2018年2月18日 (日)

週間日誌2018-02-18

2月18日(日)
Eiga100  『スリー・ビルボード』(Three Billboards Outside Ebbing, Missouri,マーティン・マクドナー監督,2017)は,町山智浩氏の解説を読まないとよく理解できない映画と言われている。その町山智浩氏の『今のアメリカがわかる映画100本』(サイゾー,2017. 350p.)は,2005年から2017年までの米国映画100本を取り上げ,3ページで紹介している。この中で観たのは16本しかない。これらの映画を背後にある,貧困,人種差別,移民,ヒルビリー,環境汚染,同性愛,DV,ドラッグ,盗聴,巨大企業のエゴイズム,警察の腐敗などを説明し,さらには,米国では,福音派プロテスタントとカトリックが半分を占めていることが様々に影響していることを教えてくれる。

2月16日(金)
 文楽公演『心中宵庚申』を観る。近松門左衛門の最後の心中物とのこと。
 庚申(かのえさる)の日の夜に、私たちの体の中にいるサンシチュウという虫が、天帝にその人の悪事を告げにいくと考えられていました。それを防ぐために、夜通し起きて勤行したりお喋りして過ごしたりするのが宵庚申。その宵庚申に,大坂の八百屋の夫婦が心中した。夫婦が心中するのはおかしなことであるが,浜松の武家から養子にきた夫とその妻に,ヒステリックな姑が自分の甥に店を継がせようと無理難題を吹きかけ,義理を立てるには心中しなければならなくなる。この姑の言うことすることが,実に憎たらしい。

2月15日(木)
 冬季オリンピックのカーリング女子の第二戦はデンマークが相手。デンマークチームは,30歳代の姉妹がサードとスキップ,若き日のリース・ウィザースプーンとレニー・ゼルウィガーに似た18歳二人からなっている。若い二人は,叱られることも多かろうと予想した。日本は,先取点を挙げるが,逆転され,暗雲が漂い始めた。ストーンを投げる時のミスも続いた。ところが,デンマークのベテランのスキップが,失投を繰り返し,結局,日本は楽に加点し,第9エンド後にコンシードとなった。

2月13日(火)
 大学教員にとっては,逃れることのできない仕事が入試の監督である。この数十年の内に多くの大学では入試監督の手順は,マニュアル化され,精緻かつ標準的になっている。さらに,受験生への配慮は格段に改善されている。それに伴い,監督者の行動は制約されるようになっている。しかし,これも最後。

2月12日(月)
 その店の存在は知っていたが,敷居が高くて入ったことはなかった。昨年の夏に,外にかき氷の掲示が出ていたので,入って食べてみたところ,高価であったが,絶品だったので,何回か行った。かき氷が終わっても,週一回は行って,シュークリームを食べるようになっていた。まもなく閉店という噂をきき,ウェブページをみたところ,以下のような報せが,何と1年も前に出ていた。
Chocolatchic2_2


2018年2月11日 (日)

週間日誌2018-02-11

2月10日(土)
 冬季オリンピックが始まった。開会式では,気温が低く,入場行進に参加した日本の選手は1/4程度だったとのこと。東京オリンピックの開会式は,7月24日の予定。午後8時からだから,かんかん照りではないが,さぞ暑いことだろう。日本の選手は,入場行進に出ないわけにはいかない。気の毒に。

2月8日(木)
 映画やテレビドラマを観るためにフールー(Hulu)に加入している。昨年5月からフールーの外部ディスプレイ接続の仕様が変わり,デジタルのケーブルでないと視聴できなくなった。PCとディスプレイをRS-232Cケーブル D-Subで接続しても映らない。
 今,使っているパソコンは,超小型で,D-Subの他には,デジタルのディスプレイポート,HDMIしかついていない。一方,主ディスプレイには,D-Sub, DVI,HDMIがついている。二つ目の小型ディスプレイには,D-Sub,DVIしかない。そこで,主ディスプレイとはHDMI,副ディスプレイとはD-Subで接続していた。

Cables

 主ディスプレイはデジタルなので,フールーの視聴には問題ないと思っていた。しかし映らず,これではだめと警告が出る。仕方がないので,別のノートパソコンでフールーを観ていたが,これでは,面倒,PCで観たい。

