙して部屋を確保してたちまちセレブらしき姿に変貌してしまう。本当は,いくつも無理があることはあるのだが,あまりに手際が良いので,納得してしまった。


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