 副ディスプレイの電源を落として,主ディスプレイだけにしてみたが,これでも映らない。もしやと思って,副ディスプレイのケーブルをPCから外して試してみた。そうすると,主ディスプレイで,フールーの映画を視聴できた。フールーは,PCのディスプレイポートの接続状況を全部調べ,アナログポートが使われていると映さないようになっていたのである。

 調べてみると,ディスプレイポートとDVIの変換アダプタが販売されていた。これを購入してきて,小型ディスプレイとPCを接続すると,問題は解決した。

2月7日(水)
 机の中を片づけていたら,3Dの映画用のめがねが出てきた。今,上映されている映画の中で3D版があるのは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』くらいだろう。少なくとも日本では3Dは,標準になることはなく,一過性で終わりそうだ。

2月5日(月)
 レンタルしてきた『細雪』(市川崑,1983)を久しぶりに観た。冒頭の場面で,嵯峨野に皆で花見にきて休憩している時,雪子(吉永小百合)の菓子の食べ方に貞之助(石坂浩二)が感心する。雪子は,箸の先の菓子の小片を上下の唇に触らないよう,おちょぼ口にして,口の真ん中に持っていく。手が込んでいて,きれいに見える。何度も見合いをして,最後に華族の東谷(江本孟紀)と結婚することになり,姉二人(岸惠子,佐久間良子)は,「雪子ちゃん,粘りやはったなあ」と述懐する。雪子は,自分の意思をあまり明らかにしないが,たとえ義理が有り,釣り合いがよくても意に染まない見合い相手と結婚する気は全くなかったのだった。妙子(古手川祐子)のように自分の我を出したがる性格は,理解されやすいが類型的である。その点,雪子は,一見弱々しいがしぶといというユニークな性格である。


2018年2月 4日 (日)

週間日誌2018-02-04

2月4日(日)
 『COURRiER』の特集は,「ダイエットはオワコンなのか」。「『ダイエット』ダイエットはもはや時代遅れ。どんな体も認められるべきで,身体を変えることは現実逃避である」とのこと。心強い。

 カーリング日本選手権決勝。これに優勝すると3月31日からの世界選手権の日本代表となる。男子は,はじめて存在を知ったteam IWAIが本命のチーム北海道を下した。2014年結成のチームでセカンドとフォースは10代。
女子は,中部電力が負け,北海道銀行と富士急となり,富士急が勝った。富士急のリードは高校生。こちらも急造チーム。3対3の同点で最終エンド,北海道銀行が後攻,小笠原選手の最後の一投が中央にくれば北海道銀行の勝ちだったが,前のストーンに当たり,No.1とならなかった。直ぐに富士急が勝ったと思ったが,両者がしばらく動かず,富士急チームが喜んだのはその後だった。いったいなんだったのか気になる。

2月3日(土)
 NHK-BS1「キャッチ!世界のトップニュース」のニューヨーク在住で日本語が達者なマイケル・マカティアさんのコーナー@NYCで取り上げられたのは,トランプ大統領の一般教書演説の時,メラニア夫人が着てきた白い服だった。民主党のほとんどの議員は#MeTooの黒い服だった。メラニア夫人は,トランプ氏とダボスに行かなかった上,しきたりに反して別々の車で議会に来た。マカティアさんが,彼女の白い服は何を意味しているのかをニューヨーカー数人に尋ねて回るのであるが,それぞれが別の理由をあげて,結局,謎のままで終わった。

2月2日(金)
 小田嶋隆氏のツイート。
Odajima01
 この件は,テレビ(NHKを含む)と週刊誌の劣化度判定機となった。

1月31日(水)
 喫茶店で本を読んでいたら隣のテーブルに,30歳くらいの会社勤めらしい女性二人が座った。他の一人と三人で,近々,ハワイに行くらしい。普通のガイドブックを見て話している。
「そういえば,部屋にWifiがないんだって。どうしよう。日本から借りていけばいいね。Wifiがあれば,調べるのだってできるからさ。昔はよくこれだけで行ったよね」
 おっしゃる通り,昔はガイドブックしかなく,それで満足していた。しかし,そうした時代に海外に行っていたということなら,この人達は40歳代後半か


2018年1月28日 (日)

週間日誌2018-01-28

1月28日(日)
 大相撲春場所,優勝した栃ノ心関は,初日から千秋楽まで強かった。横綱鶴竜関は,10日目までは盤石だったが,11日以後は極端に弱くなった。大関高安関は,3日目までは勝っていたが,その後,ぐだぐだしたが8日目からは強くなり全勝。逸ノ城関も,5日目までは1勝しかできなかったのに,それ以後は無類の強さだった。要するに15日間強さを発揮できなくなっている。

1月27日(土)
 母校が選抜高校野球大会に出場することになった。話題性が乏しいのか,特に取り上げるテレビや新聞がなかったが,どういうわけか読売新聞だけが大きく紙面を割いていた。甲子園に行くかどうか迷うところである。

1月25日(木)
 ラグビーワールドカップ2019日本大会公式マスコットマスコットは獅子をイメージし、親の「レン」、子の「ジー」で,あわせて「レンジー」だそうだ。名前はともかく,洗練された感じがなく,がっかり。

1月24日(水)
Hodou  今週初めて散歩。銀杏並木の歩道には,細かい石の間に落葉した銀杏が入り込み,黄色く汚れた状態になっていた。これが今回の大雪で洗い流されることを期待していたが,積雪しても全く効果はなかった。

1月23日(火)
 2018年の直木賞候補作だった彩瀬まる『くちなし』(文藝春秋,2017,215p.)の表題作は,男から腕をとりはずしてもらい,その腕とともに暮らすというファンタジーである。たまたま同時に読んだ乗代雄介『本物の読書家』(講談社,2017,218p.)には,川端康成とサリンジャーが出てくる。主人公と常磐線のボックス席に乗り合わせたメフィストフェレスのような大阪弁の三十男が,ことごとく先回りした会話を吹きかけてくるのだが,その中で川端康成の『片腕』が出てきた。『片腕』は,「女の片腕を取り外して家に持ち帰」るとんでもない小説である。おそらく読んだことがあるはずだが全く忘れていて,図書館で読み返した。

1月22日(月)
Koteiyuki  午後から雪との予報で,外に出くなかったが,大学で打ち合わせが一つと午後4時半から試験の予定があった。これまでの経験からみて,大学は,午後あるいは夕方の授業を休講にするものと思っていた。試験の代わりのレポートの課題を用意していたが,一向に報せはなく,ウェブサイトでの発表もないので,昼過ぎに出かけるしかなかった。地下鉄は平常だったが,着いたキャンパスの芝生や木々には雪が積もり始めていた,見る間に降る雪の量は増えていった。やがて,休講にならないことがわかった。大学では,この時期には期末の行事が立て込んでいるので,休講を避けたのだろう。しかし,雪はますます勢いをました。試験には,欠席した学生はいなかった。帰りには,渋谷駅の地下で乗り換えなければならない。各駅で時間調整をする副都心線を途中で諦め,別の経路を通って帰ったが,渋谷駅は,かなり混雑していたようだ。


2018年1月21日 (日)

週間日誌2018-01-21

1月20日(土)
 テニスの全豪で世界ランク72位大坂なおみ選手は,オーストラリアの17位バーティ選手に圧勝した。実況は観ることができなかったが,録画を観た。大坂選手には190キロのスピードのサービスがあり,これが入ると相手は苦しい。試合後のインタビューで今の気持ちを尋ねられて,独特のしゃべり方で「そうですね。本当に幸せだけど,ごめんなさい」とオーストラリアで地元の選手を倒したことに,観客に謝罪した。すると,コートを埋めたオーストラリア人観客からの称賛の拍手が約7秒間,鳴りやまず,インタビューは一時中断したとのこと。強打だけでなく,発言にも才能とオーラがあると言われているらしい。「この大会に優勝しに来た。まだ止まるわけにはいかない」という大胆な発言もしているのであるが。

1月19日(金)
Himitsu  ケイト・モートンの『秘密』(Secret Keeper, Morton, Kate,青木純子訳,東京創元社,2013. 上下)を読み終えた。出版されてすぐ買ったが。最初のところで中断していた。『このミステリーがすごい! 2015』の「海外編」では2位だった。昨年,『湖畔荘』が出たので,まず前作を読んでおこうと思った。今,すなわち2011年に,英国の大女優となったローレルは,子供の頃(1961年)に母が家に訪れてきた男を刺殺するのを目撃した。正当防衛と見なされ母は罪に問われなかった。死期の迫る母に会いに行ったローレルは,その事件が起きたのか謎を解き明かそうとする。1941年にドイツの空爆下にあるロンドンで起きた出来事を突き止める。

 上巻を読み終わって,結末というか,主人公がどうなるのか,性格や行動の描写の具合から予想がついた。下巻は,それを確かめるために読んだようなものであるが,予想に間違いなかった。難易度が低かったのかもしれない。

1月17日(水)
 山手線内回りの巣鴨あたり,座っていて,ふと前に立っている詰襟学生服の男子高校生が,カバーもつけず新潮文庫『青い山脈』を読んでいた。タイムスリップしてしまったか。

1月16日(火)
 福岡に行った。時々かすれる印刷の不安定なプリンターで,航空会社のチケットを印刷して羽田空港に持っていった。ところが手荷物検査場ではQRコードをなかなか読み取ることができず,何回もやり直してどうにか通過した。搭乗口でも同じで,通るまでに時間がかかった。後ろに並んだ人々の怒りの感情の波をひしひしと感じた。

1月14日(日)
 大相撲初場所初日。相撲ファンの多くは,白鵬関のかちあげも張り手も,勝った時に念をいれる仕草も,賞金の受け取り方などに不満を持っているだろうが,この10年にわたって大相撲を支えてきたことに対し大きな敬意を払っていることは確かだろう。


2018年1月14日 (日)

週間日誌2018-01-14

1月14日(日)
 大相撲初場所初日。相撲ファンの多くが,白鵬関のかちあげも張り手も,勝った時に念をいれる仕草も,賞金の受け取り方などに不満を持っているだろうが,この10年にわたって大相撲を支えてきたことに対し大きな敬意を払っていることは確かだろう。

1月13日(土)
Ibuki201801
 京都までの新幹線から雪をかぶった伊吹山が見えた。
 用事をすませたあと建仁寺に行く。寒い中,時々,外国人十人ほどの団体が通る。客のいない両足院で若冲の「雪梅雄鶏図」を間近に観る。歩いて八坂の塔の通りの「アラビカ京都」に行くが,若者で混み合っているので入れない。一方,一之船入にある喫茶店では,60歳代のおばあさん三人が大声でどこの羽二重餅がおいしいなどとしゃべっている。まもなく,別のおばあさんの組がやってきた。

1月10日(水)
 前を歩いていた女子学生に向こうから来た知り合いらしい女子学生が,左手を前面で小さく振りながら「あけおめ」と言った。本当に「あけおめ」が話し言葉で使われているとは思わなかった。

1月8日(月)
 国立能楽堂で「萬狂言新春特別公演」を観る。野村万蔵家の正月行事であるが野村萬翁の米寿記念でもある。

「三番叟 式一番之伝」は,50分であるが88歳の人間国宝野村萬が長く難しい舞を舞った。

狂言「蝸牛 替之型」は,兄から長寿の薬になるというカタツムリを探すようにいわれた弟が,竹やぶに寝ている山伏をカタツムリと思い込む。野村又三郎が山伏,14歳の奥津健一郎が弟を初々しく演じた。

新作狂言「信長占い 一管」は磯田道史作の新作狂言であるが,いろいろ詰め込んだ上にのんびりししたところがく,理に落ち,もう観たくない作品。

狂言「若菜 立合小舞・新作下リ端」は,八瀬大原へ同朋の海阿弥(野村萬)を連れて小鳥を狙いに出た大果報者(野村万蔵)が,大原女の一行に出会い,酒宴となり,それぞれ芸をみせる。大原女は9人もいて,和泉流総出で米寿を祝う趣向。


2018年1月 7日 (日)

週間日誌2018-01-07

1月6日(土)
Ndlonline  国立国会図書館のNDL-OPACは昨年末に終了し,1月5日から新しく「国立国会図書館オンライン」の提供が始まった。NDL-OPACのこれまでのURLでは,NDL-ONLINEという新しい?検索システムにつながる。ところが,もう一つ,国立国会図書館の書誌データ提供サービスNDL-Bibがあって,これは,ほぼ以前のNDL-OPACと同じである。全体の構成がわかりにくいが,とりあえずは,NDL-Bibを使おう。

1月5日(金)
 年末から快晴の日々が続いてきたが,一転,曇り空で寒い。信濃町駅前の歩道橋上には,テレビで放映されたためか『君の名は。』の聖地巡礼者たちがいた。

1月3日(水)
 逆転はあっても,極めて単調だった箱根駅伝2018。日本テレビの感動を押しつけようとするマンネリのアナウンスがますます空虚に聞こえた。

1月2日(火)
 NHKEテレの正月歌舞伎座中継。高麗屋三代襲名披露公演の中の『寺子屋』の中で松王丸(松本白鸚)に首実検される子供に#市川猿之助が扮し,「リハビリしたんだ」と元気に言う場面の録画中継をわざわざ見せてくれた。両手とも使えるように見えたが,もう支障はないのだろうか。

1月1日(月)
 昨年の年賀状でをやめると伝えて,今年は出さなかった。おそらく,ほとんど年賀状はこないだろうと思っていたが,意外に多くの年賀状が来た。「構わずに出します。返事はいりません」と書かれていた十数通はいいが,もしかすると,昨年の年賀状の文面を読んだくれなかったのかと心配になった。


2017年12月31日 (日)

週間日誌2017-12-31

12月31日(日)
 今年読んでよかった小説とエッセイ

『白村江』 荒山徹 PHP研究所 2017 
 白村江の敗戦は計画的だったと主張。高句麗,新羅,百済と日本の関係がよくわかった。

『エセルドレダ女学院の殺人』 Berry, Julie 創元推理文庫 2017
 英国の小さな村にある生徒7人の学校の校長とその弟が殺されるが,生徒達はどうしたか。

『コードネーム・ヴェリティ』Wein, Elizabeth 創元推理文庫 2017
第二次大戦中の英国,工作員と操縦士となった若い女性二人の友情。結末に不満あり。また,これは,ジュブナイルなのか。

Kaika 『開化鐵道探偵』 山本巧次 東京創元社 2017
『阪堺電車177号の追憶』 山本巧次 ハヤカワ文庫JA 2017
 ミステリ仕立てであるが,鉄道への愛情がよくわかる具体的で詳細な記述。後味もよい。

『永遠(とわ)に残るは』 Archer, Jeffrey 新潮文庫 2017
 クリフトン年代記の第7部,完結篇。 エマ,ハリーの死,ジャイルズの弔辞。出来事を語るだけになってしまっているが,面白い。毎回,忘れている前篇を読まなければならなかった。壺の運命が強烈だった。

『紙片は告発する』 Devine, Dominic 創元推理文庫
 スコットランドの町役場の女性書記官が主人公。

『黒い睡蓮』 Bussi, Michel 集英社文庫 2017
 モネの睡蓮の池のあるジヴェルニーでの事件。あまり注意深くなかったので,完全に騙されてしまった。

 エッセイでは,調子が元に戻った内田洋子『対岸のヴェネツィア』(集英社,2017)がヴェネツイアの底知れない側面を教えてくれた。他に,桐竹勘十郎『一日に一字学べば…』(コミニケ出版,2017),町山智浩『映画と本の意外な関係!』(集英社インターナショナル,2017)

12月30日(土)

 今年1年の間に,映画館で観た映画は,25本。昨年は,30本だった。3月に入院していた影響もある。良かったのは次の6本(鑑賞順)。

『おとなの事情』(Perfetti sconosciuti,2016,パオロ・ジェノヴェーゼ,イタリア) 何組かの夫婦が集まっての会食中,携帯電話で遊ぼうとしたが,次第に深刻な事実が明らかになり,夫婦の間にひびが入っていく。

『パターソン』(Paterson,2016,ジム・ジャームッシュ,米国) 詩人で市バスの運転手の日常生活。どのように詩作をするのかがわかる。最後に日本人の詩人が登場。

『女神の見えざる手』(Miss Slone,2016,ジョン・マッデン,米国) ワシントンの女性ロビイストジェシカ・チャステインが行う銃規制法のロビー活動のすさまじさとその信念。

『婚約者の友人』(Frantz,2016,フランソワ・オゾン,フランス,ドイツ) フランス映画。第一次大戦後のドイツ,一人息子を失った夫婦と婚約者のもとにパリから息子の友人という男がやってきて,息子のかわりのようになっていく。

『人生はシネマティック!』(Their Finest,2016 ロネ・シェルフィグ,英国) 脚本家の卵ジェマ・アータートンが第二次大戦中にダンケルクでの民間の船の活躍を描いた戦意高揚映画のシナリオを書いていく。

『否定と肯定』(Denial,2017,ミック・ジャクソン,英国/米国) 米国の史学教授レイチェル・ワイズがホロコーストを否定する英国歴史家から訴えられ,英国の法廷で争わなければならなくなる。

 昨年に公開された『世界一キライなあなたに』(Me befor you,2016,テア・シャーロック,米国)。 脊髄損傷を負った男を介護する「可能性を感じさせる女」であるエミリア・クラークがよく,もう一方では尊厳死を扱っている。

 女性が主演の映画ばかり。

 がっかりした大作は,『ラ・ラ・ランド』,『ダンケルク』,『オリエント急行殺人事件』。

12月28日(木)
 温泉に行き,三回入浴。嬉しいことに他に入浴客無し。

12月26日(火)
 東京で最も古い地下鉄銀座線は,浅いところを走っているので,地表に出るまでにそれほど苦労しないが,遅くにできた大江戸線のホームは深いところにある。大江戸線の青山一丁目駅のホームに行くまでは,地表から三基のエレベータを乗り継いで行く。11月の中頃からだったか,これら全てを新しい籠と入れ替える工事が始まった。地下鉄の営業中は,係員が常駐し,エレベータがなくて困って居る人を支援するという丁寧さである。

 この工事がようやく終わり,今日,新しいのが動いていた。もちろん大きさが変わるわけではないが,ボタンが大きくなるなど確かに現代化していた。大江戸線全線開通は2000年だった。エレベータは,17年で老朽化するようだ。

12月25日(月)
 年賀状をほぼやめてしまったので,12月を平穏に過ごすことができた。windows10の最新の更新の後,ソコンとプリンタの接続が不安定となった。ドライバーを入れ替えたり,有線設定を変えたり,接続ポートを変えたりすると時々,回復するが,再起動するとまた印刷できなくなる。年賀状の宛名印刷をしていたらストレスが溜まったことだろう。


2017年12月24日 (日)

週間日誌2017-12-24

12月23日(土)
Chichibunomiya2017  ラグビーの大学選手権の準決勝の慶大対大東文化大学戦を秩父宮ラグビー場で観戦。12時過ぎからの試合で,まだ陽の当たらないバックスタンドは,かなり混んでいた。座ったところの周囲は,大東大を応援する人たちでスクラムの度に「押せ押せだいとう」と叫ぶ。慶大はスクラムが圧倒的に劣勢で,序盤に認定トライをとられ,スクラムの反則でシンビンとなる選手が出たときには,一方的な試合になるのかと思った。前半の前半に3トライを取られたが,それ以後は,連続4トライを挙げて逆転。大東大学有利という一般の声だったが,ラグビーの老舗掲示板では,逆の予想が多かったことになるほどという気持ちになりかかった。しかし,スクラムを毎回押されていては,勝てない。再逆転され,追いつけず終了した。またもや準決勝に進めず,「危険なチーム」でシーズンを終えた。

 

12月22日(金)
 冬至で東京の日の出時刻は6時47分であるが6時前に起きて,海外ニュースを観る。国連総会でエルサレムの地位の変更は無効だとする決議が賛成多数で採択されたこと,スペインのカタルニア議会選挙で独立派優勢を知る。普段は背後で行われているのであろう恫喝が堂々と前面に出てきたのだから,トランプ大統領ばかりでなくヘイリー国連大使の無神経さには恐れ入る。スペインのラホイ首相は州議会を強制的に解散して議会選挙を行ったが,投票率が8割を超えるなかで,独立派が勝利してしまい,独立派を勢いづかせる結果になったのは皮肉である。

 

12月21日(木)
Doudanntutuji  東京には銀杏は多いが,紅葉は少ないような気がする。近くに桜並木があり,桜の間に躑躅が植えられているが,これが「灯台躑躅(どうだんつつじ)」で,12月になって紅葉したが見る人は少ない。

 

12月19日(火)
 三田通りに開店したスーパー「マルエツ」に入った。ここには,少し前まで24時間スーパーがあったのだが,閉店した。驚いたことに,内装は刷新されてはいたが,肉,生鮮食料品から乾物まで扱う点ばかりでなく,店内のレイアウトも旧店舗とほぼ同じだった。途切れず客が入っている。前有った店が閉店にいたったのは,立地でもなく,客層の変化でもなく,付近に小スーパーが乱立したためでもないことがよくわかった。では,何故前の店は営業を続けられなくなったのか,気になる。

 

12月18日(月)
 読んでいる小説に出てきた三浦洸一の歌う「踊子」をユーチューブで聞く。「天城峠で会った日に」で,高くフラットに「天城峠」を発音し,「おうた日に」と歌う。さらに,「次の動画」から夜のヒットスタジオで歌う久保田早紀「異邦人 (シルクロードのテーマ) 」なども。小坂恭子「思い出まくら」の再生回数400万回,西島三重子「池上線」600万回。石川ひとみ「まちぶせ」700万回。ある時期に生まれたロングヒットがどのようなタイプの曲かがよくわかる。


2017年12月17日 (日)

週間日誌2017-12-17

12月17日(日)
 軽井沢国際カーリング選手権大会2017の最終日。男子決勝戦は先に行われ,SC軽井沢が優勝。女子のLS北見は,スウェーデン,スイスを連破し,決勝では中部電力と3時過ぎから対戦した。BD朝日でカーリング中継があるので,観たら既に終わった男子の試合を録画で放送していた。
 あるブログ(「ばうわーっの思いつき 」)にこう書かれていた。

Blogcurling_2
 全く同感である。

12月16日(土)
 全国大学ラグビー選手権大会の三回戦で慶應は,101-12で勝った。二試合続けて100点を超えたが,このようなことは,この50年間はなかった。これまでは,力がなかったのか,それとも相手から100点も取るのは失礼と考えていたのか。

12月15日(金)
 TOHOシネマズで,ゴールデングローブ賞候補作『シェイプ・オブ・ウォーター』,『スリー・ビルボード』,それに中江和仁監督『嘘を愛する女』と武正晴監督の『嘘八百』の予告篇を観た。『シェイプ・オブ・ウォーター』は,秀作らしいことはわかるが,観るには迷うところがある。『スリー・ビルボード』は,フランシス・マクドーマンド主演なので,長澤まさみの「えっ」という顔がとてもよい『嘘を愛する女』とともに観ようと思う。『嘘八百』は中井貴一と佐々木蔵之介であるが,ややリスキーである。

12月14日(木)
Dcl2017  朝早くJスポーツを観ていたら,ドローンチャンピオンズリーグ(DCL:Drone Champions League)の最終戦を放送していた。門のような障害物を配置したコースを設定し,二人の競技者が椅子に座り,自分のドローンに付けられたカメラの映像をゴーグルで見て手元のコントローラで操縦し,レースを行うというものである。今年は,パリのシャンゼリゼ通り,万里の長城,ベルリン駅など世界の6カ所にコースを設定してレースを行った。F1レースのような運営方法で,4人ひと組のチームで競っているが,英国やドイツが中心で日本チームはない。しかし,そのうちに日本チームも参戦し,日本でもレースが行われるかもしれない。京都駅や名古屋の地下街などはどうだろうか。最終戦のベルリン駅は,暗くて,ドローンは時速140キロでよく見ることができず,しかもスタート後にあっという間に壁などに激突してクラッシュするので,全く面白くなかった。興行とするには,かなり改善が必要だ。

12月11日(月)
 近くの地下鉄駅でホームドアの工事が行われていたのだが,運用が始まっていた。昨年,盲導犬を連れていた男性がホームから転落し電車にひかれて死亡した事故があったのでホームドアがつくことになった。ホームドア設置の際の問題は,車両の出入り口の位置が一定かどうか,ホームが機器を置いた時の加重に耐えられるかであるが,両方ともクリアしたらしい。


«週間日誌2017-12-10